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最新の話題 2010年08月【陸域】

ハマボウ

 ハマボウは河口に生える塩水と淡水の交じる汽水域を好む植物。和歌山県のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されている稀少な植物だ。その花は薄い黄色で淡いパステル調の色彩は何とも言えず美しい。ハイビスカスの仲間と言うのがその姿からも伺い知る事ができる。隣町の那智勝浦町太田川では自生地があり、保護されている。ところが河口でもなく小さな川も流れていないこの串本海中公園の敷地内にこのハマボウがある。当然これは人工的に植えたものであるが、河口でもなくしかも荒々しい海岸のどちらかといえば乾燥した場所に、何本ものハマボウが映えている光景は植物に詳しい人にとってはちょっと異様であるらしい。しかもどの木も見上げるほど大きく、しかも勢いが良い。当然花もたくさんつける。本来の自生地である汽水域の環境は彼らには不要なのか?ちょっととまどってしまう。

 色や形は沖縄で見かけるユウナの花に似る。それもそのはず彼らはとても近い親戚。ユウナは和名をオオハマボウ。ハマボウより大きくなるのが特徴だ。でも見た目には極めてよく似ている。違うのは耐寒性。ハマボウはオオハマボウよりも寒さに強い植物なのだ。 串本ダイビングパークの入り口に生えるハマボウはダイバーたちにも人気。南国情緒もたっぷりの花だ。ただこの花の命ははかない。朝咲いて夕方にはしぼんでしまう一日だけの命なのだ。でも次から次と花を開く生命力にあふれた植物である。

ハイビスカス似のハマボウの花
写真1. ハイビスカス似のハマボウの花
次々に花を咲かせるハマボウ
写真2. 次々に花を咲かせるハマボウ

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