国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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皇居外苑・北の丸公園の梅

37件の記事があります。

2018年01月26日-3.1℃(2018/01/26)

皇居外苑バックナンバー2018 / 冬の花 / 北の丸公園ブログ / 気象観測 / 皇居外苑・北の丸公園の梅

<東京都心の気象観測点・北の丸公園露場(ろじょう)

今朝6時52分頃、東京都心の観測点(北の丸公園)の最低気温が氷点下3.1℃を記録しました。東京都心で二日続けて氷点下3℃以下になったのは、53年ぶり(1965年2月3日~4日以来)の記録だそうです。

<積雪計と雪尺>

フェンスに囲まれた観測面の芝生の上にはたっぷりと残雪が残っており、モニター画面の積雪測定値は7㎝と表示されていました。

<寒紅梅(カンコウバイ)>

露場の北側に植えられている寒紅梅(カンコウバイ)が、数日前からぽつりぽつりと咲き出しています。

今週末にかけて、非常に厳しい冷え込みが続く予報が出ています。日陰がちな場所など、一部凍結している道も残っていますので、お出かけになる際は、暖かい服装と滑りにくい靴でお出かけ下さい。

※観測データについては、気象庁東京管区気象台にお問い合わせください。

※露場を含む北の丸公園内でのメディア撮影や取材等は、気象庁東京管区気象台の承諾を得た上で、公園管理事務所(皇居外苑管理事務所北の丸分室)への撮影等許可申請が必要です。

北の丸公園の最寄り駅のご案内

 運行状況や利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。

(順不同)

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内

開館・開園状況等については、各施設へお問い合わせください。

千鳥ヶ淵ボート場は、12月1日から2月28日までお休みです。詳しくは、千代田区役所等にお問い合わせください

国立公文書館入館無料日曜、祝日は休館では、1月13日(土)から3月10日(土)まで、平成29年度 第4回企画展太田道灌と江戸」が開催されています。詳しくは、国立公文書館へお問い合わせください。

 (順不同)

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2018年01月25日-4℃(2018/01/25)

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<東京都心の気象観測点・北の丸公園露場(ろじょう)

東京都心の観測点(北の丸公園)では、今朝6時20分頃に最低気温が氷点下4℃を記録しました。報道によると、東京都心では48年ぶり(1970年1月17日以来)の記録的な低温だそうです。

北の丸公園露場にはモニター画面が設置されており、観測された気象情報が表示されます。また、露場の周辺には見学用の通路も整備されていますので、いつでも気軽にご覧いただけます。

<つばき(ヤブツバキ/藪椿)>

<うめ(ハクバイ/白梅)>

北の丸公園露場の周辺では、東京管区気象台が生物季節観測の標準木として観測しているヤブツバキとウメの花が咲き出しています。

<芝生広場の霜柱>2018年1月25日撮影

非常に厳しい冷え込みが続くとの予報が出ています。公園などの屋外にお出かけになる際は、十分に暖かい服装と、凍結して滑りやすい場所もまだ残っていますので、滑りにくい靴で足元もしっかり整えてお出かけ下さい。

※観測データについては、気象庁東京管区気象台にお問い合わせください。

※露場を含む北の丸公園内でのメディア撮影や取材等は、気象庁東京管区気象台の承諾を得た上で、公園管理事務所(皇居外苑管理事務所北の丸分室)への撮影等許可申請が必要です。

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2018年01月19日うめ開花2018(生物季節観測@北の丸公園)

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東京都心の観測点(北の丸公園)で、うめの開花が観測されたそうです。

うめの満開日(ハクバイ)

