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2014年12月25日北の丸公園の自然
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早いもので、12月も残すところ約一週間となりました。今回が年内最後のブログ更新となります。今年も一年ご愛読頂きありがとうございました。
12月24日(水)の北の丸公園自然情報をおとどけします。
花木園で、モコモコの暖かそうなコートを着ているコブシの冬芽を見つけました。
ソメイヨシノの冬芽は、毛は無くすっきりとした印象。植物の種類によって冬越しの姿が異なるので、違いを観察するのも面白いですよ。
花木園や清水門外通りでニホンズイセンが咲いています。優しい良い香りと、凛とした立ち姿をお楽しみ下さい。
前回は公園西側に植栽されているマンリョウを紹介しましたが、武道館近くではセンリョウも実をつけています。
武道館前の駐車場で見つけた渡り鳥のジョウビタキ。オスは明るいオレンジ色の腹がトレードマークで、遠くからでも見つけることができます。
毎年この時期になると園内でよく姿が見られる渡り鳥のツグミ。もう少し寒くなると木の上の実がなくなるので、芝生の上でエサを探している様子が観察できるようになりますよ。
芝生広場中央の橋近くでアオサギを見つけました。この独特の立ち姿は、なかなか愛嬌がありますね。
カルガモは羽の中にクチバシを差し入れ、目をぎゅっと閉じてお休み中。カルガモも含め、ほとんどの鳥は瞼(まぶた)を下から上に閉じます。是非観察してみて下さいね。
2014年12月15日北の丸公園の自然
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東京は朝から厳しい冷え込みとなって、園内ではお昼近くになっても日陰にはたくさんの霜柱が立っていました。
12月15日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
さくさくと踏みたくなりますね。
武道館前の大イチョウは落葉が進んでいます。
モミジ林はほぼ落葉しました。
芝生地もこの通り、すっかり冬景色。
園内全ての紅葉が終わったかと思いきや、まだ頑張っているモミジもあります。オレンジ色の紅葉は日が当たると本当に美しいですね。
ヤブツバキは、園内の冬に見られる花の代表。気象観測地近辺のものは、大分咲き進んでいます。
園内西側で見られるマンリョウ。背の低い小さな木に沢山の赤い実をたわわにつけています。名前の縁起の良さから、お正月の飾りによく使われます。
近衛第二聯隊碑の側に植栽されているタチバナが黄色く色付いていました。爽やかな柑橘系の良い香り。
清水濠ではハシビロガモの姿が見られます。仲良くつがいで円を描くようにぐるぐると回りながら、エサを集めているようでした。
2014年12月08日北の丸公園紅葉状況
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本日の東京は朝から雲一つ無い冬晴れとなりました。園内の紅葉はイチョウをのぞき、そろそろ終盤にさしかかろうとしています。
12月8日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
武道館前の大イチョウ。冬晴れの空に鮮やかな黄葉が美しく映えています。
大イチョウの周りに植栽されているイチョウも綺麗。
近衛聯隊碑通りではイチョウやクヌギの紅葉が見頃です。
モミジ林はだいぶ葉を落とし、青空が見えているところも。
西大通りの紅葉も残りわずかです。
上の橋から見た流れの紅葉。
管理事務所横の見本園に植栽されているムクロジとハゼノキの紅葉。今週いっぱいは楽しめそうです。
管理事務所の敷地内に植栽されており、見本園から見ることができるセンダン。鳥たちの賑やかな声が聞こえたので見上げてみると、高い場所に実がなっていました。
樹林地を中心に植栽されているナンテンの実。見頃です。
下の池の側の雑木林をのぞくと、一心不乱に地面をつついてエサを集めているシロハラと出会うことができました。日本には冬鳥として渡来している外国からのお客様です。
2014年12月01日北の丸公園の紅葉
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12月1日(月)の北の丸公園紅葉情報をお届けします。
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西大通りを北側から撮影。園内を散策されるお客様に人気の紅葉スポットです。

こちらは南側から。モミジ林はすっかり赤に染まり、今が最も美しい時。

毎年恒例のモミジの絨毯が辺り一面に広がっていました。

色彩豊かなトンネルを抜けて・・・

流れを渡って階段を上ると

深い緑に囲まれた静かな空間に四阿があります。木々の隙間からのぞくモミジ林が綺麗。

芝生広場から見える池の紅葉。ケヤキはほとんど葉を落としました。

管理事務所近くの下の橋から。好天ですと池の水面に紅葉が映り込み、鏡のようになります。

こちらは管理事務所横の見本園に植栽されているムクロジの黄葉。

武道館前の大イチョウは見事な色付きになってきました。

芝生広場の池では、カルガモに混じってマガモの姿が見られました。紅葉を見に来たのカモ?

2014年11月10日北の丸公園の自然
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11月10日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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池面に映るケヤキの黄葉。中の橋の上からお楽しみ頂けます。

こちらはモミジ林の現在の様子。見頃を迎えるのは11月下旬頃と予想されます。

気象観測地近くのアオギリも黄葉していました。樹皮が緑色、葉が桐(きり)の葉に似ている事からこの名前に。

バサっと大きな音がしたので見てみると、アオギリの落葉でした。葉の大きさは手のひら3つ分にもなります。

樹林地を歩いていると、鳥たちの賑やかなおしゃべりがひっきりなしに聞こえて来ました。頭上ではキツツキの仲間であるコゲラが素早く樹から樹へ飛び移り、エサ集めに奔走中。

