自然環境・生物多様性

希少な野生動植物種の保全

いま、日本国内では3,600種の生き物が絶滅の危機にある

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    アベサンショウウオ 学名 Hynobius abei

    全長10cm程度のサンショウウオで、広葉樹林、竹林の湿地に生息する日本の固有種です。森林の伐採や開発、耕作放棄等や、マニアによる採集、アメリカザリガニ等の外来種による捕食・殺傷が減少要因となっています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    アユモドキ 学名 Parabotia curtus

    全長15〜20cmの魚で、河川の中・下流と、そこにつながった水路に生息する日本固有種です。産卵のために一時的に水につかるような場所が必要ですが、河川改修や都市化等による産卵に適した場所の減少や分断、外来種による捕食、鑑賞用として違法に捕獲される等の原因で数を減らしています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    イタセンパラ 学名 Acheilognathus longipinnis

    全長が最大で15cmほど、濃尾平野、富山平野北西部、琵琶湖淀川水系の3カ所のみに生息する日本固有種です。河川の開発工事、外来種のオオクチバスによる捕食や、産卵場所である淡水二枚貝のヌートリアによる捕食などが原因となって数が減っています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    スイゲンゼニタナゴ 学名 Rhodeus atremius suigensis

    全長が約5cmで、日本に分布するタナゴの中では最も小型です。主に中小の河川や水路などに生息しています。都市化や水質汚染など開発の影響や、観賞用として違法に捕獲されたり、外来種による捕食などの影響で数が減っています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    ミヤコタナゴ 学名 Tanakia tanago

    全長は約3〜4cmほどで、関東平野の一部に局所的に生息する日本固有種です。河川の改修工事や都市化による生息環境の悪化や、産卵母貝となるマツカサガイの減少などが原因で数が減っています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    オガサワラ
    アオイトトンボ 学名 Indolestes boninensis

    体長約40mmと、アオイトンボ科で最大の日本固有種です。小笠原諸島の父島、弟島で生息が確認されていましたが、父島では1980年代に絶滅、弟島でもわずかに生息するのみと危機的な状況にあります。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    オガサワラシジミ 学名 Celastrina ogasawaraensis

    小型(全長12~15mm程度)のシジミチョウ。かつては小笠原諸島の父島、母島に多数生息していましたたが、父島では1992年以降、生息が確認されておらず、母島でも少数が確認されるのみです。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    オガサワラトンボ 学名 Hemicordulia ogasawarensis

    体長47mm程度の中型のトンボ類です。小笠原諸島の島々で生息が記録されていますが、生息場所の減少や外来種による捕食で数を減らし、現在では兄島と弟島のみが確実な生息地です。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    オガサワラハンミョウ 学名 Cicindela bonina

    体長10〜15mm程度の日本固有種です。小笠原諸島の父島と兄島で生息が記録されていますが、父島では1931年以降の記録がなく、絶滅してしまったものと考えられます。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    ゴイシツバメシジミ 学名 Shijimia moorei moorei

    カシ類などの大木が繁茂する自然林に生息しています。奈良県、宮崎県、熊本県で記録されていましたが、近年、奈良県と宮崎県では確認できていません。幼虫の餌となるシシンランが生育する環境の減少が原因と考えられます。

  • 絶滅危惧ⅠB類

    生息数 不明

    ハナダカトンボ 学名 Rhinocypha ogasawarensis

    体長30mmほどのトンボで、日本固有種です。小笠原諸島の各島に生息していましたが、父島では絶滅したものと見られ、母島でも激減、姉島では近年確認できず、弟島と兄島が主な生息地となっています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    ベッコウトンボ 学名 Libellula angelina

    体長4cmほどのトンボで、静岡県、山口県及び九州に分布しています。人間の活動が盛んな平地の池沼に生息するためその影響を受けやすく、また外来種による捕食も減少の原因となっています。

  • 絶滅危惧ⅠB類

    生息数 不明

    ヤシャゲンゴロウ 学名 Hynobius abei

    全長15~16mmほどのゲンゴロウで、日本の固有種です。福井県の夜叉ヶ池にのみ生息しており、水質汚染や違法な捕獲により、絶滅が懸念されています。

  • 絶滅危惧Ⅱ類

    生育数 数百株

    アサヒエビネ 学名 Calanthe hattorii

    長さ20~50cmになる多年草で、小笠原諸島の父島と兄島に生育する日本固有種です。園芸目的のために盗掘され、現在では、道路沿いなどでは見ることができない状況となっています。

  • 絶滅危惧IA類

    生育数 17

    ウチダシクロキ 学名 Symplocos kawakamii

    小笠原諸島の父島にだけ自生する日本固有種で、高さ1~2mの常緑低木です。生育地の乾燥化や、人間が持ち込んだノヤギによる食害が原因で数が減っています。

  • 絶滅危惧IA類

    生育数 約30

    ウラジロコムラサキ 学名 Callicarpa parvifolia

    高さ1~2mの常緑小低木で、小笠原諸島の兄島と父島に生育する日本固有種。人間が持ち込んだノヤギの食害で壊滅的な影響を受けましたが、ノヤギの駆除後は自生できる状況に戻っています。

