皇居外苑・北の丸公園の紅葉
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2015年11月16日北の丸公園紅葉便り(11月16日)
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北の丸公園から、園内の紅葉の様子をお届けします。
<池に映る碧い空と紅葉>
北の丸公園で真っ先に紅葉したケヤキの木を映す池の風景です。下の橋から芝生地を臨むこの風景は、多くの人が撮影しているビュースポットです。
<ケヤキとイチョウ>
<クロモジ>
樹林地ではヤマボウシの紅葉が目を惹きます。
<ハゼノキ>
<ニシキギ>
<アキニレ>
紅葉は多く陽を浴びた部分から進むようで、北の丸公園の木々は、紅葉の進んだ部分と緑のグラデーションが見事な美しさを醸し出しています。
11月16日のもみじ林の紅葉の様子です。
もみじ林の紅葉情報のお問い合わせが多くなりました。
もみじ林が真っ赤に色付く頃は他の落葉樹は葉を落とします。
日々刻々と変化する紅葉の風景を、ぜひ楽しみください。
2015年11月06日No.7(北の丸公園グリーンアドベンチャー/子供用コース)
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北の丸公園グリーンアドベンチャー、子供用コースの設問7番を紹介します。
7番の木の全景です。枝を広げながら大きくなり、日本の春の風景を代表する高木で、北の丸公園では3月末から4月はじめの頃、枝いっぱいに花を咲かせます。(写真は 10月9日撮影)
ヒント
- ○春にうすいピンクの花が咲くよ。
- ○春に大勢の人がお花見をしてにぎわうよ。
- ○一番多く見られる桜の仲間の代表だよ。
花の様子(写真は3月23日撮影)
葉が出る前に、淡いピンク色の花を3、4個づつ房にして咲かせます。5枚の花びらは一枚一枚分かれています。
7番の問題は、この木の植物名(標準和名)ではなく、この木の仲間で最もよく知られた品種の名前(園芸品種名)が答えです。この品種は、江戸時代に染井村の植木屋さんでつくられたと伝えられ、葉に先駆けて一斉に咲く美しさなどが好まれて日本中に植えられました。
お花見の様子(写真は3月31日撮影)
この木の花が咲き始めると、全国各地で「お花見」をする様子が見られます。
北の丸公園に隣接する皇居のお濠のひとつである千鳥ヶ淵の周辺には、この種類の木が約400本も植栽されており、千鳥ヶ淵緑道公園(千代田区立)に併設されたボート場からは、ボートに乗って水辺のお花見を楽しむこともできます。
樹皮の様子
若い樹皮は、縞模様になります。(撮影は10月9日)
横向きの皺しわ(皮目ひもく)が特徴で、樹皮で茶筒などの工芸品や漢方薬、染料にも使われます。
葉っぱの軸(葉柄)に密線と呼ばれるイボ状の2つの突起がついているのがこの木の仲間に共通の特徴です。
紅葉した葉の様子(写真は11月4日撮影)
春の花の時とは異なり、秋の紅葉は一度に色を変えるのではなく、気温の低下とともに少しずつ黄色から赤へと色を変えながらハラハラと葉を落していきます。
紅葉した葉っぱと並んだ冬芽の中では、春に花を咲かせるための準備がゆっくりと始まっています。
さて、この木の名前は何でしょう?
