皇居外苑ニュース
節分飾り


本日(2月3日)は、春の節分(せつぶん)です。季節の変わり目に生じる邪気を追い払うために始まったと云われる"豆まき"などの節分行事や、ヒイラギ(柊)の小枝に鰯を添えた"節分飾り"などが全国各地で行われ、現代でも春の風物詩として広く定着しています。
<柊(ヒイラギ)>
ヒイラギの葉っぱは、トゲトゲしてちょと触るだけでもとても痛いため、屋敷地を守るための生垣としても用いられます。北の丸公園でも、落葉樹林地の一角に植えられた低い生け垣にヒイラギが使われています。
木々の足元を守るために植えられたトゲだらけのヒイラギの垣根は、小さな野鳥が身を守る場所にもなっているようで、シジュウカラ(四十雀)などの小さな野鳥たちが、ヒイラギの隙間から忙しそうに出たり入ったりしていました。
<寒紅梅(カンコウバイ)>
園内に設けられている「東京・北の丸公園露場」の近くでは、早咲きの寒紅梅が見頃をむかえ、他のウメもポツリポツリと蕾を開き始めています。
明日(2月4日)は、二十四節気のひとつ「立春(りっしゅん)」です。暖かな日差しに包まれた都会の森は、いつの間にか、そこかしこに春の兆しに満ちあふれています。
■北の丸公園の最寄り駅
運行状況や利用案内は、最寄りの各駅(九段下駅(都営地下鉄新宿線、東京メトロ東西線・半蔵門線)、竹橋駅(東京メトロ東西線)、神保町駅(都営地下鉄三田線、都営地下鉄新宿線)、東京メトロ半蔵門線)順不同)へお問い合わせください。
北の丸公園近隣の文化施設等のご案内
近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(国立公文書館、科学技術館、日本武道館、千代田図書館、千鳥ヶ淵緑道、千鳥ケ淵戦没者墓苑、しょうけい館(戦傷病者史料館)、昭和館、東京国立近代美術館及び工芸館、皇居東御苑及び三の丸尚蔵館、千鳥ヶ淵ボート場(順不同))へお問い合わせください。
☆東京国立近代美術館(本館)では、2月5日(日)の無料観覧日に所蔵作品展「MOMATコレクション(所蔵品ギャラリー)」と企画展の「瑛九1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす(ギャラリー4)」が無料でご観覧いただけます。詳しくは東京国立近代美術館にお問い合わせください。
☆工芸館では、2月5日(日)の無料観覧日に所蔵作品展「近代工芸と茶の湯Ⅱ」が無料でご観覧いただけます。詳しくは工芸館にお問い合わせください。
☆国立公文書館では、1月14日(土)から3月11日(土)まで、平成28年度の第4回企画展として「漂流ものがたり」(入場料無料・※日曜、祝日は休止)が開催されます。詳しくは国立公文書館にお問い合わせください。
★千鳥ヶ淵ボート場は、12月1日から2月28日までお休みです。