  • 絶滅危惧IA類

    生育数 約600

    キタダケソウ 学名 Callianthemum hondoense

    高さ10cm程度多年草で、南アルプス北岳(標高2,750m以上)にのみ生育する日本固有種です。かつて園芸用に盗掘されたことが、減少の主な原因と考えられています。

  • 絶滅危惧IA類

    生育数 10以下

    コバトベラ 学名 Pittosporum parvifolium

    高さ0.5~1.5mになる常緑小低木で、小笠原諸島の父島にのみ生育する日本固有種です。ネズミによる果実の食害や台風による生育地の崩壊が原因で数が減っています。

  • 絶滅危惧IA類

    生育数 数十株

    コヘラナレン 学名 Pittosporum parvifolium

    常緑で半草本性の低木で、小笠原諸島の父島と兄島に生育する日本固有種です。減少の原因はノヤギ、ネズミによる食害が最大で、台風による生育地の崩落も影響を与えています。

  • 絶滅危惧ⅠB類

    生育数 約300

    シマカコソウ 学名 Ajuga boninsimae

    高さ10~20cmになる多年草で、小笠原諸島の乾いた岩場に生育する日本固有種です。父島ではノヤギによる食害、母島では台風による土砂崩落が減少の原因となっています。

  • 絶滅危惧ⅠB類

    生育数 10未満

    シマホザキラン 学名 Ajuga boninsimae

    小笠原諸島の父島と北硫黄島にだけ生育する日本固有種で、高さ15~25cmの多年生草本です。外来種アフリカマイマイによる食害、周辺の木々の成長による日照不足が減少の原因です。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 数十

    タイヨウフウトウカズラ 学名 Piper postelsianum

    高さ1.5~2.0mになる直立性の多年生草本で小笠原諸島母島にだけ生育する日本固有種です。自生する個体は1株のみで、植栽株も含めての数十株しか残っていません。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 約150

    チョウセンキバナ
    アツモリソウ 学名 Cypripedium guttatum

    冷温帯から亜高山帯までの草原や疎林内に生育する多年草草本で、国内では秋田県にのみ生育しています。盗掘により個体数が減少しました。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 200

    ハナシノブ 学名 Polemonium kiushianum

    山地草原に生える多年草で、九州に分布する日本固有種です。生育地である草原の管理放棄による荒廃や、園芸価値の高さによる盗掘などが減少の原因となっています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 数十

    ヒメタニワタリ 学名 Hymenasplenium cardiophyllum

    森林中のやや湿った石灰岩上にまれに生じる常緑性のシダで、小笠原群島の母島と北大東島、中国の海南島に分布しています。園芸採取、外来種アフリカマイマイによる食害が主な減少の原因となっています。

  • 絶滅危惧IA類

    生育数 数十

    ホシツルラン 学名 Calanthe hoshii

    小笠原諸島母島にだけ生育する日本固有種で、常緑樹林に生育する多年性草本です。自然の個体は3株のみが生育しており、植栽株も含めて数十株しか残っていません。

  • 絶滅危惧IA類

    生育数 数十

    ムニンツツジ 学名 Rhododendron boninense

    小笠原諸島父島にだけ生育する日本固有種で、高さ2~3mの常緑低木です。自然の個体は1株のみが生育しており、植栽株も含めて数十株しか残っていません。

  • 絶滅危惧IA類

    生育数 約200

    ムニンノボタン 学名 Melastoma tetramerum

    小笠原諸島父島にだけ生育する日本固有種で、高さ1m程度の常緑小低木です。自生個体は東海岸の実生株のみで、約200株の植栽株が現存しています。

  • 絶滅危惧IB類

    生育数 不明

    レブンアツモリソウ 学名 Cypripedium macranthos var. rebunense

    多年草の地生ランで、北海道の礼文島にのみ生育する日本固有種です。自生地以外も多くの株が栽培されており、共生菌を用いた培養にも取り組んでいます。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 数十羽

    アカガシラカラスバト 学名 Columba janthina nitens

    小笠原諸島に生息する日本固有亜種です。島外から持ち込まれた動植物による在来植生の破壊や、ノネコによる捕食などが減少の原因となっています。

  • 絶滅危惧Ⅱ類

    生息数 約3,800

    アホウドリ 学名 Diomedea albatrus

    繁殖地は伊豆諸島鳥島と尖閣諸島のみで、1890~1900年代に乱獲され、1949年の調査では絶滅したと報告されましたが、1951年に約10羽が鳥島で見つかりました。

  • 絶滅危惧ⅠB類

    生息数 約400~650

    イヌワシ 学名 Aquila chrysaetos japonica

    北海道、東北から中部、中国地方の日本海側を中心に生息し、四国、九州ではごくわずかに確認されています。開発等による生息地の減少が原因となっています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 35

    ウミガラス 学名 Uria aalge inornata

    全長44cmほどの鳥で、日本では北海道の天売島だけで繁殖します。世界の総個体数は数十万羽といわれていますが、日本では8,000羽と推定された1960年代以降、急速に減少しています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    エトピリカ 学名 Lunda cirrhata

