2008年度エコインターンシッププログラム活動報告

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カシオ計算機株式会社

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 受入先 カシオ計算機株式会社 羽村技術センター 
 日程 平成20年9月1日(月)〜9月12日(金)までの10日間
 実施場所 環境センター
 実施時間 8時50分〜17時35分(うち休憩55分間)
 カリキュラム概要 本部機能としての環境業務を、環境報告書の分析、環境IR、製品LCA評価、環境パフォーマンスデータ収集・分析、化学物質管理などの実務を通じて体験実習する。

スケジュール

9/1
(月)
AM 羽村技術センターと環境センターの紹介、環境センターの方々と挨拶
PM 環境センターの実務概要の説明、まとめ
9/2
(火)
AM 環境報告書の分析、各社比較表作成
PM
9/3
(水)
AM 環境報告書の分析、各社比較表作成、まとめ
PM
9/4
(木)
AM 環境IR実習(環境報告書作成の流れ説明、英語版検収)
PM

環境IR実習(環境報告書の各社比較)、まとめ

テクノパワー(カシオ内の最先端技術研究報告会)の見学
9/5
(金)
AM カシオマイクロニクス青梅見学
PM 製品LCAの講義(製品LCA評価のための準備)
9/8
(月)
AM 製品LCA評価実習(LCAの復習)
PM 製品LCA評価実習(算出プログラムの説明、LCA評価方法)、まとめ
9/9
(火)
AM 製品LCA評価実習、まとめと考察
PM 八王子技術センター見学
9/10
(水)
AM 拠点別環境負荷データの収集・分析準備(環境問題の講義)
PM 拠点別環境負荷データの収集・分析、まとめと考察
9/11
(木)
AM グリーン部品データベース概要理解
PM グリーン部品データベースによる製品評価、まとめ
9/12
(金)
AM 蛍光X線分析装置理解、分析準備
PM

蛍光X線分析による特定化学物質含有量測定

全体まとめ、成果報告会

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インターンシップに参加する前と後では、企業の環境対策に対する 印象は
変わりましたか?

変わりました。今まで、環境対策=邪魔者扱いされる業務というイメージがあり、携わる方々も半強制的に仕事をされている姿を思い描いていました。しかし、実際に環境対策に携わっている方々の業務内容を見たり、一人ひとりの考えや知識・経験に触れたりすることで、環境対策業務はすてきな仕事だなと感じました。どなたも環境のためにもっと何かできるのではないかという姿勢で、私もそんな風になりたいと思いました。

インターンシップを終えての反省点や自分の課題として見出したことは
ありますか?

情報収集能力です。環境を扱っていくうえでは、膨大な量の情報からどの情報をどのように収集し、利用していくかが大きな鍵となってきます。私は今まで、思った情報がすぐに見つからないと情報がないと思ってしまっていました。しかし、このインターンシップを通してそれはただ単に情報収集能力が足りないだけであることがわかりました。教えていただいた情報収集手段をヒントに、これから改善していきたいと思います。

今後この経験をどのように活かしていきたいですか?

今まで漠然と抱いていた「環境に携わる仕事がしたい」というイメージを、今回の経験をふまえて「どのように環境にアプローチしていきたいか?そのためにはどうするべきか?」という視点で追究していきたいと思います。そして近い具体的目標として就職活動につなげていけたらと思っています。今はまだ自分の中で方向性が定まっていませんが、たくさんの材料を与えていただいたので、それらをもとに自分で納得のいく考えを導き出し、将来につなげていきたいと考えています。

企業側から
盛り沢山の研修内容にも関わらず、大変熱心に、実習に取り組んでいました。大 学3年生ということで、専門課程に入ったばかりでは、やや難解ではと心配して いたのですが、理解が早く、質問する内容も的確でした。これからのご活躍を期待しています。

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インターンシップに参加してよかったと思いますか?

はい、良かったです。私は、近年の環境問題に対して企業(メーカー)がどのような取り組みを行っているのかを知りたいと思い、このインターンシップに参加しました。環境対策といっても、製品製造過程のCO2排出量を減らすことだけでなく、オフィスの電気・紙使用量を減らすこと、製品中の鉛などの有害物質量を減らすことなど、地球温暖化、資源の大量消費、人体への影響を最小限に抑える為に企業は本当に幅広い取り組みを行っていることを学ぶことができました。インターンシップを通じて職員の方々と企業の実際の業務に触れることができて初めて、企業の環境への社会貢献と環境負荷低減の重要さを知ることができ、本当に素晴らしい経験ができました。

インターンシップを通じて感じたこと、気付いたことは何ですか?

働くことが、自分が今まで経験したアルバイトよりも責任の大きさが比べ物にならないほど大きいということを感じました。失敗をしない為にも、まず目的・目標が何なのかをはっきりさせ、それを達成するために何が最適なのかを慎重にかつ正確に判断し、それを早く仕事をこなしていく力が必要だと思いました。また、自分の仕事に自信と責任を持って取り組み、仕事に楽しさが感じられるような社会人になりたいと感じました。

インターンシップを終えての反省点や自分の課題として見出したことは
ありますか?

まず、私のインターンシップの目的である企業の環境対策の実態を知ることは十分に達成できました。しかし、ただ教えていただいたことだけを吸収するのではなく、それに対してフィードバックして自分なりの考えや意見を持って新たな環境対策を提案できることが、自分の最終的な目標でした。インターンシップ期間中にはそれを実行することができなかったので、成果報告会でやり切ろうと思います。また、今後は自分の専攻だけでなく、もっと環境について勉強をしていきたいと思います。

企業側から
専門の範囲を超えた研修内容でしたが、環境に対する問題意識及び学習意欲が高く、質問をする際も、きちんと自分の考えをまとめた上で行うなど常に的確な内容で発言していました。今回の経験をもとに 社会人としてご活躍されることを期待しています。

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