東京 1月19日〈平年より7日早い、昨年より9日遅い〉

北の丸公園内の白梅は、東京管区気象台が東京都心の生物季節観測として観測している標準木のひとつです。

梅の花便りに一足早い春の到来を期待してしまいますが、来週は関東南部も含めた広い範囲で厳しい冷え込みになるという予報もされています。

明日(1月20日)は、二十四節気の一つ"大寒(だいかん)"で、一年で最も寒い時期を迎えます。お出かけの際は、十分に暖かい服装でお越し下さい。

北の丸公園の最寄り駅のご案内

 運行状況や利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。

(順不同)

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内

開館・開園状況等については、各施設へお問い合わせください。

★10月1日から3月31日までの間は、開苑時間が午前9時から午後4時までです。詳しくは、千鳥ケ淵戦没者墓苑管理事務所へお問い合わせください。

千鳥ヶ淵ボート場は、12月1日から2月28日までお休みです。詳しくは、千代田区役所等にお問い合わせください

国立公文書館入館無料)では、平成29年度 第4回企画展太田道灌と江戸」が、1月13日(土)から3月10日(土)まで開催される予定です。

 (順不同)

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2017年02月03日節分飾り

皇居外苑バックナンバー2017 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 皇居外苑・北の丸公園の梅

本日(2月3日)は、春の節分(せつぶん)です。季節の変わり目に生じる邪気を追い払うために始まったと云われる"豆まき"などの節分行事や、ヒイラギ(柊)の小枝に鰯を添えた"節分飾り"などが全国各地で行われ、現代でも春の風物詩として広く定着しています。

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<柊(ヒイラギ)>

北の丸公園 柊の生け垣風景

ヒイラギの葉っぱは、トゲトゲしてちょと触るだけでもとても痛いため、屋敷地を守るための生垣としても用いられます。北の丸公園でも、落葉樹林地の一角に植えられた低い生け垣にヒイラギが使われています。

木々の足元を守るために植えられたトゲだらけのヒイラギの垣根は、小さな野鳥が身を守る場所にもなっているようで、シジュウカラ(四十雀)などの小さな野鳥たちが、ヒイラギの隙間から忙しそうに出たり入ったりしていました。

170131北の丸公園 紅梅の花

<寒紅梅(カンコウバイ)>

園内に設けられている「東京・北の丸公園露場」の近くでは、早咲きの寒紅梅が見頃をむかえ、他のウメもポツリポツリと蕾を開き始めています。

明日(2月4日)は、二十四節気のひとつ「立春(りっしゅん)」です。暖かな日差しに包まれた都会の森は、いつの間にか、そこかしこに春の兆しに満ちあふれています。

■北の丸公園の最寄り駅 

運行状況や利用案内は、最寄りの各駅(九段下駅都営地下鉄新宿線東京メトロ東西線・半蔵門線)、竹橋駅東京メトロ東西線)、神保町駅都営地下鉄三田線都営地下鉄新宿線)、東京メトロ半蔵門線)順不同)へお問い合わせください。

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内

近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(国立公文書館科学技術館、日本武道館、千代田図書館千鳥ヶ淵緑道千鳥ケ淵戦没者墓苑しょうけい館(戦傷病者史料館)昭和館東京国立近代美術館及び工芸館皇居東御苑及び三の丸尚蔵館、千鳥ヶ淵ボート場(順不同))へお問い合わせください。

東京国立近代美術館(本館)では、月5日(日)無料観覧日に所蔵作品展MOMATコレクション(所蔵品ギャラリー)」と企画展の瑛九1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす(ギャラリー4)」が無料でご観覧いただけます。詳しくは東京国立近代美術館にお問い合わせください。

工芸館では、月5日(日)無料観覧日に所蔵作品展「近代工芸と茶の湯Ⅱ」が無料でご観覧いただけます。詳しくは工芸館にお問い合わせください。

国立公文書館では、1月14日(土)から3月11日(土)まで、平成28年度の第4回企画展として「漂流ものがたり入場料無料・※日曜、祝日は休止が開催されます。詳しくは国立公文書館にお問い合わせください。

