皇居外苑ニュース
2021年01月22日
大寒(だいかん)


1月20日は二十四節気でいう、大寒でした。
大寒とは、寒さが絶頂の時期を指し、一年の中で一番寒い頃とされています。
そして、次の二十四節気は春の到来を示す2月3日(節分の翌日)の立春となります。
このように、暦の上での春はもうすぐ近くにまで来ています。
それでは、園内の自然状況をお知らせします。
池(2021年1月21日、池にて撮影)
寒い日の朝には池に氷が張ることがあります。
ツバキ:椿(2021年1月22日、気象観測露場付近にて撮影)
ツバキ科ツバキ属に分類される植物で、11月から12月頃に花を咲かせ本州、四国、九州、沖縄の山沿いや海沿いに生えます。
ツバキの名前の由来ですが、古語に光沢のあることを表す"ツバ"という言葉からツバキに変化したという説や、葉につやがあることから"ツヤハキ"と呼ばれたのを皮切りにこれがツバキに変化していったとされる説など、諸説あります。
また、古くから親しまれ、江戸時代の日本や、19世紀にヨーロッパで起きた園芸ブームの影響で多数の品種が作られてもいます。
元々、里山などの藪に生えていたヤブツバキから枝分かれしていった植物です。