屋久島国立公園

屋久島国立公園の概要

千年を超えて巨樹が息づく日本屈指の山岳島と、
大地の熱と荒波が育む命あふれる火山島

屋久島国立公園の屋久島と口永良部島は、ともに黒潮が流れる豊かな海にある島です。12kmしか離れていないにも関わらず、全く異なる成立過程と自然景観を有しています。

概要

屋久島は、1964(昭和39)年3月16日に霧島屋久国立公園の屋久島地域として国立公園に指定されました。その後、1975(昭和50)年、1983(昭和58)年、2002(平成14)年及び2007(平成19)年に公園区域の変更が行われ、屋久島の一部と口永良部島の全域が国立公園になりました。
一方、霧島屋久国立公園については、2007(平成19)年度から2010(平成22)年度に実施した国立・国定公園総点検事業を踏まえて再編成が検討され、2011(平成23)年12月22日に開催された中央環境審議会自然環境部会(第15回)において、屋久島地域は島嶼生態系を景観の主要構成要素としていること、自然環境及び利用状況の面で霧島地域と特質が異なることなどの理由から、同地域を一つの国立公園として指定することが決まりました。これを受け、屋久島国立公園は、2012(平成24)年3月16日の官報告示をもって、日本で30番目の国立公園として指定されました。

屋久島国立公園の公園区域面積(陸域)は、24,566haです。屋久島の約42%にあたる20,989haと口永良部島全域にあたる3,577haが公園区域に指定されています。また、地先海域も公園区域に指定されており、屋久島と口永良部島で合わせて7,987haになります。陸域と海域を合わせた公園面積は、32,553haです。なお、屋久島国立公園の陸域の約39%(特別保護地区と第1種特別地域の一部)が世界自然遺産地域に登録されています。

屋久島国立公園に関する情報

白谷雲水峡で見ることのできる、苔むした岩や木々の写真。一面苔の緑で覆われていて、屋久島の森を代表する風景。
晴天の日、雄大な永田岳を背に、薄いピンク色が美しいヤクシマシャクナゲの見える写真。
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