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2024年5月10日

屋久島山岳部し尿処理適正化の方向性の検討

屋久島で登山をされる方へ

シャクナゲシーズンの避難小屋の利用についてのお願い

ヤクシマシャクナゲの開花時期は、宮之浦岳の縦走登山を目的とする登山者が1年で最も集中し、山間部の避難小屋も大変混み合います。避難小屋の利用にあたっては以下の点について、ご協力をお願いします。
 

避難小屋の利用にあたって

  • 避難小屋は先着順ではなく、譲り合って利用しましょう。
  • 食事の際、雨天時以外はできるだけ屋外で取るようにし、周囲の利用者への気配りを心がけましょう。
  • 既に就寝している利用者がいる場合は、話声の大きさに配慮しましょう。
  • 6月の初旬は特に利用が集中し、収容人数を超えることもあります。時間に余裕を持った登山計画を心がけ、山行には必ずテントを用意しましょう。

トイレの利用にあたって

  • トイレットペーパー以外の紙(一般ゴミ、生理用品、通常のティッシュ、ウェットティッシュ等)は決して便槽へ投入しないでください。詰まりや故障の原因となります。
  • 利用者の増加により汲み取り式トイレが利用過多となり、し尿の搬出が間に合わなくなるケースが出ています。し尿搬出作業と費用の削減のため、携帯トイレの積極的な利用をお願いいたします。
  • マナーを守って使用し、ゴミの放置はやめましょう。
  • 山間部のトイレは人が常駐しておらず毎日の清掃ができません。故障の対応にも時間を要するため、できるだけ丁寧なご利用をお願いいたします。
  • 出発前に宿や登山口でトイレを済ませてから登山をしましょう。

「屋久島山岳部し尿処理適正化の方向性」の策定について

屋久島の山岳部にある縄文杉や宮之浦岳などの登山道や避難小屋の周辺には、くみ取り式トイレ・バイオトイレ・土壌処理式トイレ・携帯トイレなど、様々なタイプのトイレがあります。これらのトイレは行政機関の予算や登山者などからの協力金を元に、日々ガイド事業者や地元企業等によって、清掃作業やし尿処理などの維持管理が行われています。
しかし、山岳部の厳しい気象条件やトイレまで何時間もかかることなどから、トイレの頻繁な故障や維持管理の労力、費用面などの様々な問題が生じています。
そのため令和5年度から、行政機関や関係団体・ガイド事業者などで継続した議論を行い、この度、屋久島山岳部保全利用協議会において、「屋久島山岳部における今後のし尿処理適正化の方向性(計画)」が策定されました。
計画には屋久島山岳部におけるし尿処理の現状や課題、10年後の将来像や基本方針の他、避難小屋の有人化や新たな処理方法の導入などの個別の取組案なども記載しており、今後は本計画に基づき、様々な取組を行っていきます。

口永良部島新岳噴火に関する情報

令和7年4月16日(水)23時50分に、口永良部島の噴火警戒レベルが「1(活火山であることに留意)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げられました。

これに伴い、屋久島町が設定する災害対策基本法第63条の規定に基づく警戒区域が、噴火警戒レベル2の範囲(火口周辺規制)に拡大されました。
なお、登山口に至る町道及び林道は、道路崩壊のため、引き続き通行止めとなっています。
警戒区域内及び通行止めの区間に、屋久島町長の許可なく立入ることは禁止されますので、引き続きご理解ご協力をお願いいたします。

※屋久島は、火山島ではないため、屋久島への旅行には全く支障はありません。

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