バックナンバー2016
82件の記事があります。
2016年10月05日No.19(北の丸公園グリーンアドベンチャー/大人用コース)
皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園グリーンアドベンチャー / 北の丸公園ブログ / 秋の花
2016年09月30日秋色の花水木
皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園ブログ / 皇居外苑・北の丸公園の紅葉
北の丸公園の一角では、ハナミズキ(花水木)の紅葉や赤い実が見ごろをむかえ、一足早い紅葉散歩を楽しめます。
<ハナミズキの紅葉>
<ハナミズキの実>
北の丸公園のハナミズキは、科学技術館北側の園地(吉田茂像付近)などでご覧いただけます。
北の丸公園の最寄り駅
運行状況や利用案内は、最寄りの各駅(九段下駅(都営地下鉄新宿線、東京メトロ東西線・半蔵門線)、竹橋駅(東京メトロ東西線)、神保町駅(都営地下鉄三田線、都営地下鉄新宿線)、東京メトロ半蔵門線)順不同)へお問い合わせください。
北の丸公園近隣の文化施設等のご案内
近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(国立公文書館、科学技術館、日本武道館、千代田図書館、千鳥ヶ淵緑道、千鳥ケ淵戦没者墓苑、しょうけい館(戦傷病者史料館)、昭和館、東京国立近代美術館及び工芸館、皇居東御苑、三の丸尚蔵館、千鳥ヶ淵ボート場順不同))へお問い合わせください。
☆東京国立近代美術館(本館)では、10月2日(日)の無料観覧日に所蔵作品展「MOMATコレクション(所蔵品ギャラリー)」と企画展の「近代風景-人と景色、そのまにまに-(ギャラリー4)」が無料でご観覧いただけます。詳しくは東京国立近代美術館にお問い合わせください。
☆国立公文書館では、9月17日(土)から10月16日(日)まで、平成28年秋の特別展「時代を超えて輝く女性たち」(入場料無料・会期中は無休)が開催されています。詳しくは国立公文書館にお問い合わせください。
2016年09月05日No.11(北の丸公園グリーンアドベンチャー/大人用コース)
皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園グリーンアドベンチャー / 北の丸公園ブログ / 夏の花
北の丸公園グリーンアドベンチャー、大人用コースの設問11番を紹介します。
11番の木の全景です。(写真は 8月 12日撮影)
ヒント
○夏に咲く花は花期が長く、「百日紅(ひゃくじつこう)」ともいいます。
○サルも滑りそうなくらい、すべすべした幹で知られます。
花の様子(写真は8月12日撮影)
百日紅という別名のとおり、夏に長い期間咲き続ける花は鮮やかな紅色の品種が一般的ですが、白色から淡紫色などさまざまな花色の園芸品種があり、道路や公園、庭園からお家の庭まで、夏の花木として広く親しまれています。
現在11番のラベルが付いている木は、淡い紫色の花を咲かせる園芸品種なので、標準的な紅色の花を思い浮かべた方には少し意地悪な設問かもしれません。すぐ隣には標準的な紅色の花を咲かせる木も植えられていますので、花色の違いなどを比べてみてください。
花はその年に伸びた枝先に穂状に集まって咲き、フリルのように波立つ花びらはこの木の大きな特徴のひとつで、この木の英名(Crape myrtle)にあてられている"Crape(クレープ/縮緬(ちりめん))も、縮れている花びらがこの木の特徴である事を示しています。
幹の様子
この木の和名は、樹皮が剥がれ落ちてツルツルとした特徴的な幹肌の様子から「木登り上手なおさるさんでも滑り落ちてしまいそうに見える」ことが由来になっています。実際に幹に触れてみると、ツルツルしたなめらかな感触をしており、本当におさるさんでも滑り落ちそうな幹肌をしています。
葉の様子
小さな卵形の葉っぱが小枝にお行儀良く並んで付いているのが特徴で、秋になると黄色く色付き、その後パラパラと落葉します。
実の様子(写真は12月18日撮影)
花が咲いたあとにつく小さな球形の実は、熟すと6つに割れ、中に入っている翼がついた種子は、強い風に乗って遠くに飛んでいきます。
さて、この木の名前は何でしょう?
