測る01サプライチェーン排出量算定について05
排出原単位データベース

サプライチェーン排出量の算定は、取引先から排出量の提供を受ける方法(一次データを利用する方法)と活動量(*1)を自社で収集し、該当する排出原単位(*2)を掛け合わせることにより算定する2種類があります。
以下、排出原単位を一覧にまとめたものが排出原単位データベースとなります。

*1:事業者の活動の規模に関する量のこと。例えば電気の使用量、貨物の輸送量、廃棄物の処理量、各種取引金額が該当します。
*2:活動量あたりのCO2排出量のこと。例えば電気1kWh使用あたりのCO2排出量、貨物の輸送量1トンキロあたりのCO2排出量、廃棄物の焼却1tあたりのCO2排出量が該当します。

①サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出量等の算定のための排出原単位データベース

サプライチェーン排出量の算定に活用できる排出原単位を取りまとめたデータベースです。国内及び海外の排出原単位データベースも一覧形式で紹介しています。Ver.2.6からExcel版を掲載しています。

最新版のデータベース

Ver.3.0から一部変更がありましたので、最新版をお使いください。
なお、変更の詳細は、データベースをご参照ください。

最新版のデータベースの解説

排出原単位データベースの整備方針、使い方等をScope1、Scope2及びScope3のカテゴリ毎に整理した資料です。排出原単位の適用可否の判断等に活用できます。

過去のデータベース

②IDEAv2(サプライチェーン温室効果ガス排出量算定用)

環境省はIDEAv2の特殊ライセンスを取得しています。
このライセンスによって、環境省から使用を許可されたエンドユーザーは「自組織のサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量算定」を行う目的に限ってIDEAv2を使用することができます。

IDEAv2(サプライチェーン温室効果ガス排出量算定用)取得申請はこちら
(サステナブル経営推進機構/LCIデータベースIDEAv2(サプライチェーン温室効果ガス排出量算定用)、外部リンク)

 

③IDEAv3

IDEAは、日本国内の約5,000種類に及ぶ製品・サービスの環境負荷情報を提供している国内最大・世界でも有数のインベントリデータベースです。最新版は、LCA活用推進コンソーシアムより手続きを行うことで利用可能です。

IDEAv3(外部リンク)

 

④JLCAデータベース

J-LCAデータベースは、工業会から自主的に提供された「Gate-to-Gate」のインベントリデータ等のインベントリ分析用データ、インパクト評価用データ、および、文献データから構成されています。(注意)LCAデータベースを利用するにはLCA日本フォーラムへの入会が必要です

JLCAデータベース(外部リンク)