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最新の話題 2004年6月【海域】

ボラの大群

 ボラはどぶ臭い河口の淡水域から透明度の高い外洋域まで、どこでも見られる普通の魚です。日本だけでなく、西アフリカからモロッコ沿岸を除く全世界の温・熱帯域に広く分布していて、このような種をコスモポリタン(広域分布種)といっています。
 身近で見られるなじみ深い魚ですので、その成長過程別に:ハク(3 cm)、オボコ(10 cm前後)、イナ(20 cm前後)、ボラ(30~50 cm)、トド(50 cm以上)といろいろな名前で呼ばれています。「トドのつまり」という言葉もこれに由来しています。
 最近では東京都内の川に大量出現して話題になったこともあります。河川や内湾域などの汚れたところにすんでいるものは身に臭みがあり食用には不適ですが、きれいな海にすんでいるものは食用にされます。タイのような味がして、とくに冬にはおいしくなるそうです。
 串本海中公園前の海岸ではタイドプールにいる2~3 cmの小さなものから、50 cm近くの大きなものまでよく見ることができます。普通は5~10尾の小さな群でのんびりと泳いでいることが多いのですが、この5月・6月には数千尾(ひょとしたら数万かも!?)の大群によく遭遇することができました。大きな群が通り過ぎる時は壮観で、突然目の前に大きな壁のように現れ、その群が見えなくなるまで5分くらいかかることもあります。なぜ群れるのかは分かりませんが、巨大な集団が一つの方向に突き進む光景は普段のんびりと泳いでいる姿から想像することもできません。かれらをかりたてるエネルギーの迫力に圧倒されてしまいます。

ダイバーにも接近
ダイバーにも接近
巨大な集団
巨大な集団

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