北の丸公園では、科学技術館と日本武道館の間の広場(通称"花木園エリア")の中程にある草地の中に、数本植えられています。周りの木に囲まれて日当たりがあまり良く無いため炎天下に植えられているものに比べて花付が少なめですが、8月頃にはフリルの付いた小さな花を咲かせてくれます。答えは、ぜひ北の丸公園に確かめに来て下さい。
☆コースのご案内や解答用紙のダウンロードは、北の丸公園グリーンアドベンチャーのご案内をご覧下さい。
2016年08月12日北の丸公園の立ち入り規制(8/15)と竹橋ルートのご案内
皇居外苑バックナンバー2016 / バリアフリー情報 / 北の丸公園ブログ
ご協力いただき、ありがとうございました。
-この記事は、平成28年8月15日に日本武道館で行われた全国戦没者追悼式に関するものです-
全国戦没者追悼式に伴う特別警備のため、8月14日(日)午後5時から8月15日(月)午後1時まで北の丸公園の立ち入り規制が行われます。
行事前夜(8月14日午後5時以降)から行事終了(8月15日午後1時)まで、北の丸公園はごく一部を除きご利用いただくことが出来ません。特別警備期間中に規制区域に立ち入らないよう、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
また、行事当日(8月15日)は、北の丸公園付帯駐車場のうち第1駐車場及び第2駐車場は午後1時まで、第3駐車場は午後2時までご利用いただくことが出来ません。立ち入り規制の期間中に北の丸公園内の文化施設(科学技術館他)にお越しになる予定のお客様におかれましては、地下鉄等の公共交通機関をご利用くださいますよう、お願いいたします。
※北の丸公園の立ち入り規制に関するお知らせは、こちらをご覧下さい。
<北の丸公園(北桔橋門口)>
主な最寄り駅(エレベーターや車いす昇降機がある出入口)から竹橋交差点を経由して、国立公文書館や科学技術館に程近い北の丸公園北桔橋門口方面に向かうバリアフリー経路については、次のブログ記事でもご案内していますので、ご参照ください。
竹橋駅(2番口)から北の丸公園(北桔橋門口・乾門口)
神保町駅(A9番口)から竹橋交差点方面
九段下駅(6番口)から竹橋交差点方面
※8月15日(月)は、東京国立近代美術館及び工芸館、皇居東御苑及び三の丸尚蔵館は定休日です。
-この記事は、平成28年8月15日に日本武道館で行われた全国戦没者追悼式に関するものです-
ご協力いただき、ありがとうございました。
2016年08月10日地元の山にでかけてみよう!
皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園ブログ / 環境保全の取り組み
明日(8月11日)は、国民の祝日「山の日」です。
今年(2016年・平成28年)からはじまる「山の日」は、山の恵みに感謝するとともに、美しく豊かな自然を守り、次の世代に引き継いでいくことを銘記する日です。
「山の日」と言われても「自分の暮らしと山との接点なんてない」、という方も多くおられるのではないでしょうか。
「山の日」の8月11日を中心に全国各地で、山に親しむ機会や、山との深い関わりを知るために役立つ各種のイベントが開催されます。
みなさまも、お住まいの地域で開催される"地元の山"のイベントを下記のウエッブサイトなどでチェックして、お近くで行われる行事にご参加ください。
山にでかけよう
「山の日」には山に行こう!(平成28年度「自然に親しむ運動」について)
新宿御苑インフォメーションセンターのアートギャラリーでは、8月2日(火)から9月4日(日)まで、日本の国立公園に関する情報満載の企画展「National Park Information(国立公園情報コーナー)」が開催されています。ぜひ新宿御苑インフォメーションセンター(入館無料)にも足をお運びください。
National Park Information(国立公園情報コーナー)チラシ/日本語版、英語版
※新宿御苑インフォメーションセンターアートギャラリーで開催中の企画展示「National Park Information(国立公園情報コーナー)」については、こちら(国民公園協会新宿御苑支部のウエッブサイト)でくわしく紹介されていますので、ご参照ください。
※新宿御苑の開園時間は、9:00から16:30(16:00入園終了、16:30閉門)です。8月中の土曜日、日曜日、祝日は、特別に開園時間が延長されており、9:00から17:30(17:00入園終了、17:30閉門)までお楽しみいただけます。
2016年08月08日立秋(りっしゅう)、残暑(ざんしょ)、緑陰(りょくいん)
皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り
昨日(8月7日)は、二十四節気のひとつ「立秋(りっしゅう)」でした。暦の上ではこの日を境に秋がはじまる頃とされます。朝晩は涼やかな風も吹き始める頃とも云われますが、秋とは名ばかりで、日中はジリジリと焼け付くような真夏の日差しが降り注ぎ、一年で最も暑い期間がこの時期です。
<北の丸公園(下の池)>
皇居外苑や北の丸公園がある東京都心部では、しばらくの間は真夏日(最高気温30℃を超える日)や猛暑日(最高気温35℃を超える日)が続きます。
<北の丸公園(展望東屋)>
北の丸公園の西側、千鳥ヶ淵を臨む展望園地や滝口の展望東屋一帯は、ツバキなどの常緑樹やヒノキなどの針葉樹など、さまざまな樹木が植えられ、深い山の中にいるような森の景観と深い緑陰が広がります。セミ時雨に包まれながら展望東屋で一息つくと、都心にいることを忘れてしまいそうです。
2016年08月05日夾竹桃(きょうちくとう)、木陰(こかげ)、蝉時雨(せみしぐれ)
皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園ブログ / 夏の花
真夏の日差しが降り注ぐなか、北の丸公園の南側、代官町通り(千代田区道)に面した植え込みなどでは、キョウチクトウ(夾竹桃)の花が見頃をむかえています。
<キョウチクトウ(夾竹桃)の花>
撮影場所は、北の丸公園と皇居東御苑の間に架かる横断歩道橋(みたけ橋)のたもとです。
北の丸公園内では、深々と葉を茂らせたモミジ(紅葉)やクスノキ(樟)など、さまざまな樹木が心地よい木陰をつくりだし、セミ時雨が降り注ぐように響き渡ります。
北の丸公園の最寄り駅
運行状況や利用案内は、最寄りの各駅(九段下駅(都営地下鉄新宿線、東京メトロ東西線・半蔵門線)、竹橋駅(東京メトロ東西線)、神保町駅(都営地下鉄三田線、都営地下鉄新宿線)、東京メトロ半蔵門線)順不同)へお問い合わせください。
北の丸公園近隣の文化施設等のご案内
近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(国立公文書館、科学技術館、日本武道館、千代田図書館、千鳥ヶ淵緑道、千鳥ケ淵戦没者墓苑、しょうけい館(戦傷病者史料館)、昭和館、東京国立近代美術館及び工芸館、皇居東御苑、三の丸尚蔵館、千鳥ヶ淵ボート場順不同))へお問い合わせください。
