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終わりに
ダイビングポイントのイスズミ礁では昨年の夏に12尾のチンアナゴが観察されました。これまで単独で観察されたことはあったのですが、集団で生息しているのは初めてのことなのでダイバーの間ではちょっとした話題になりました。その後冬を迎え訪れるダイバーの数も減り、この魚の存在も影が薄くなっていました。イスズミ礁はサンゴでできた岩礁(サンゴ礁?)とその間にきれいな白い砂地が見られる海底ですが、冬は魚が少なくなるので潜る機会も減ってしまいます。
夏が近づきサンゴが産卵を始める頃になると、チョウチョウウオやニザダイの大群が現れたり、砂地にはベラギンポやオトメハゼ、ネズッポの仲間などがよく見られるようになります。魚とともにダイバーの数も多くなり、ここに潜ることも多くなってきます。冬の間は見る機会のなかったチンアナゴたちのことがちょっと気になるようになりました。同僚のガイドに聞いてみると、数は少なくなり5尾が見られたそうです。