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終わりに
昨年は台風を始め天災の当たり年だったのですが、今年もそういうことなら大変なことになりそうです。少なくとも台風は平年並みに願いたいものです。などと思っていたら、早速6月の始めに最初の台風が近づいてきました。幸いはるか南を通ったお陰で、海中公園への影響はほとんどありませんでした。
5月16日に、黄色いキショウブが咲きました(写真 1)。春先に予想した通り、あっちでもこっちでもテングチョウが羽化しています(写真 2)。
ミカンの花は今年は例年より少し遅めで、今が満開のようです(写真 3)。またこの日、栽培放棄されたこんにゃくが変わった形の花を咲かせました(写真 4)。春の七草であるべきハハコグサが休耕の畠で、雑草に混じって花盛りです(写真 5)。
23日には柿の花を見つけました(写真 6)。また翌24日にはクリの花が開花しました(写真 7)。この日、花にとまるナガサキアゲハのメスの撮影に成功しました(写真 8)。
同じ日、甘い香を放つネズミモチの花も満開になりました(写真 9)。エノキの近くの樹木にはテングチョウの蛹が鈴なりで、蛹化する場所の色合いによって、蛹は茶色になったり、緑色になったりします(写真 10)。中には羽化に失敗して死んでしまった個体も見られます(写真11)。
6月1日は定期観察の日です。この日、タイサンボクが大きな花を咲かせました(写真12)。ウメは一段と茂り(写真13)、実も収穫時期になりました(写真 14)。カキも次々と目立たぬ花を咲かせています(写真 15)。クリの花の時期は短く、先日花を見つけたと思ったのに、もう花の終わりを迎えそうです(写真 16)。ミカンは随分前から咲いていたので、いよいよ花の終わりです(写真 17)。
4日にはダイビングパーク奥の広場で、テングチョウの乱舞が見られました。しかし写真に撮ってみると、群れて舞う姿はうまく撮影できませんでした(写真 18)。
7日には台風が接近し、海はやや荒れ気味でしたが、次の日辺りから、当地は突然夏になりました。
6月13日には梅の実が熟して、地面に沢山落果していました(写真 19)。この日、サンゴジュの大木の花が満開で(写真 20)、羽音を響かせて無数のミツバチが吸蜜していました。その花房の上にはあっちにもこっちにもタイワンクツワムシと思われるバッタが乗っていて、夢中に吸蜜するミツバチを襲っているものと思われます。
またこの日、海中公園の苑地にネジバナが咲きました(写真21)。