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終わりに
去年が異常であったのでしょう。今年は未だ台風が来ません。はるか遠くの方で生まれては、どこかへ行ってしまいます。串本では少しうねりが出るくらいで、心配する被害は出ません。串本では春から夏の大潮の干潮は丁度昼に当たります。私がこのホームページのために昼食後に歩いている時が大潮の最干潮時に当たるわけです。
7月22日は大潮だったのでしょう。グラスボートの港の岸壁に着いている色とりどりのウミトサカ類が干上がっていました(写真1)。
先回に書きましたが、7月8日にクマゼミとニイニイゼミの初鳴きを記録しましたが、28日についにニイニイゼミの撮影に成功しました(写真2)。この日はミカンの実が大きくなっているのを撮影しました(写真3)。
毎月1日の観察日が雨だったらと考え、毎月数日前から気になって、撮影をしておくのですが、この日もミカンとカキ(写真4)戸を撮影しました。予想通り、29日から31日まではあまりいい天気ではありませんでした。また、今年はウンカの仲間であるハゴロモが異常に多く発生しているようで、木の枝に鈴なりになっているのをよく見かけます(写真5)。7月も下旬になると、セミ時雨に対抗するように、キリギリスの鳴き声がやかましくなります。たまには能動に飛び出ているものも見かけます(写真6)。またお盆が近づいたことを実感させるように、農家が栽培しているホオズキが真っ赤に色付き、出荷を待っています(写真7)。
8月1日の定期観察です。天気はまずまずだったのですが、撮影の腕がいまいちで、ミカンの写真はあまりよくありません(写真8)。カキの実は先月28日のものと比べるとまあまあです(写真9)。
クリは今年は異常で、写真が撮れるような低い位置にある枝には全くイガが見つかりません。早い内にみんな落果したようで、最近上の方から落果したものもあります(写真10)。ウメの木は相変わらず葉をいっぱい茂らせて、気持ちの良い木陰を作っています(写真11)。さらに夏本番を思わせるサルスベリが真っ赤な花を付けています。8月1日のこの日、海中公園の堤防に沿って歩いていて、前日の夜に産卵されたサンゴの卵が海面を漂っているのを見つけました(写真12)。
8月初旬から中旬は観察に歩いても余り変化がありません。8月13日、夏を象徴する花であるクサギが開花しました(写真13)。今年は少し遅めのようです。クサギが咲くとやがてツクツクボウシが鳴き、夏休みも終わりに近づき、子供達は宿題に明け暮れる日が続くことになるのです。