☆国立公文書館では、7月16日(土)から8月27日(土)まで、平成28年第二回企画展「ようこそ地獄、たのしい地獄」(入場料無料・ただし8月11日(祝/山の日)と8月14日(日)以外の日曜、祝日は展示室は休み)が開催されています。詳しくは国立公文書館にお問い合わせください。
☆東京国立近代美術館(本館)では、8月7日(日)の無料観覧日に所蔵作品展「MOMATコレクション(所蔵品ギャラリー)」と企画展の「近代風景-人と景色、そのまにまに-(ギャラリー4)」が無料でご観覧いただけます。なお、8月8日(月)から8月15日(月)は休館になります。詳しくは東京国立近代美術館にお問い合わせください。
☆工芸館では、8月7日(日)の無料観覧日に所蔵作品展「こども+おとな工芸館ナニデデキテルノ?」が無料でご観覧いただけます。詳しくは工芸館にお問い合わせください。
2016年08月02日No.7(北の丸公園グリーンアドベンチャー/大人用コース)
皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園グリーンアドベンチャー / 北の丸公園ブログ
北の丸公園グリーンアドベンチャー、大人用コースの設問7番を紹介します。
7番の木の全景です。北の丸公園には、初夏の里山の森を彩る代表的な樹種として数多く植えられています。(写真は5月6日撮影)
ヒント
○梅雨の頃、白い総苞(そうほう)の中心に小さな花が咲きます。
○実は甘くて食べられます。
○白い総苞を法師(ほうし)の頭巾(ずきん)に見立てて名前となりました。
花の様子(5月22日撮影)
花びらのような白い部分は、花を保護するために葉が変化して発達した器官で、総苞(そうほう)と呼ばれます。本当の花は総苞の中心の丸い部分にたくさん集まって咲き、このような花の形状は花序(かじょ)と呼ばれます。
この種類の木は、北海道を除く全国各地に自生し、この花を田植えを始める目安にする地域もあるそうです。北の丸公園では、公園の中央に広がる落葉樹林地を中心に点在して植えられています。
実の様子(10月13日撮影)
秋に熟す実は、山に生える木の実としては比較的甘みがあるため、山里では今でも山からのささやかな恵みとして、おやつ代わりに摘むこともあるそうです。
名前の由来
和名の由来は、白い総苞と丸い花の取り合わせが、まるで僧兵の衣装(物語に出てくる弁慶などが身につけている白い頭巾(五条袈裟))をイメージさせるということで名付けられたと云われています。
葉の様子(4月26日撮影)
葉先の方に向かってカーブを描いて伸びる葉脈や、柔らかそうな楕円状の葉っぱの縁がウェーブしているのもこの木の葉っぱの特徴です。
樹皮の様子(10月15日撮影)
暗赤褐色の樹皮は、木が大きくなってくると燐片状に剥がれてまだら模様になります。木材の材質は、粘り強くて折れにくい材質のため、木槌(きづち)や鍬(くわ)などの強い力が加わる道具の柄などに用いられるそうです。
さてこの木は何でしょう?
答えは、ぜひ北の丸公園に確かめに来て下さい。
☆コースのご案内や解答用紙のダウンロードは、北の丸公園グリーンアドベンチャーのご案内をご覧下さい。
2016年07月29日ウォータープロジェクトを始めよう!
皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園カエル通信 / 北の丸公園ブログ / 環境保全の取り組み / 皇居外苑ブログ
「水の日」をご存じですか?
8月1日は、水循環基本法で定められた「水の日」です。この日は 国民の間に広く健全な水循環の重要性についての理解と関心を深める日とされており、8月1日の「水の日」と「水の週間」を中心に、全国各地で水環境について考える契機としていただくための各種行事が開催されます。
北の丸公園内に位置する科学技術館のサイエンスホールでは、水の週間実行委員会他による『水を考えるつどい「私たちの水、日本の水」』が開催されます。
ぜひ、みなさまもお住まいの地域で開催される地元の水の日イベントをチェックして、お近くで行われる行事にご参加ください。
☆水の日及び水の週間に行われる主な関連行事は、こちら(国土交通省HP)でご確認ください。
環境省では、水環境の保全や水の大切さについて皆さまに知っていただき、お一人お一人が出来ることを考えていただきくきっかけとして、官民連携による「ウォータープロジェクト」を発足し、水環境に関する情報を発信しています。
台所に油を直接捨てないとか、歯磨きの時にちょっと節水する、ゴミをポイ捨てしないなど、日々の暮らしの中で誰もが取り組めるささやかな気配りの積み重ねが、水環境の保全や改善につながります。水の日をきっかけに、皆さんのお家や会社、学校などで、身近な水環境を守るための小さな"ウォータープロジェクト"を始めてみませんか?
