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番外編2 ヘリコプターの旅

今日は、みなさまをヘリコプターの旅にご案内します。大空を舞う鳥になった気分で、楽しんでください。

南極観測船しらせには、2機のヘリコプターがあります。野外調査に行く人を運んだり、昭和基地への荷物を運んだりと、いつも大忙しです。
今日もしらせを出発です。
これがヘリコプターの中の様子です。多くの人や荷物を運ぶことができるようにするため、中のつくりは簡素になっています。
バリバリバリ・・・と音が大きいので、お互いに話をするのは難しいですが、大きく揺れないので快適な空の旅です。
窓の外には、どんな風景が広がっているのでしょうか?
南極大陸の方向を撮った写真です。
一番手前が海で、海氷が張っています。露岩と呼ばれる雪に覆われていない大地も見えます。奥は、南極大陸の氷床です。地平線の向こうは延々と雪と氷の世界が続いています。
この池に、見覚えがありませんか?第6回「スカルブスネスでの自然環境調査」の写真3で紹介した「舟底池」です。
地上からはわかりませんが、上から見ると、池の形がよく分かります。
そしてこれは、断崖の「シェッゲ」を見下ろした写真です。
昭和基地のヘリポートに降りようと思ったけれども、先客がいるようです。もう1機のヘリコプターが荷降ろし中です。しばらく、空の上を回って待つことになりました。
越冬隊が持ち帰る廃棄物のドラム缶がならべてあります。よく見ると、「47」の文字が見えます。
ヘリコプターが、しらせに戻ってきました。上空から見るしらせの姿も、かっこいいですね。