千鳥ヶ淵ボート場は、12月1日から2月28日までお休みです。

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2017年01月10日寒中に咲く梅一本

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北の丸公園で、寒咲きの梅(ウメ)が見頃をむかえています。

北の丸公園 白梅 枝の様子

北の丸公園に植栽されている梅の木の中でも、この一本の梅の木だけが、きまってお正月の頃に咲きはじめ、成人の日の頃には人知れず見ごろを迎えます。

北の丸公園 白梅 アップ

下枝が少ないため、すぐ脇を散策していてもうっかり見逃してしまう、ちょっと存在感が薄い梅の木ですが・・・、寒中のきりりと底冷えする空気の中、ほのかな甘い香りで花の見ごろを教えてくれます。ひとつ一つの花をよく見ると、八重咲きで存在感たっぷりの白梅です。

北の丸公園 紅梅

北の丸公園内に東京管区気象台が設けた気象観測施設「東京・北の丸公園露場」の付近では、早咲きの紅梅もほころび始めていました。

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2016年07月19日夏土用(なつどよう)

皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 皇居外苑・北の丸公園の梅

昨日(7月18日)は、九州地方から東海地方までの梅雨明けが発表されました。本日(7月19日)は、"土用の入り(どようのいり)"、暦の上でも本格的な暑さの到来です。

土用(どよう)というと、一般的には暑さが厳しいこの時期の「土用の丑の日(どようのうしのひ)」と「夏バテ防止のウナギ」を連想しますが、暦の上では立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間をそれぞれ土用といいます。

立秋の前日(今年は8月6日)までの"夏土用(なつどよう)"の時期は、特に暑さが厳しくなることから「暑中(しょちゅう)」といい、この時期に親しい方の健康などを案じる便りを互いに送り合う"暑中見舞い(しょちゅうみまい)"の風習は、現代でも幅広い世代で広く行われています。

梅の葉の茂る様子の写真

<梅の葉>

夏土用の頃には、塩漬けしておいた梅の実と紫蘇の葉を三昼夜ほど天日と夜露にさらして梅干しを仕上げます。北の丸公園のウメの木は、緑の葉を茂らせて次の春に向けて栄養を蓄えています。

柿の葉の写真

<柿の葉>

地方によっては、柿の葉などを用いた薬湯に入ったり、お灸をすえたり(土用灸)といった、身近な植物の効能を活かして厳しい夏の暑さを乗りきるための工夫が、古来から伝わる日々の暮らしの知恵として伝えられているようです。

暑さが厳しいこの時期、熱中症予防と紫外線(日焼け)対策をしっかり準備して、公園では出来るだけ木陰の涼しい場所を選ぶなど、室内でも屋外でも決してムリせず、体調の変化に十分気をつけてお過ごしください。

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2016年06月06日芒種(ぼうしゅ)のタネ

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昨日(6月5日)は、二十四節気の一つ「芒種(ぼうしゅ)」でした。

元々の芒種の頃(旧暦の芒種は現在の5月1日頃)は、お米の籾(もみ)などの穀物の種まきや早苗(さなえ)の植え付けに適した時期とされていました。暦や気候が変化した現代でも「壬生の花田植」や「住吉の御田植え神事」、「磯部の御神田」などの田植えにまつわる祭事が、地域の伝統文化として全国各地で受け継がれています。また、最近では農村と都市の交流イベントとして、田植え前の田んぼを使ったさまざまな「どろんこ体験」も各地で盛んに行われています。

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<ウメの実>

北の丸公園の梅の木に僅かに実っている梅の実が、黄色く熟しはじめてきました。

6月は"梅仕事"の季節です。八百屋さんやスーパーの店頭にもさまざまな産地から自慢の梅が並びます。青梅は梅酒や梅シロップに、追熟させて黄色く熟した実は塩漬けにして梅干しに加工し、運良く完熟の実が手に入れば、完熟梅のジャムやジュースをつくりましょう。