北の丸公園の最寄り駅
運行状況や利用案内は、最寄りの各駅(九段下駅(都営地下鉄新宿線、東京メトロ東西線・半蔵門線)、竹橋駅(東京メトロ東西線)、神保町駅(都営地下鉄三田線、都営地下鉄新宿線)、東京メトロ半蔵門線)順不同)へお問い合わせください。
北の丸公園近隣の文化施設等のご案内
近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(国立公文書館、科学技術館、日本武道館、千代田図書館、千鳥ヶ淵緑道、千鳥ケ淵戦没者墓苑、しょうけい館(戦傷病者史料館)、昭和館、東京国立近代美術館及び工芸館、皇居東御苑、三の丸尚蔵館、千鳥ヶ淵ボート場順不同))へお問い合わせください。
☆科学技術館(1階イベントホール)では、明日(7月30日(土))と、明後日(7月31日(日))、「青少年のための科学の祭典(全国大会)」(行事会場は無料・常設展示は有料)が開催されます。詳しくは科学技術館にお問い合わせください。
☆国立公文書館では、7月16日(土)から8月27日(土)まで、平成28年第二回企画展「ようこそ地獄、たのしい地獄」(入場料無料・ただし8月11日(祝/山の日)と8月14日(日)以外の日曜、祝日は展示室は休み)が開催されています。詳しくは国立公文書館にお問い合わせください。
2016年07月28日梅雨明け、夏ピクニック!
皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 気象観測
北の丸公園では、池のそばで白いエンジュの花が咲いていました。房状に咲くエンジュの花のひとつひとつを観てみると、マメ科植物に共通する蝶々のような形の小さな花をたくさん咲かせています。
<エンジュ(槐)の花>
大きく広がる枝には、一枚一枚が鳥の羽のような形をした葉っぱを茂らせ、夏の日差しを和らげるやさしい木陰を作り出すため、街路樹や公園樹としてもよく植えられており、都会でも実は身近な樹木のひとつです。皇居外苑や北の丸公園の辺りでも、和田倉噴水公園から九段下辺りの内堀通りなどに、街路樹として植えられており、厳しい環境にもめげず羽のような葉っぱを茂らせて、都心のオフィス街に降り注ぐ日差しを和らげています。
<カラスザンショウ(烏山椒)の葉>
北の丸公園の西側、千鳥ヶ淵側の林で鳥の羽を広げたような葉っぱを茂らせているこちらの樹木は、カラスザンショウです。鳥の羽のような葉っぱだけ観るとエンジュよく似ているような印象ですが、カラスザンショウはミカン科の植物です。葉や実などには香辛料の"山椒(さんしょう)"を思い起こさせるような独特な匂いがあります。
明後日(7月30日)は"土用の丑の日"ですので、"山椒"と聞くとウナギを思い浮かべる方も多いかと思いますが、鰻重(うなじゅう)に添えられることが多い香辛料の"山椒"の原料には、全く別の種類のサンショウ(山椒)という種類の植物の実や葉が使われます。
香辛料には使われないカラスザンショウですが、アゲハチョウの仲間の幼虫が好む食草のひとつとして知られ、いきものの多様性を構成するために大切な森の樹木です。
今日(7月28日)は、関東甲信越地方で梅雨明けが発表されました。
梅雨明け(関東甲信地方) 7月28日頃(昨年よりも18日遅く、平年より7日早い記録)
昨年(2015(平成27)年)は、7月10日頃
平年は、7月21日頃
梅雨も明けて、ときおり夏らしい日差しが降り注いだ今日の芝生広場には、木陰に小さなレジャーシートを広げて"夏ピクニック"を楽しむ方々の笑顔が咲いていました。