答えは、ぜひ北の丸公園に確かめに来て下さい。
☆コースのご案内や解答用紙のダウンロードは、北の丸公園グリーンアドベンチャーのご案内をご覧下さい。
2015年10月30日No.8(北の丸公園グリーンアドベンチャー/子供用コース)
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北の丸公園グリーンアドベンチャー、子供用コースの設問8番を紹介します。
8番の木の全景です。枝を天空に広げて美しく紅葉する姿が芝生広場で大変目立ちます。北の丸公園では、芝生広場の他、各所に植えられています。(写真は10 月30日撮影)
ヒント
○家の周り、道ばた、公園に植えられるよ。
○大きくて目立つ(顕 けやけき)ので名前となったよ。
○木は箒(ほうき)を逆(さか)さにしたような形になるよ。
紅く紅葉した葉の様子(写真は10月27日)
小さめの葉っぱで、まわりがのこぎりのようにギザギザなのが特徴です。
うろこ状にはがれる幹の様子(写真は10月27日)
若い木の樹皮は灰褐色で滑らかですが、樹齢を経るにつれうろこ状にはがれるようになり、特徴的な樹皮が見られるようになります。
旧江戸城田安門
この木から製材される材木は、木目がとても美しく湿気にもよく耐えるため、臼やお椀、下駄の歯、楽器、家具など、多くの工芸品が作られています。また建築用材としても多くの寺社建築等に用いられ、国の重要文化財に指定されている旧江戸城田安門や清水門にも、この種類の木から製材された材木も用いられているそうです。
さて、この木の名前は何でしょう?
北の丸公園の芝生広場に植えられたこの木は、春の新緑、夏の緑陰、秋の紅葉、冬の樹冠など、四季を通じてその雄大な姿を楽しむことが出来ます。答えは、ぜひ北の丸公園に確かめに来て下さい。
☆コースのご案内や解答用紙のダウンロードは、北の丸公園グリーンアドベンチャーのご案内をご覧下さい。
2015年10月09日No.16(北の丸公園グリーンアドベンチャー/大人用コース)
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北の丸公園グリーンアドベンチャー、大人用コースの設問16番を紹介します。
16番の全景です。小さめの木ですが良い枝振りです。
初秋の頃、いち早く紅葉することでもよく知られており、北の丸公園ではちょうど今頃がこの木の紅葉の見頃になります。(写真は10月8日撮影)
ヒント
- ○大正時代(1912年)に米国ワシントンに贈った桜の返礼に渡来しました。ミズキの仲間です。
- ○春、白色や赤色、桃色の花(総苞)が咲きます。総苞片の先が凹んでいます。
白色の花が咲く品種(写真は4月20日撮影)
桃色の花が咲く品種(写真は4月20日撮影)
花の後に実った果実は秋になると深紅色に熟し、ヒヨドリやツグミなどの野鳥が好む大切なごちそうになります。(写真は10月6日撮影)
葉の筋(葉脈)が弧を描く様に伸びるのもこの木の特徴です。
樹皮には細かく亀裂が入ります。
北の丸公園では、科学技術館北側の園地の一角にまとまってたくさん植えられており、春の花の頃も、初秋の紅葉もとても見応えがあります。アメリカから送られてきた小さな苗木の何本かは皇室園地時代の新宿御苑にも届けられて苗畑で育てられ、後の時代になってここ北の丸公園にも移植されたという逸話もあるようですが、どの木がその当時のものなのか残念ながらはっきりとした記録が残っていません。
東京都立園芸高等学校の一角には、アメリカから送られた原木のうちの一本と伝えられる木が大切に残されているそうです。校内なので普段は一般の方が見ることは出来ませんが、毎年秋(11月はじめの土日)に行われる園芸展(文化祭)では原木のある実習エリアも公開されることがありますので、ご覧いただける機会があるかもしれません。
枝先をよく見ると、紅葉した葉っぱや赤く熟した実に並んで白っぽい花芽がたくさんついていて、早くも来年の春、桜の後に咲くための準備を始めています。
さて、この木の名前は何でしょう?
