報道発表資料
環境省はこの度、ミゾゴイの保全に役立てるため、ミゾゴイ保護の進め方をとりまとめました。 今後、関係者が、広く活用することを想定し作成しましたのでお知らせします。 |
ミゾゴイは、およそ標高1,000m以下の平地から低山帯の広葉樹林及び針広混交林に生息するサギ科の夏鳥で、ほぼ日本のみで繁殖します。ミゾゴイが生息することは、地域の環境の多様性や、森林の豊かさを示していることもできます。
しかし、ミゾゴイの個体数は1960年代以後2000年頃まで継続的に減少したと考えられます。減少要因は、越冬地や渡りの中継地となる東南アジアにおける森林の減少や、日本における繁殖環境の減少、捕食者の増加であると考えられます。日本における繁殖環境の減少は、営巣適地である森林の伐採、土地の開発、整備に伴う造成等が行われることにより生じてきました。
このため、ミゾゴイの専門家による検討会等を踏まえ、「ミゾゴイ保護の進め方(案)」をとりまとめ、平成28年3月31日(木)から4月29日(金)までパブリックコメントを実施し、その結果を踏まえ、今回公表するものです。
内容は、ミゾゴイ繁殖地の保全・配慮の考え方や具体的手法等を示し、ミゾゴイの保護活動等に取り組む関係者が、ミゾゴイ繁殖地の保全に役立てることができるようとりまとめています。
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8282)
課 長:奥田 直久(内線:6460)
課長補佐:中島 慶次(内線:6465)
係 長:有山 義昭(内線:6670)