測る02製品単位の排出量算定について01
カーボンフットプリント全般

2050年ネット・ゼロの実現のために、産業界の取組は極めて重要です。企業が排出削減と成長を両立させ、顧客や消費者がグリーンな製品・サービスを選択できる社会を創り出していくための重要な基盤として、製品・サービス単位のカーボンフットプリントの算定・表示の取組が進められています。

カーボンフットプリント(CFP)とは何か

カーボンフットプリント(CFP:Carbon Footprint of Product)とは、製品・サービスの原材料調達から廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通した温室効果ガス排出量を、CO2排出量として換算した値のことです。

カーボンフットプリント(CFP)の説明図

CFPの算定を行うことで、ライフサイクルの中で排出量が多いポイントを特定し、効果的な削減対策等を行うことが可能となります。
さらに、CFP算定情報を表示・開示することで、自社の製品・サービスに関する温室効果ガス排出量の管理・削減状況について示すことができると同時に、顧客や消費者が脱炭素に貢献する製品・サービスを選択できる社会の実現につながります。

カーボンフットプリント ガイドライン

「カーボンフットプリント ガイドライン」では、以下の構成で、CFPの算定等に取り組む者に対する指針を示しています。

また、上記ガイドラインに準拠しつつ具体的な実務を行うプロセスについて解説する実践ガイドを公表しています。

カーボンフットプリント 表示ガイド

「カーボンフットプリント 表示ガイド」では、CFPの表示に取り組む者に対する指針を示しています。
実務の現実性と表示の妥当性のバランスを取ったCFPの表示の在り方について、解説しています。

関連資料

「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」にて使用した講義資料を公開しています。