可愛らしい色合いをしたヤマガラは、園内ではおなじみの野鳥です。休む暇無く地面をつつき回る姿はとても忙しそう。

首から背にかけて、美しい黄緑がかった灰色が印象的なシジュウカラも、他の鳥たちと競うように木の実や虫を探し出していました。

清水門広場から清水濠をのぞくと、真っ白いサギが遠くを見つめて静かに佇んでいました。

2014年11月04日北の丸公園の自然
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11月4日(火)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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芝生広場の現在の様子。イチョウの黄葉はまだですが、ケヤキは美しく色付いて見頃を迎えています。

さんさんと暖かな日差しが降り注ぐ芝生広場では、遠足で訪れた園児たちの楽しそうな声が元気に響き渡っていました。

樹齢150年といわれるトチノキの大木。黄葉が日の光を浴びて美しく輝いています。

園内の所々でヤツデが咲きはじめました。

花粉を運んでくれる昆虫が少なくなるこの時期、ヤツデは強い花の香りで昆虫をおびき寄せます。一つの花につく雌しべと雄しべの成熟する時期をずらして、近親での受粉を防ぎ、健全な子孫を残すための工夫をしています。

近代美術館工芸館側から池をのぞくと、人目を避けるようにして二羽のカルガモが仲良くのんびり休憩していました。

2014年10月28日北の丸公園の自然
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10月28日(火)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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芝生地
現在の芝生地ケヤキの紅葉。先週よりも明らかに色付いています。

西大通り
西大通りは、毎年美しいコントラストが楽しめるオススメの撮影スポット。これからケヤキやイチョウ、モミジが色をつけていきます。

モミジ林
少しずつ上部に色の変化が感じられるようになってきました。

カクレミノ
綺麗に黄葉したカクレミノ。

カツラ
樹林地内には綿飴のような、キャラメルのような香りが充満している場所があります。

この香りは、カツラの枯葉が発しているもの。樹林地を訪れた際は足をとめて、心地よい甘い香りを楽しんではいかがでしょう。

ツワブキ
前回紹介したツワブキですが、ようやく咲きそろいました。写真は第一駐車場入口付近。

カマキリ
事務所前の樹名板の上で褐色のカマキリを発見。時折顔を洗ったり、こちらをじっと見つめたりと愛嬌のある仕草を披露してくれました。
ツユムシの仲間
清水門付近の石に止まっていたのは夏から秋にかけて見られるツユムシの仲間。

スズメ
小さな水たまりで三羽仲良く水浴び。晴天の空の下、とても気持ちよさそうでした。寄生虫を落とすための、大事なバスタイムですね。

2014年10月20日北の丸公園の自然
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10月20日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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芝生広場のケヤキ
3分の1ほど色付いてきました。

こちらは樹林地のケヤキ

ニシキギ
真っ赤に色付いたニシキギ。園内で最も早く紅葉します。

ヒイラギモクセイ
休憩所の前を歩いていると、どこからか甘くて良い香りが漂ってきました。その正体はヒイラギモクセイの白い花。

キチジョウソウ
ふと足下に目をやると、キチジョウソウが咲き始めていました。冬には赤紫色の綺麗な実をつけます。

イヌマキ
花木園中程に植栽されているイヌマキの樹に、串団子の様な実がなっていました。赤い部分(果床)は食べることが出来ますが、緑色の種は毒があるので注意が必要です。

シジュウカラ
下の池の脇の日陰では、シジュウカラがガサガサとエサを探し回っていました。

努力の甲斐あって虫を捕まえることに成功!

ヤマガラ
樹林地ではヤマガラが一生懸命木の実や虫を探していました。正面から見る鳥の顔はなかなか面白いですね。

2014年10月06日北の丸公園の自然
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台風18号の影響により、午前中は激しい雨で池の水位も溢れんばかりでした。午後になると強い日差しと共に青空が広がり、アブラゼミも鳴き出していました。
10月6日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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台風一過の秋晴れ。
アズマヒキガエル
雨上がりの園内を散策していると、アズマヒキガエルがこちらをきょとんとした様子で見ていました。湿った空気に嬉しくなって飛び出してきたのでしょうか?
スズメ
江戸時代からそのままの姿を残す雁木坂(がんぎざか)で、普通のスズメよりも薄い色をしたスズメを発見。花木園などでたまに見かけます。見つけられたらラッキーかも?
ハシブトガラス
清水門広場ではカラスがピンク色のコブシの実を器用に割って、中の赤い種を美味しそうに丸呑みしていました。
雨上がりの芝生広場で、見慣れない姿が。正面に回って見てみると・・
「びっくりした!」のポーズで威嚇するアメリカザリガニでした。池の水位が上がって外に出されてしまったのか、なんだか不満げ。
フジバカマ
秋の七草の一つであるフジバカマが開花しました。近くに寄ると、桜餅の様な良い香りがふわっと漂ってきます。
厳しい寒さの中、園内の梅林では早咲きの梅が開花しはじめました。
1月14日(水)の北の丸公園自然情報をお届けします。
幼稚園や小学校の遠足で訪れた方達で芝生広場は大変な賑わい。皆さん鬼ごっこや隠れんぼをして楽しまれていました。
お昼時になっても、池水面の氷は溶ける兆しがみえません。
梅林では、毎年他の木よりも一足先に開花する白梅が一本あります。本日5輪ほどの開花が確認できましたので是非ご覧下さい。
西大通りのサンシュユが、一輪開花しかけていました。見頃は三月頃。
清水門広場のシナマンサクは、もうまもなく花開きます。蕾や咲き始めの段階では、花びらはくるくると巻かれているのが特徴。
シナマンサクの側にはオオキバナカタバミの姿が。春の花ですが、暖かさに誘われたのでしょうか?
清水広場から清水濠を見下ろしてみると、のんびりとお濠を散歩するコブハクチョウの姿がありました。