答えは、ぜひ北の丸公園に確かめに来て下さい。
☆コースのご案内や解答用紙のダウンロードは、北の丸公園グリーンアドベンチャーのご案内をご覧下さい。
2014年12月15日北の丸公園の自然
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東京は朝から厳しい冷え込みとなって、園内ではお昼近くになっても日陰にはたくさんの霜柱が立っていました。
12月15日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
さくさくと踏みたくなりますね。
武道館前の大イチョウは落葉が進んでいます。
モミジ林はほぼ落葉しました。
芝生地もこの通り、すっかり冬景色。
園内全ての紅葉が終わったかと思いきや、まだ頑張っているモミジもあります。オレンジ色の紅葉は日が当たると本当に美しいですね。
ヤブツバキは、園内の冬に見られる花の代表。気象観測地近辺のものは、大分咲き進んでいます。
園内西側で見られるマンリョウ。背の低い小さな木に沢山の赤い実をたわわにつけています。名前の縁起の良さから、お正月の飾りによく使われます。
近衛第二聯隊碑の側に植栽されているタチバナが黄色く色付いていました。爽やかな柑橘系の良い香り。
清水濠ではハシビロガモの姿が見られます。仲良くつがいで円を描くようにぐるぐると回りながら、エサを集めているようでした。
2014年12月08日北の丸公園紅葉状況
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本日の東京は朝から雲一つ無い冬晴れとなりました。園内の紅葉はイチョウをのぞき、そろそろ終盤にさしかかろうとしています。
12月8日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
武道館前の大イチョウ。冬晴れの空に鮮やかな黄葉が美しく映えています。
大イチョウの周りに植栽されているイチョウも綺麗。
近衛聯隊碑通りではイチョウやクヌギの紅葉が見頃です。
モミジ林はだいぶ葉を落とし、青空が見えているところも。
西大通りの紅葉も残りわずかです。
上の橋から見た流れの紅葉。
管理事務所横の見本園に植栽されているムクロジとハゼノキの紅葉。今週いっぱいは楽しめそうです。
管理事務所の敷地内に植栽されており、見本園から見ることができるセンダン。鳥たちの賑やかな声が聞こえたので見上げてみると、高い場所に実がなっていました。
樹林地を中心に植栽されているナンテンの実。見頃です。
下の池の側の雑木林をのぞくと、一心不乱に地面をつついてエサを集めているシロハラと出会うことができました。日本には冬鳥として渡来している外国からのお客様です。
2014年12月02日紅葉と気象観測露場のご紹介
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2014年12月01日北の丸公園の紅葉
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12月1日(月)の北の丸公園紅葉情報をお届けします。
(※画像をクリックすると拡大します)
西大通りを北側から撮影。園内を散策されるお客様に人気の紅葉スポットです。
こちらは南側から。モミジ林はすっかり赤に染まり、今が最も美しい時。
毎年恒例のモミジの絨毯が辺り一面に広がっていました。
色彩豊かなトンネルを抜けて・・・
流れを渡って階段を上ると
深い緑に囲まれた静かな空間に四阿があります。木々の隙間からのぞくモミジ林が綺麗。
芝生広場から見える池の紅葉。ケヤキはほとんど葉を落としました。
管理事務所近くの下の橋から。好天ですと池の水面に紅葉が映り込み、鏡のようになります。
こちらは管理事務所横の見本園に植栽されているムクロジの黄葉。
武道館前の大イチョウは見事な色付きになってきました。
芝生広場の池では、カルガモに混じってマガモの姿が見られました。紅葉を見に来たのカモ?
北の丸公園から、園内の紅葉風景をお届けします。
<大銀杏(日本武道館前)>
<落葉樹林地>
武蔵野の雑木林をイメージさせる落葉樹林地の紅葉さんぽがおすすめです。
<ハゼノキ>
<ヤマボウシ>
<ガマズミ>
ケヤキなどの高木がだいぶ葉を落として、明るくなってきた落葉樹林地では、ハゼノキやヤマボウシ、ガマズミなどの木々がそれぞれ個性的な秋色に染まって目を楽しませてくれます。
<芝生広場のイチョウ>
<西大通りの紅葉>
<もみじ山>
日々赤みを増すもみじ山では、さまざまな色合いの葉がパッチワークのように混じり合い、錦秋の風景をご覧いただけます。
見頃を迎えた都会の森で、紅葉さんぽを是非お楽しみ下さい。