    北太平洋の亜寒帯海域に広く分布し、国内ではかつて北海道東部の島々で繁殖していました。しかし、1970年代に入って激減し、現在、繁殖が確認されているのは根室市のユルリ島とモユルリ島のみです。

  • 絶滅危惧Ⅱ類

    生息数 1,500以下

    オオワシ 学名 Haliaeetus pelagicus

    全長約85~94cm、翼開長約220~250cmの大型のワシ類です。ロシア極東部から冬鳥として主に北海道の沿岸部に渡来します。近年は漸減傾向にあると考えられています。

  • 絶滅危惧Ⅱ類

    生息数 1,000以下

    オジロワシ 学名 Haliaeetus albicilla

    全長約80~92cm、翼開長200~228cmの大型のワシ類です。ロシア極東部から冬鳥として北海道を主とする全国各地に渡来するほか、北海道内で繁殖する個体もおり、繁殖個体については増加傾向にあります。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 約140

    シマフクロウ 学名 Ketupa blakistoni blakistoni

    全長約66~69cm、翼開長約180cmに達する日本最大のフクロウです。現在では微増傾向にありますが、人間活動による生息地の縮小・分断、餌資源の減少が課題となっております。

  • 絶滅危惧Ⅱ類

    生息数 約1,500

    タンチョウ 学名 Grus japonensis

    全長約140cm、翼開長約240cmに達する日本最大級の鳥類です。生息地の湿原が開発などで減少し、一時は絶滅の危機に瀕しましたが、地域や国などの保護活動により徐々に個体数は回復しています。生息地が北海道東部に集中しているため生息地の分散が課題となっています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 341

    トキ 学名 Nipponia nippon

    全長80cm、翼開長130cmあまりの鳥類です。明治時代に羽毛をとるために乱獲され激減し、昭和46年には野生下のトキはいなくなりました。現在では飼育と放鳥により340羽ほどが生息しています。

  • 絶滅危惧ⅠB類

    生息数 約2,000

    ライチョウ 学名 Lagopus muta japonica

    頸城山塊、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、南アルプスの高山帯に隔離分布しています。登山客の侵入や気候変動による環境の変化が減少の原因と考えられています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 100又は70

    ツシマヤマネコ 学名 Prionailurus bengalensis euptilurus

    体重3~5kg、体長50~60cmで、イエネコと同じかやや大きい程度のネコです。平成19年3月、自動撮影カメラにより23年ぶりに下島での生息が確認されました。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 約100

    イリオモテヤマネコ 学名 Prionailurus bengalensis iriomotensis

    体重3~4kgで、沖縄県の西表島にのみ生息する固有亜種です。小型哺乳類、鳥類、爬虫類、カエル類、昆虫類等、多様な生物を餌にしています。過去の開発による生息環境の変化、交通事故等が減少の要員となっています。

  • 絶滅危惧ⅠB類

    生息数 約2,000〜5,000

    アマミノクロウサギ 学名 Pentalagus furnessi

    奄美大島と徳之島の固有種で、特徴的な形質や、分布が限られることから学術的にも重要であると考えられています。奄美大島ではマングース防除事業の成果で、個体数と分布域が回復傾向にある一方で、交通事故やノネコなどの捕食者が、生存をおびやかしています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 130〜150

    オガサワラオオコウモリ 学名 Pteropus pselaphon

    小笠原諸島にのみ生息する固有種です。母島では、1968年に数百頭が目撃されていましたが、1979年にはまれにしか見られないようになりました。一方、父島では、1986年以降、徐々に目撃数が増加しています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 最大500

    ノグチゲラ 学名 Sapheopipo noguchii

    全長約30cmで、沖縄島にのみ生息する固有種です。1960年代~1980年代にかけて急速に減少しました。開発による生息地の減少、ネコ、マングースなどによる捕食が減少の原因となっています。

  • 絶滅危惧IA類

    生息数 不明

    オオトラツグミ 学名 Zoothera dauma major

    翼長160~173mmで、鹿児島県奄美大島のみに生息する固有亜種です。マングース防除事業の成果により、本種の生息個体数と分布域が回復傾向にあります。一方で、ノネコやハシブトガラスが生息地に侵入し、捕食されることにより本種の生存がおびやかされています。

  • 絶滅危惧IB類

    生息数 不明

    アマミヤマシギ 学名 Scolopax mira

    奄美大島、加計呂麻島、徳之島などに生息する日本固有種です。奄美大島ではマングース防除事業の成果で、個体数と分布域が回復傾向にあります。一方で、開発により生息場所が少なくなったことや捕食者であるノネコが、生存をおびやかしている可能性があります。

  • 絶滅危惧IB類

    生息数 不明

    ヤンバルテナガコガネ 学名 Cheirotonus jambar

    オスの大きさは50~60mm前後と、日本で最大の甲虫です。深い森にしか生息することができないため、開発による森林の減少や密猟が、その減少の原因となっています。

環境省がすすめる絶滅が危惧される生物の保全について紹介しています。

ページ先頭へ