昨日は関東甲信地方の梅雨入りも発表されました。年に一度、この時期しか出来ない"梅仕事"が一段落した頃、空模様はしだいに梅雨めき、やがて入梅の季節に移り変わります。

梅雨入り(関東甲信地方) 6月5日頃(昨年よりも2日遅く、平年より3日早い記録)

昨年(2015(平成27)年)は、6月3日頃

平年は、6月8日頃

☆北の丸公園では動植物の採取は禁止しております。ウメの実など興味本位で採ったりせずに、後から来られる方々も自然に実るようすをみられるようにそっと観察してください。

牛ヶ淵の写真

<牛ヶ淵>

この時期になると、各地から自然豊かな水辺で蛍が舞い始めたというニュースも聞かれるようになります。

皇居の周囲を取り囲むお濠に、ホタルが生き残っていることをご存じでしょうか。皇居外苑では、お濠をとりまく自然環境や歴史的景観を保全する取り組みの一環として、お濠に生息するヘイケボタルの保護事業を行っています。お濠の水辺環境は、ヘイケボタルに代表される都会に残された貴重ないきものたちを育む大切なゆりかごの一つです。みんなでそっと見守ってくださいますようお願いします。

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2016年05月20日小満(しょうまん)の実り

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本日(5月20日)は、二十四節気のひとつ「小満(しょうまん)」です。小満は、春に芽吹いた草木が生い茂り初夏の実りをむかえるなど、自然の力が天地に満ちはじめる頃とされています。

コバンソウの写真

<コバンソウの穂>

実りの季節をむかえた麦などが穂を垂れるのもちょうどこの頃で、無事に実った作物のようすにほっとひと安心したという逸話からこの時期のことを小満と呼ぶようになったとも云われているそうです。

北の丸公園では、樹林地の足元でコバンソウ(小判草)の穂が、初夏の風にさらさらと小さな音を立てて揺れていました。コバンソウは、別名タワラムギ(俵麦)とも呼ばれ、明治時代に渡来したヨーロッパ原産の1年草です。コバンソウやタワラムギという呼び名は、どちらも熟すと黄褐色になる穂の形を江戸時代のお金の"小判(こばん)"や、収穫したお米などを保管するために稲わらなどでくるんだ"俵(たわら)"に見立てて名付けられた縁起のよい名前です。

ウメの実の写真

<ウメの実>

梅の実を収穫しはじめるのもこの頃とされ、関東近県のウメの産地で梅酒用に使われる青梅の収穫がはじまったという季節の話題がテレビでも放映されていました。北の丸公園の梅の木にも青々とした梅の実がついていますが、万葉の時代から早春には梅の花を愛で、初夏に実を梅干しや果実酒に漬け、仁を薬用に利用してきた日本では、たわわに実る梅の実に移りゆく季節を感じてきたことでしょう。

"梅の木"は茨城県の木に、"梅の花"は大阪府と和歌山県と福岡県の花に、"豊後梅(ぶんごうめ)"は大分県の木と花に選ばれています。

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<タイサンボク(泰山木)の花>

夏めいてきた北の丸公園では、旧江戸城清水門や科学技術館にほど近くに建つ吉田茂像の傍らで、タイサンボク(泰山木)の白く大きな花が咲きだし、濃厚なクリームのような甘さと柑橘やショウガのようなさわやかさをあわせもつような、独特のよい香りを漂わせていました。

☆北の丸公園では動植物の採取は禁止しております。コバンソウの穂やウメの実は、興味本位で採ったりせずに、後から来られる方々も自然に実るようすをみられるように、そっと観察してください。

北の丸公園の最寄り駅について

 北の丸公園最寄り駅の利用案内は、各駅(九段下駅(都営地下鉄新宿線東京メトロ東西線・半蔵門線)、竹橋駅(東京メトロ東西線)、神保町駅(都営地下鉄三田線都営地下鉄新宿線)、東京メトロ半蔵門線)順不同)へお問い合わせください。

