放射線による健康影響等に関する
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Effects on Fetuses and Hereditary Effects
胎児への影響・遺伝性影響

⑤ 放射線リスク認知の変化

これまで見てきたように、事故当時にお腹にいた胎児やこれから新たに生まれてくる次世代へ、東京電力福島第一原子力発電所事故による放射線被ばくの影響はないと言えます。
その一方で、放射線被ばくの影響について、次世代に影響すると考える人はどのぐらいいるのでしょうか。

事故による被ばくが次世代に影響するかどうかに関する質問結果

事故による被ばくが次世代に影響するかどうかに関する質問結果の図

福島県が実施している県民健康調査では、毎年放射線の健康影響に関するリスク認知について調査をしています。
図は、その次世代影響に関する質問結果の経年変化を表しています。徐々に次世代影響を心配する人の割合は減少しているものの、依然として4割近くがその可能性を心配しています。
このような放射線の次世代影響への不安は、結婚や妊娠ができるのかといった差別や偏見につながりやすくなります。こうした不安や偏見が被災者にとって敏感な問題であることに留意する必要があります。
環境省では、放射線健康影響に関する課題を通じ、学び・知をつむ“ぐ”、人・町・組織をつな“ぐ”、自分ごととしてつたわ“る”ことにより、風評や差別の元となる誤解の解消を進め、風評加害を生まない社会を目指す「ぐぐるプロジェクト」に取り組んでいます。「ぐぐるプロジェクト」の詳細はこちらをご覧ください。

放射線リスク認知の変化の詳細は令和4年度版 上巻152ページを参照

放射線健康影響に関する情報
「福島県「県民健康調査」」