世界自然遺産 屋久島・
屋久島国立公園

屋久島国立公園の陸域面積は、24,566ヘクタールです。屋久島の約42%にあたる20,989ヘクタールと口永良部島(くちのえらぶじま)全域にあたる3,577ヘクタールが公園区域に指定されています。また、地先海域も公園区域に指定されており、屋久島と口永良部島で合わせて7,987ヘクタールになります。陸域と海域を合わせた公園面積は、32,553ヘクタールです。なお、屋久島国立公園の陸域の約39%にあたる10,747ヘクタール(特別保護地区と第1種特別地域の一部)が世界自然遺産地域に登録されています。また、ほとんど人の手の加わっていない原生の状態が保たれている地域「原生自然環境保全地域」に1,219ヘクタールが指定されています。標高1,936m、九州最高峰の「宮之浦岳(みやのうらだけ)」は、ほぼ円形の島である屋久島の中央部に位置しています。確認されている中で最大のヤクスギである「縄文杉」は「宮之浦岳(みやのうらだけ)」の北東方向、歩いて約4~5時間(約6km)離れた位置に、さらに、北東方向に歩いて約6~7時間(約12km)、標高600mから1,050mの位置に、苔が繁茂する原生的な森林と花崗岩が削られた渓流を観賞できる白谷雲水峡があります。屋久島東部の海の玄関口、安房港(あんぼうこう)から約1時間、標高1,000mから1,300mの位置には「ヤクスギランド」があり、数多くのヤクスギを鑑賞できます。また、「日本の滝100選」にも選ばれている落差88mの大川(おおこ)の滝は島の南西部、海に近い場所に、5月から7月にウミガメの産卵が観察できる永田浜は島の北西部にあります。屋久島世界遺産センターは島の東南東の山手、宮之浦港(みやのうらこう)から約30分、安房港(あんぼうこう)から約10分、屋久島空港(小瀬田・こせだ)から約15分の位置にあります。

世界遺産 屋久島

世界遺産地域である屋久島の西部地域の風景。右手の広大な海から左手の原生的な照葉樹林にかけて徐々に標高があがっていく様子。

樹齢千年を超えるヤクスギ天然林と
暖温帯地域の植生の垂直分布

南西諸島には900以上もの島がありますが、樹齢数千年を超えるスギなどからなる原生的な天然林を有し、海岸部から山頂部に及ぶ自然植生の垂直分布が連続的に見られるのは屋久島をおいて他にありません。この特異な生態系と優れた自然景観が評価され、島の約2割が世界自然遺産に登録されています。

屋久島国立公園

千年を超えて巨樹が息づく日本屈指の山岳島と、
大地の熱と荒波が育む命あふれる火山島

屋久島は、昭和39年3月16日に霧島屋久国立公園の屋久島地域として国立公園に指定され、何度かの公園区域の変更を経たのち、平成24年3月16日に、屋久島の約42%と口永良部島全域を対象に、日本で30番目の国立公園として正式に指定されました。

4匹のヤクザルが並んで座っています。一匹の大人のサルが、子どもサルの毛づくろいをしている写真。

登山の前に必ず知っておくこと

冬季の山岳部の写真。空高くそびえる山に、真っ白な雪が山肌を覆っています。ただし山頂の岩は風で雪が薄くかかっている状態です。

登山入門者から経験豊富な登山者まで
自然を深く堪能できる山

屋久島の山岳部は、自然度や難易度に応じて登山ルートがあり、多くの人が訪れている一方で、さまざまな課題があります。屋久島の山岳部の自然を守るため、快適で安全な登山を楽しめるよう、登山を計画されている方は、必ずお読みください。

縄文杉登山における諸注意・マナー

縄文杉等の保護にご協力を!
登山道利用時はルールを守りましょう

屋久島の島内で確認されている最大のスギは、「縄文杉」です。縄文杉に至る登山ルートは、樹齢1,000年を超えるスギなどの巨樹巨木を育む森林景観を楽しむことができる、大変人気の高い場所です。
山岳部への過剰な車両乗入れによる環境負荷の軽減と混雑緩和のため、縄文杉登山の登山口である荒川登山口への一般車両乗入れができない「規制期間」を設けています。
あらかじめ注意事項をご確認ください。

樹齢1,000年を超える、青々と茂る壮大な縄文杉の写真

屋久島世界遺産センターYakushima World Heritage Conservation Center

屋久島世界遺産センターを正面から見た写真。えんじ色の三角屋根に、建物の上部には、たくさんのガラス窓があるのが特徴的です。建物の手前には、「屋久島世界遺産センター」と書かれた看板が置かれています。
センター情報
入館料 無料
開館時間 9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日 年末年始(12月29日~1月3日)
所在地 〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房前岳2739-343

お問い合わせ

電話
0997-46-2992

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