北の丸公園周辺の文化施設の利用案内

 近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(国立公文書館科学技術館、日本武道館、千代田図書館千鳥ヶ淵緑道千鳥ケ淵戦没者墓苑しょうけい館(戦傷病者史料館)昭和館東京国立近代美術館及び工芸館皇居東御苑三の丸尚蔵館千鳥ヶ淵ボート場順不同))へお問い合わせください。

国立公文書館では、明日5月21日(土)から7月2日(土)まで、平成28年第一回企画展「栄典のあゆみ-勲章-褒章」(入場料無料・ただし日曜は展示室は休み)が開催されています。詳しくは国立公文書館にお問い合わせください。

工芸館は、7月15日まで休館しています。詳しくは工芸館にお問い合わせください。

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2016年02月22日No.6(北の丸公園グリーンアドベンチャー/子供用コース)

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北の丸公園グリーンアドベンチャー、子供用コースの設問6番を紹介します。

no.6全形

6番の木の全景です。

万葉のころから早春の代表花として親しまれてき落葉中高木です。北の丸公園では1月からぽつりぽつりと寒咲きの花が開花し、3月始めまで枝いっぱいに花を咲かせます。(2月15日撮影)

№6パネル

ヒント

○春早く、よい香りの白や紅の花が

○実から梅干しやお酒を作るよ。

○葉は薄く卵形で、小さなギザギザがあるよ。

白花アップ

6番の木は、白い花が咲く品種です。一重咲きの品種は花びらが5枚です。(2月15日撮影)

紅い花

濃い紅色の花を咲かせる品種や・・・、

珍しい紅白咲き分けの花

紅白咲き分けの花を咲かせる品種もあります。

この種類の木は、花を観賞する目的で改良された種類だけでも、白から紅色までさまざまな花色や八重咲きのもの、寒咲きから遅咲きまで揃っており、枝が枝垂れる種類等も含めて、非常に多くの品種が作り出されています。

実の様子

熟した実の様子(写真は6月9日撮影)

花を愛でる庭木として植えられる他、実を取るための果樹として日本各地で広くに栽培されています。この果実は、日本独特のすっぱい塩漬けとして知られる「〇〇ぼし」や、果実酒としてひろく親しまれている「〇〇酒」等の原材料として日本の食文化を支える重要な農産品として重要で、手作りの〇〇干しや○○酒、ジャム、シロップ漬け、〇〇ジュースの材料として季節になると八百屋さんやスーパーマーケットに出回る旬の味として一般家庭でも広く親しまれています。

葉の様子

葉の様子

葉はやわらかく少し波打ちます。

樹皮

樹皮の様子

古くなるとごつごつした樹皮が特徴になります。

メジロ

花の蜜を吸いに来るメジロ

早春の虫の少ない時期に咲く花のため甘い香りで小鳥を誘い、蜜を提供するかわりに花粉を運んでもらいます。ウグイスやメジロなどがよく密をなめにくるため、春を表す慣用句として「〇〇にウグイス」という言葉もよく知られています。

北の丸公園にあるこの樹種は、この木の名所として知られる各地の庭園や寺社、果樹園等で見られるようなきちんと整えた姿ではなく、樹林に囲まれるような場所に植えられているため下枝も少なく、どちらかというと野趣あふれる姿のものが多いです。この樹種のように庭や畑等、人家の周りに植えられるような花木や果樹等も、都心に造られた里山的環境を形成するには必要な樹種のひとつといえます。お花を鑑賞するには少し難があるかもしれませんが、甘い蜜を求めて枝から枝へ野鳥が飛びまわる都会の森ならではの風景として、是非お楽しみください。

さて、この木の名前は何でしょう?

