口永良部島には、世界で最も北に生息するオオコウモリがいる。
口永良部島とトカラ列島には「エラブオオコウモリ」がいて、世界で約1100種いるオオコウモリの中で最も北に生息しています。日本には沖縄と小笠原にもオオコウモリがいますが、いずれも暖かい地域に分布していることが分かります。翼を広げるとカラス大で、聴覚にたよる小型のコウモリに対して、視覚にたよって飛ぶため月が明るい夜によく飛びます。果実などが主食で、かみくだいて果汁だけを飲んで食べかす(ペリット)を吐き出します。