北の丸公園の最寄り駅
運行状況や利用案内は、最寄りの各駅(九段下駅(都営地下鉄新宿線、東京メトロ東西線・半蔵門線)、竹橋駅(東京メトロ東西線)、神保町駅(都営地下鉄三田線、都営地下鉄新宿線)、東京メトロ半蔵門線)順不同)へお問い合わせください。
北の丸公園近隣の文化施設等のご案内
近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(国立公文書館、科学技術館、日本武道館、千代田図書館、千鳥ヶ淵緑道、千鳥ケ淵戦没者墓苑、しょうけい館(戦傷病者史料館)、昭和館、東京国立近代美術館及び工芸館、皇居東御苑、三の丸尚蔵館、千鳥ヶ淵ボート場順不同))へお問い合わせください。
☆国立公文書館では、7月16日(土)から8月27日(土)まで、平成28年第二回企画展「ようこそ地獄、たのしい地獄」(入場料無料・ただし8月11日(祝/山の日)と8月14日(日)以外の日曜、祝日は展示室は休み)が開催されています。詳しくは国立公文書館にお問い合わせください。
北の丸公園グリーンアドベンチャー、大人用コースの設問19番を紹介します。
19番の木の全景です。写真は9月27日撮影)
ヒント
○秋に橙色(だいだいいろ)の小花が咲き、庭や公園に植えられます。
○中国原産で日本のものは雄花(おばな)だけで実がなりません。
○花の香りは香料として利用されます。
この樹種は、病害虫も少なく丈夫で、刈り込み剪定などで大きさを一定程度に管理しやすいことなどから、一般家庭のお庭や生垣から、公園、道路、マンションなどの大型建築物周辺の緑化樹木として幅広く植えられています。19番の木も人の手で丸く刈り込まれた人工樹形をしています。
葉の様子(写真は9月27日撮影)
常緑樹のこの木は一年中豊かな緑色の葉をこんもりと茂らせています。
葉は対生です。長さ6㎝から12㎝の長楕円形で先はとがり、細かい鋸歯が先端部にあります。
花の様子(写真は9月27日撮影)
北の丸公園では9月の終わりから10月にかけて、本格的な秋の訪れとともに、金色に例えられる鮮やかなオレンジ色で、ひとつ一つは5㎜ほどしかない小さな花がたくさん集まって咲きます。
この木の特徴は、何と言っても花の香りです。秋の訪れを告げるように辺り一面に漂うこの花の甘い香りで、身近な場所に植えられているこの木の存在に気づく方も多いのではないでしょうか。
この花は、古くからお茶やお酒の香り付けや色づけや香料としても用いられています。
江戸時代に日本に渡来したとされる説が一般的に知られているこの樹種は、日本には雄株しか渡来していないため、毎年たくさんの花を咲かせても実が成らないと云われています。
樹皮の様子(写真は9月27日撮影)
樹皮は淡灰褐色です。白っぽくゴツゴツしたこの樹皮の様子が動物のサイを思い起こさせることから、和名の漢字表記は「犀(さい・せい)」という漢字が当てられた「〇〇犀(〇〇セイ)」が用いられます。
北の丸公園には、この種類の木が約40本ほど各所に点在するように植えられています。
とりわけ、来園された皆さんを香りでお迎えするように田安門脇の植え込みにさりげなく混植されているこの木は、花の時期以外注目を浴びることはありませんが、本格的な秋の訪れを豊かな香りで感じさせてくれることから、秋の隠れた見どころ(嗅ぎどころ)の一つです。
さて、この木の名前は何でしょう?
答えは、ぜひ北の丸公園に確かめに来て下さい。
☆コースのご案内や解答用紙のダウンロードは、北の丸公園グリーンアドベンチャーのご案内をご覧下さい。