いきもの
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2015年05月19日幸せを呼ぶ黄色い小鳥
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北の丸公園西側の紅葉林で、キビタキ(♂)に出会いました。
新緑のこの時期に渡来し、日本各地で繁殖するキビタキは、夏の到来を告げる渡り鳥として知られています。
「ホッヒィー フィフフー」「ピッコロ・・」変化に富む軽やかなさえずりが、静かな朝の北の丸公園に響き渡ります。
キビタキが好む条件に合う北の丸公園の林
(樹がある程度大きく樹冠の下に空間があり、中層から下層が茂っている)
なかなか姿を現してくれません。後ろ姿です。
キビタキは、福島県の県鳥に指定されています。
幸せを呼ぶ黄色い小鳥キビタキをモチーフにした復興シンボルキャラクター「キビタン」は、常に前向きな性格でみんなと福島を繫ぐ架け橋として活躍しているそうです。
2015年05月11日北の丸公園のタチバナ
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近衛歩兵第二聯隊碑(このえほへいだいにれんたいひ)のとなりで、
タチバナの花が見頃を迎えています
蝶達も集まってきています
アオスジアゲハ
樹の上だけで無く、足元でも多くの蝶が見られる様になりました
ガマズミも見頃です
モミジ林から管理事務所に向かう西大通りではピラカンサの花が満開です
管理事務所近くの下の池ではカルガモが気持ちよさそうにお昼寝です
2015年03月31日北の丸公園の自然
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3月29日、東京ではソメイヨシノの満開が報じられ、今日はお花見日和。朝早くから始まった人の波が一日中続いています。
3月30日の北の丸公園自然情報をお届けします。
北の丸公園乾出入り口、皇居乾門前のベニシダレです。
乾門前の交差点から代官町通りを眺める。色とりどりの桜が並びます。
千鳥ヶ淵。流れる様に枝垂れ咲くソメイヨシノです。
千鳥ヶ淵。ソメイヨシノです。
田安門前のソメイヨシノです。先週のブログでもお伝えしました。今日も大勢のお客様で賑わっています。
清水門の雁木坂を登った所のヤエベニシダレ。まだ2分咲きです。
花木園のアカミオオシマザクラ。奥にはソメイヨシノが見えます。花木園には他にも多くの種類の桜があります。
フォレスト北の丸(レストハウス)近くの大きなベニシダレ。身長と比べるとその高さが分かります。
中ノ橋付近のソメイヨシノです。池に映る姿が大変美しいお薦めスポットです。
中ノ池のオタマジャクシ。元気に泳ぐ姿が見られます。
2015年03月23日北の丸公園の自然
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早咲きの桜も見頃を過ぎ、気象庁の開花宣言を前に田安門前のソメイヨシノが花開きました。お花見シーズンを目前に園内の花々も次々と見頃を迎えています。
3月23日の北の丸公園自然情報をお届けします
田安門前のソメイヨシノの開花です。胴吹き部分からほころびはじめました
枝先部分の蕾はふっくらし、遠目で見てもピンク色を感じるようになりました。田安門近くの武道館では連日大学の卒業式が行われています。重要文化財の田安門に袴姿の学生さん。海外からのお客様も記念撮影をしていました。
北の丸公園の外、皇居乾門前のベニシダレザクラも一花一花開き始めています。
乾門から園内に入ると先週開花をお伝えしたユキヤナギが一番の見頃を迎えています。上品で優美。雪のような様子が人気の花です。
ユキヤナギの花のアップです。流れる様な房には小さな花がぎゅっと咲き集まっています。間近にご覧いただくことができます。
花木園では白や黄色のスイセンが甘い香りと共に園内を明るく賑わしています。
園内の多くで足元を彩るのは他にアルゼンチン原産のハナニラです。白の中に僅かに紫色が混じります。多年生球根植物なので毎年春を告げて咲いてくれています。
こちらも先週開花をお伝えしたミツマタです。見事な見頃になりました。リズミカルに三つに分かれた枝先の花々をどうぞご覧下さい。
