2008年度エコインターンシッププログラム活動報告

現在表示しているページ

旭硝子株式会社

体験談を読む

体験談を読む

 受入先

旭硝子株式会社 本社CSR室

千葉工場化学品カンパニーCSR室 鹿島工場化学品部
 日程 平成20年9月22日(月)〜10月3日(金)までの9日間
 実施場所 本社(22日)、千葉工場(9/24〜26、10/2〜3)、鹿島工場(9/29〜10/1)
 実施時間 8時30分〜17時15分(うち休憩1時間)
 カリキュラム概要 CSR全般、化学物質関連、鹿島工場での重曹プラントにての実習

スケジュール

9/22
(月)
AM

本社にてオリエンテーションと会社紹介

秘密保持、費用処理などの確認、安全に行動する為の注意事項他
PM CSRとは何か 環境と企業活動、環境法
AGCグループの環境管理活動、統合EMS解説
9/24
(水)
AM

千葉工場にて工場入構教育 オリエンテーション(作業着等)

人材育成 安全体感研修
PM 安全体感研修
9/25
(木)
AM

工場概要、工場見学 Chemistry for a Blue Planet(DVD)

化学品カンパニー環境・安全全般
PM 化学物質関連解説(物質安全・安衛法・化審法・グリーン調達)
9/26
(金)
AM 化学物質関連解説(輸出貿易・REACH・開発)
PM 化学物質関連解説(GHS・環境安全)
9/29
(月)
AM 鹿島工場にて工場入構教育、工場見学 鹿島工場の環境全般
PM 重曹プラント概要説明、見学
9/30
(火)
AM 重曹プラントと環境について説明、見学
PM 質疑・まとめ
10/1
(水)
AM 質疑・まとめ
PM 質疑・まとめ、千葉へ移動
10/2
(木)
AM まとめ
PM 工場見学 まとめ
10/3
(金)
AM 発表練習
PM 発表

▲ このページの先頭へ

インターンシップに参加してよかったと思いますか?

参加してよかったです。
・環境問題に対しての企業の積極的な取り組みをわかりやすく教えていただき、また、環境部門だけでなく現場で働く人の実際の仕事や地道な努力を肌で感じることができて、本当に刺激的な2週間でした。
・社員の方々の環境に対する積極的な姿勢を見せていただき、自分も環境のことを常に高く意識しながら社会貢献のできる仕事をしたいと思いました。
・最後の成果発表を通して、もっと自分のプレゼン能力を高める必要があると感じ、新たな課題を見つけることができました。

インターンシップを通じて感じたこと、気付いたことは何ですか?

今まで「環境の仕事」といったら、行政かNPOか企業の環境部署だと思っていたのですが、実際に工場で働く方の環境に対する考えや姿勢から、「環境の仕事」をするとは何も限られたことではなく、働く人の意識次第だと感じました。環境問題に対して高い意識を持って働くことは誰にでもできることであるし、どの職種でもできることだと思います。

インターンシップを終えての反省点や自分の課題として見出したことは
ありますか?

・インターンシップ最終日の成果報告会で社員の方々からご指摘を頂き、もっと自分のプレゼン能力を高める必要があると感じました。自分が何を伝えようとしていて、聞き手が何を望んでいるのかを考えなければならないと感じました。   
・今回企業で研修させていただいたことで、環境問題は行政・経済と非常に密接な関係があり、企業はその中で活動していかなければならないと改めて感じました。このことから、今まで関心の薄かった行政・経済についてもっと勉強しなければと思いました。

企業側から
環境に対する自分の考え方のベースができており、実際の自分の研究とリンクさせて真摯にインターンシップに取り組んでいただいた。今回、改めて別の視点から環境を見ていただいたことは、大きな経験になったと思う。

▲ このページの先頭へ

インターンシップに参加する前と後では、企業の環境対策に対する印象は
変わりましたか?

変わりました。企業の取り組み・意識は想像を遥かに超えるものでした。
参加する前、環境対策は嫌々やらされているのかと思っていました。しかし、社員の方が「化学品メーカーは環境負荷の大きな企業だから、その分地球環境に貢献するのは我々の責任です。」と堂々とおっしゃっていたことに衝撃を受けました。また、言うだけではなく、実際に二酸化炭素の固定化やフロン破壊など、化学の力だからこそ出来る事業で、環境問題に取り組まれているのに驚きました。思っていた以上に企業の方は環境問題に対して積極的でした。

インターンシップを通じて感じたこと、気付いたことは何ですか?

「サラリーマン」というイメージが変わった。働く人の意識次第で仕事は全く違ったものになる。やらされて働くのではなく能動的に働く姿はかっこいい。特に私の興味のある「環境」のことを考えながら働いていた今回の旭硝子の社員さんたちはとても眩しいサラリーマンでした。
「環境に悪いものはなくせばいい」とか、「ガソリンはもっと値上げして車社会を見直すべきだ」と考えていたが、環境負荷を与えるから全てなくすという考え方では生活できないこと、環境負荷をなくすのではなく、環境負荷を減らすように取り組むことが大切だとわかりました。

今後この経験をどのように活かしていきたいですか?

私は将来教師になります。
これからの日本・地球を救うのは、次代を担う子どもたちです。教師には、その子どもたちを教育できる特権があります。
表面上だけの知識で「地球温暖化」を止めなければ」と教えるのではなく、真実を伝え、子どもたち自身で今後の環境問題との付き合い方を考えてもらえるような活動を行っていきたいと、インターンシップに参加する前よりさらに強く思うようになりました。
私自身が企業で環境のことを考えながら働くというのも大変興味を持ちましたが、自分の教え子たちが社会で、家庭で環境を意識しながら生きていってくれることも大変素晴らしいことと考えます。
今回の経験から企業の環境活動、私の卒論から家庭での環境活動、それぞれを生かし、環境教育のプロになれるよう、今後も社会の動きに常に目を光らせ、日々邁進していく決意です。

企業側から
教職に就いて、子供達にどのように教えていくかという観点から、環境の問題を考えていただいた。素直な感覚で貴重なご意見を頂いた。大学でのご研究、就職後のお仕事で今回の経験を発揮していただけると思う。

▲ このページの先頭へ