2008年度エコインターンシッププログラム活動報告

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株式会社東芝

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 受入先

株式会社東芝 セミコンダクター社 本社 

大分工場
 日程 平成20年8月21日(木)〜9月3日(水)までの10日間
 実施場所 本社、大分工場(26〜28日)
 実施時間 8時30分〜17時00分(うち休憩45分)
 カリキュラム概要 化学物質管理や温室効果ガス削減施策などの取組みの実習、大分工場の施設見学および工場の広報誌作成。

スケジュール

8/21
(木)
AM オリエンテーション、東芝グループの環境取組み講習
PM 半導体基礎講習、セミコンダクター社の環境取組みについて
8/22
(金)
AM セミコンダクター社の環境経営(環境方針や自主行動計画、課題など)
PM セミコンダクター社の環境経営(化学物質管理など)、環境経営情報システム
8/25
(月)
AM 環境経営の説明続き、環境現場監査の講習、四日市工場の概況ビデオ実習
PM 半導体製品の環境アセスメント、新規原材料事前評価の実習
8/26
(火)
AM 大分工場へ移動
PM 大分工場のビデオ実習、工場の環境取り組みについて、工場の環境施設見学
8/27
(水)
AM 東芝環境監査の講習、薬品倉庫や分析室などの見学、薬品事前評価について
PM 環境コミュニケーションについての講習、大分工場社内紙ホルトノキ作成
8/28
(木)
AM ホルトノキ仕上げ、フリーディスカッション
PM 発表会、東京へ移動
8/29
(金)
AM 工場での学びの振り返り、LCAに関する実習
PM グリーン調達に関する実習、ディスカッション:社会に求められるエコ製品
9/1
(月)
AM 発表のためのまとめ
PM 製品環境アセスメントについての講習、グリーン調達ガイドラインに沿った実習
9/2
(火)
AM 海外環境関係法令実習、グループワーク:パブリックコメントの作成
PM 発表のためのまとめ
9/3
(水)
AM 発表のためのまとめ
PM 社内発表会

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インターンシップに参加する前と後では、企業の環境対策に対する印象は
変わりましたか?

かなり変わりました。私は、インターンシップに参加する前の企業の環境対策の印象は、仕方がなく環境対策を行っているものであると考えていました。しかし、実際は省エネルギーを図ることで二酸化炭素の排出量を減少させると同時にエネルギーにかかるコストを抑えることで環境と経営を両立させたりするなど環境を合理的に経営に取り入れているという印象に変わりました。

楽しかったこと、良かったこと、嬉しかったことは何ですか?

環境企画推進部の方々といろいろとお話することが出来たことです。その中では、環境に関する話題だけでなくて、社会人としての仕事の進め方・学生のうちに学んでおかなければならないこと・就職活動を行うときに重要なことなど非常に貴重なお話をお聞きすることが出来ました。社会人とじっくり話すような機会がもてたことが良かったことです。

インターンシップを終えての反省点や自分の課題として見出したことは
ありますか?

インターンシップに行く前に、企業と環境との関係について深く考えておくべきだったと思います。特に、企業の方に、環境への様々な取り組みや対策などを教えて頂き、そこで環境対策としてどうなのなどの疑問を持つためには、自分で先に考えておく必要があると思います。例えば、“環境にやさしい企業”、“エコ製品”、“今後の社会で求められる企業”など漠然としたものを深く考えておくことがもっと必要でした。

企業側から
● 向学心があり、工学部で勉強している知見を活かして、実習内容を理解するだけでなく、積極的に質問や発言もされていました。
● 挨拶をきちんとされるなど礼儀正しく、感心しました。
●周りの学生、会社従業員に対する配慮も充分あったと考えています。
● PCスキルが高く、今回実習の内容をまとめるにあたり、パワーポイントなどのファイルを主体的、かつ積極的にまとめられていたようです。
● 大学内外で経験されたことを積極的に活かしながら、社会でも活躍されることを祈っています。

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インターンシップに参加する前と後では、企業の環境対策に対する印象は
変わりましたか?

はい。インターンシップに参加する前は、企業の環境対策はただイメージアップを意識してやっているものだと思っていました。もちろんそういった要素が全くないわけではないですが、環境に配慮しなかった場合の方が最終的にコストになるという考え方が企業に浸透し、経営と環境のバランスを調和させようと努力している姿勢がうかがえました。今回、インターンシップを通じて東芝の環境に対するさまざまな取り組みを学ぶことができ、企業の真剣さを肌で感じることができましたが、それを日常生活で知る機会が今よりも増え、一般市民に広まっていけばいいと思います。。

楽しかったこと、良かったこと、嬉しかったことは何ですか?