昆虫やネズミなどの小動物のハヤニエを作るというモズを見つけました。可愛い姿ですがよく見るとクチバシが鋭いのが分かります。園内で見られる留鳥です。
2015年03月02日北の丸公園の自然
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早いもので、3月に入りました。今日は、昨日の雨から一変、朝から青空が広がりました。
3月2日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
気象観測地点(露場)周辺に植栽されている梅が次々と咲き出しています。付近を午前中に通ってみると、既にカメラマンの方が開き始めたウメの花を撮影されていました。
モデルは白梅とその蜜を吸うメジロ。せわしなく動き回るので、撮影できたときの喜びはひとしおです。
白梅の他に、濃い紅色も咲き始めています。すぐ隣には、以前に紹介した淡い紅色の梅が植栽されているので合わせてご覧下さい。
吉田茂像すぐ近くに植栽されているカンザクラは、今が見頃です。こちらも散策中のお客様が足を止めてカメラに収めていました。
カンザクラのアップ。
カワヅザクラは現在6部咲きほど。満開が楽しみですね。
清水門広場に向かうと、黄色と紅色のコントラストが目に飛び込んできました。
近くに寄ってみると、黄色はサンシュユの花で・・・
紅色はカンヒザクラの蕾の色でした。開花まで間もなくです。
牛ヶ渕をのぞいてみると、黒い体に白いおでこをしたオオバンの姿がありました。モノトーンがおしゃれですね。広いお濠内をすいすい移動して行き、すぐに見えなくなってしまいました。
2015年02月23日北の丸公園の自然
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本日は朝から寒さも緩み、日中はコートなしで過ごせる暖かさとなりました。
2月23日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
午前中にモミジ林の側を歩いていると、あちこちから鳥達の賑やかな鳴き声が聞こえて来ました。立ち止まってバードウォッチングのスタートです。
まず最初に姿を見せたのはヤマガラ。木の実をクチバシに挟んで、「見て見て!」と言わんばかりの誇らしげな顔でこちらにやって来ました。
オレンジ色の腹が遠目にも目立つ、ジョウビタキのオスも現れて周囲の様子を伺っていました。ジョウビタキは渡り鳥なので姿が見られるのもあと一ヶ月ほどでしょうか。
「ギギギー」と特徴のある声で鳴きながら飛んできたのはコゲラ。キツツキの仲間の中では最も小さいサイズです。樹皮の下の虫を食べにやって来たようでした。
梅林で響く「チーチュルチーチュル」という鳴き声の主を探すと、ウメの蜜を吸い訪れたメジロと出会う事ができました。
現在6部咲きほどのカンザクラにはヒヨドリの姿が。こちらも蜜が目当てのようです。
田安門の近くへ行くと、足元に直径2から3ミリほどの小さなキュウリグサや・・
ホトケノザがありました。
管理事務所前のアカバナミツマタもようやく開花。これからこの小さな紅い花が球状にまとまって花開きます。北の丸公園を散策される際には、少しずつ近づく春を見つけて下さい。
2015年02月09日北の丸公園の自然
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暦の上では立春(2月4日)を迎えましたが、厳しい寒さはまだ続きそうです。
2月9日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
管理事務所近くの橋から中の池を撮影。朝方はかなり冷え込みましたが、撮影の時には氷は張っていませんでした。
吉田茂像近くに植栽されているカンザクラが、少しずつ咲きはじめています。散策の際に是非ご覧下さい。
園内でカンザクラの次に咲くのはカワヅザクラ。先週よりも蕾の色が濃くなってきました。
花木園の北側では、ジンチョウゲの蕾が見られます。外側は紅紫色をしていますが、花が開くと中は白色。上品な甘い香りと共に花弁の色の対比もお楽しみ下さい。
園内の至る所に植栽されているヤブツバキ。花が終わる時は一枚一枚花弁が散るのではなく、花ごとポトリと地面に落花します。萎れていない瑞々しい状態のものが多く、どことなく風情を感じます。
