① 避難指示区域の解除
東京電力福島第一原子力発電所事故後、周辺地域に避難指示が出されました。避難指示区域には居住することができず、住民の方々は避難生活を余儀なくされました。現在では、年月の経過とともに線量が低下し、帰還困難区域を除き、ほとんどの地域で避難指示が解除され、再び居住できるようになっています。
避難指示区域の解除


復興庁「特定復興再生拠点区域復興再生計画の制度概要」、第50回原子力災害対策本部(2020年1月17日)等より作成
避難指示解除の要件は、①空間線量率で推定された年間積算線量が20ミリシーベルト以下となることが確実であること②電気、ガス、上下水道、主要交通網、通信など日常生活に必須なインフラや医療・介護・郵便などの生活関連サービスが概ね復旧すること、子どもの生活環境を中心とする除染作業が十分に進捗すること③県、市町村、町民との十分な協議とされています。