30年後の未来社会を考える
シナリオ作成のプロセス
今回のTA調査では、未来社会シナリオの作成を目的として、建築・都市計画、環境、IT、地方行政、マーケティングそれぞれに知見をもった有識者が参加し、まる1日のワークショップ(WS)を開催しました。
WSに先立ち、「市街地への移住」に対する一般市民の肯定的な意見、中間的な意見、否定的な意見を事前に調査し、WSの参加者にその情報を提供しました。こうしてWSの当日は、参加者同士が自らの専門的な知見と一般市民の意見(事前情報)をもとに討議を重ね、未来社会シナリオの検討を行いました。
WSの実施概要は、下の表の通りです。
実施概要
【目的】
30年後の日本の地域での住まい方の変化予測を行う。
※ここでいう地域とは、今後集住の必要性が重要な社会問題として検討されることになるであろう30万〜50万規模の都市を想定している。
【アプローチ】
従来の主観的な発想ではなく、社会環境(外的要因)からの俯瞰的な視点で実施する。
【アウトプットイメージ】
中長期的視点で社会経済シナリオを想定した中で、住まい方の方向性を創出・共有し、各シナリオに対してのCO2削減・集住の技術の評価を行う。
【当日のアジェンダ】
- Session1 WSオリエンテーション 〜シナリオ・プランニングとは?〜
- Session2 未来への変化の芽 ~マテリアルからの抽出(チーム作業)~
- Session3 未来へのインパクト
- Session4 シナリオ分岐軸の設定 〜シナリオ軸の検討〜
- Session5 4つの「30年後の未来」 〜各シナリオの具体化〜