花木園北側の歩道沿いに植栽されているハナズオウの冬芽。昨年は4月の中旬に見頃を迎えました。
管理事務所近くの橋の上から池周辺を見渡すと、カルガモ達が草地に上がって食事中。
科学技術館近くの歩道では、明るいオレンジ色の腹が特徴のジョウビタキ(オス)が目の前を横切りました。カメラを向けると少しの間こちらに視線を寄越し、可愛らしい姿を撮影させてくれました。
2015年01月26日北の丸公園の自然
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午前中は雲に覆われていた北の丸周辺ですが、午後になると太陽が顔をだし、穏やかな晴天となりました。
1月26日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
管理事務所近くの下の池をゆっくり遊弋(ゆうよく)するカルガモたち。時折水面に顔をいれて、小魚を探しているようでした。
休憩所前ではアカバナマンサクが開花していました。赤いマンサクは他にベニバナトキワマンサクがありますが、そちらは常緑。写真のアカバナマンサクは落葉するのが特徴です。
アカバナマンサクの隣ではソシンロウバイが咲いています。近くに寄って撮影していると、甘い良い香りが漂ってきました。
園内の至る所に植栽されているアオキ。葉が常緑で、いつも青々としている事からこの名になりました。写真は雌株。赤い実は春になるまでにツグミやヒヨドリに食べられてしまいます。
こちらはアオキの雄株。たくさんの蕾が見られました。開花まで約一ヶ月といったところでしょうか。星形の、紫色がかった小さな花を咲かせます。
樹林地で見られるクロモジの冬芽。
ナラガシワの冬芽。ナラガシワはコナラやシラカシなどと同様に、受粉したその年に実(どんぐり)をつけます。
ソシンロウバイの樹が突然揺れたので見上げてみると、ヒヨドリの姿が。パクリ!と蕾や花を美味しそうに丸呑みしていました。
2015年01月19日北の丸公園の自然
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本日も東京は穏やかな冬晴れ。冷たく澄んだ空気が広がる園内で耳を澄ますと、鳥たちのおしゃべりがあちこちから聞こえてきます。
1月19日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
先週ご紹介した清水門広場のシナマンサクの開花が徐々に進んでいます。
園内で最も早く開花するウメの樹。先週よりも花数を増やしていました。
園内ではおなじみのヤマガラ。「ニィーニィーニィー」と少し鼻にかかった地鳴きが聞こえて来ました。
シジュウカラも一年中見られる野鳥です。地鳴きは「ジュクジュクジュク」。特徴のある声のため慣れてしまうとすぐ見つけられます。
コゲラは主に昆虫類をエサとしています。今の時期樹皮の下から虫を探して食べる様子がよく観察できますよ。テンポ良く、滑るように幹を移動していました。
シベリア東部からカムチャッカにかけての地域で繁殖し、冬鳥として日本に渡来するツグミ。北の丸公園ではこの時期、芝生の上でエサを探し歩く様子が見られます。立ち止まる時ぐっと胸を張るのが特徴。
少し暗い草陰を好む、渡り鳥のシロハラ。落ち葉をはねのけて、ミミズや昆虫などを探していました。園内ではアカハラも見られますよ。
町中の木をねぐらとして集まることからご存じの方も多いムクドリ。繁殖期にはつがいで行動する事が多いそう。花木園で仲良くエサ探しをしていました。
ガサガサッと大きな音に目を向けると、ヒヨドリがアオキの実を一生懸命ついばんでいました。よほどお腹が空いていたのか、こちらに気付いても食べ続けていましたよ。
現在、牛ヶ淵ではホタルの時期となっております。
平成26年7月に照明に関する地域ルールを作成し、今年度も地域の皆様にご協力お願いしているところです。
改めてお知らせします。
添付資料:ホタル保護のための牛ヶ淵地域ルール.pdf [PDF 59KB]
平成26年7月15日掲載:ホタル保護のための牛ヶ淵地域ルールのお知らせ
http://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/topics/140715.html