答えは、ぜひ北の丸公園に確かめに来て下さい。

図:北の丸公園グリーンアドベンチャー、子供用コースNo.6の位置図です

☆コースのご案内や解答用紙のダウンロードは、北の丸公園グリーンアドベンチャーのご案内をご覧下さい。

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2016年02月19日雨水(うすい)の頃に

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今日は、二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」です。三寒四温という言葉のとおり、この頃になる春めいた日も少しづつ多くなり、春の気配を感じるような暖かな日も増えてきます。雨水の頃は、雪も雨に替わり、草木の芽が出始める頃とされています。北の丸公園でも早春を彩る花木がだいぶ咲き始めてきました。

サンシュユ

<満作(マンサク)>

清水門のシナマンサクとカンヒザクラ

<シナマンサク> 

赤いマンサク

<赤い花を咲かせるマンサクの園芸品種>

梅林の紅白梅

<ウメ> 

北の丸公園では、ウメの花も見頃を迎え、野趣溢れる梅の木々の間を蜜を求めてメジロなどの野鳥が訪れています。

関東随一の梅の名所として名高い茨城県の水戸市では、1842年(天保13年)に水戸藩第九代藩主であった徳川斉昭によって造営され、金沢の兼六園や岡山の後楽園とともに「日本三名園」のひとつに数えられる庭園として知られる『偕楽園』などで、水戸の梅祭りが催されるそうです。

カワヅザクラ満開

<河津桜(カワヅザクラ)>

みごろを向けたやや濃いめのピンク色をしたカワヅザクラの花は、桃源郷に咲く桃の花を連想させます。雨水の日におひな様を飾りつけると良い縁に恵まれると云えられている地方もあるそうです。子供たちを育む伝統的な行事は、大切に受け継ぎたいことのひとつですね。

カエル

<アズマヒキガエル(雄と雌の成体)>

北の丸公園の池では、数日前からカエル合戦が始まりました。日中も、池縁の浅瀬をよく観察すれば、産卵に集まってきたアズマヒキガエルたちに出会えます。

アズマヒキガエルは一昔前までは、東日本ではどこでも見かけるほどたくさんさん生息していたカエルですが、東京23区部では絶滅も危惧されるほど激減しているいきもののひとつです。かつて身近に息づいていた自然を代表するいきもののひとつとして"となりのトトロ"にもちらりと登場したカエルは多分この種類で、個人や学校ビオトープ等での保全活動が行われている例も多くあります。

一方では、東日本のアズマヒキガエルと西日本のニホンヒキガエルが、本来生息していない地域に人為的に持ち込まれ、元々その地域にいた在来種との雑種になってしまっている例も多数報告されています。減っているいきものを守ろうとした善意の放逐も含め、興味本位や無作為の行動による分布域外へのいきものの移入・放逐が、取り返しのつかない生物多様性の低下をもたらしています。

蛙の卵

<アズマヒキガエルの卵塊>

北の丸公園の森や池は、東京都心に残された貴重な緑地となっている皇居周辺に生息しているアズマヒキガエルたちにとっても、命をつなぐために重要な生息地です。繁殖可能な成熟した大人のカエルになるには三年以上かかるため、無数に思える卵から孵ったたくさんのオタマジャクシも、産卵に戻ってこられるのはそのうちの僅か3%以下といわれています。たくさん生まれるオタマジャクシは、トンボの幼虫であるヤゴの食物としても重要で、アズマヒキガエルなどがいないとトンボもいなくなってしまいます。ようやく大きくなることが出来たカエルたちも、普段暮らしていた森から産卵場所の池に向かう途中に、車道でロードキルに遭ってたくさん命を落としています。

「採らない」こと、「放さない」ことの重要性をみんなが知ることが、野生のいきものを守るはじめの一歩です。北の丸公園の池で卵やオタマジャクシを見つけても、むやみに採ったり、どこかに放したりせず、生まれた場所で生きられるよう、みんなでそっと見守ってあげてください。

雨水の頃、奇跡のように受け継がれてきた小さな森のいきものたちを守るために。

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