半導体は、家電製品や自動車、携帯電話など日常生活に根ざしたさまざまな製品に使用されていることを知り、環境対策を含めてモノに対する理解が深まった点と、興味の幅が広まった点の2点が、良かったことだと思います。嬉しかったことは、企業の方々が学生に対して非常に友好的であった点です。個々の学生時代や職業生活など個人的なお話をしてくださったり、逆に学生生活に関して質問を受けたりと、社会人と学生の垣根を越えたコミュニケーションを企業の方々が取り計らってくださいました。

特に印象に残ったことは何ですか?

大分工場の社員さんがおっしゃっていた「環境対策に終わりはない」という言葉です。ここまでやれば完璧というものはなく、現在行われている環境対策も法律の改正などによって変わる可能性が十分あります。対策は、一度それが確立してしまうと少しずつ人々の関心や注意も薄れていくように思いますが、この言葉には気持ちが引き締まるような説得力が感じられました。普段から環境に対する高い意識を持ち、工場を含む地域全体の意識啓発をする立場にあるからこそ、このような言葉が自然に出てくるのかなと思いました。

企業側から
● 明るい性質で、判りやすくご自身の考えを伝えることができる、コミュニケーション能力をもたれており、学生たちの集まりなどでも、積極的に発言されていました。
● 挨拶をきちんとされるなど礼儀正しく、感心しました。
● 文系ですが、理解力に優れ、色々な半導体や環境に関する実習内容も問題なく理解されていました。また質問も大変活発でした。
● 海外でのNPO活動など、矢張り幅広い経験を積まれており、語学や一般教養の学習意欲も高いと感じられました。社会に出ても、様々な機会に経験・勉強されたことが活かして活躍いただきたいと思います。

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インターンシップを通じて感じたこと、気付いたことは何ですか?

働くことは大変だと感じました。特に往復4時間の通勤に驚きました。社会人おそるべしです。また、自身の進路やキァリアという点で何が足りなくて、何を身につけたいかというのが見えてきたので自分を知るきっかけにはなりました。環境系とは言え、こんな事務的なことから環境問題の一端を担う仕事があるのかと感じました。自分の視野をさらに広めていきたいです。

楽しかったこと、良かったこと、嬉しかったことは何ですか?

多くの人に出会えたことです。そこには様々なやり取りがあり、ふとしたことからふいに気付かされたりいろんなことを感じられて良かったです。いい人生の先輩としていろいろなアドバイスを頂き、これから役に立てていきたいと思いました。はじめて九州大分へ行き、いろんな名物を食べられて、うれしかったです。多くの意見に対して意見を言い、まとめていき、一つのものをつくれたということが楽しかったです。

今後この経験をどのように活かしていきたいですか?

自身の進路決定に反映させていきたいです。また、今学生としてやらなければならないことや、社会に出るまでに自分がどうなりたいかなどの具体的な目標を新たに掲げ、これからの大学生活をより充実したものにしていきたいと思いました。また、ほかの三人の様子を聞くことができ、自分も何かすぐれたものや専門の知識を身につけてまいりたいと思いました。

企業側から
● 周りへの気配りに優れ、今回活動を通して人的関係における面倒見の良さが感じられました。 実習中も、ご自身の疑問や伝えたいことを周囲の心証を崩さずに、はっきり伝えられていました。
● 挨拶をきちんとされるなど礼儀正しく、感心しました。
● 理工系の学部に属されており、実習内容の中で技術的な話に及んでも充分理解されていました。また質問も大変活発でした。
● 海外での留学経験もあるとのことで、広い好奇心と活動を起こす情熱もあると思います。 学生時代の貴重な体験を通して得られた財産を社会でも活かしていただきたいと考えています。

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インターンシップを通じて感じたこと、気付いたことは何ですか?

企業の環境対策には、国の法律が密接に関わっていることです。しかも、日本国内だけではなく、輸出入先の海外の法律も無視できないことです。また、法律が経営にも大きく影響を及ぼすことがあるということです。例えば、製品を包む段ボールに表示するように義務付けられたリサイクルのマークを変更する法律が新たに施行されれば、施行される以前に印刷した段ボールは行き場に困り、何千万円もの損失を出すそうです。きっとどの法律も、ことをスムーズに行えるようによかれと思われて施行されているのだと思いますが、新たに施行することで混乱を招いてしまうのは、皮肉なことだと感じました。

楽しかったこと、良かったこと、嬉しかったことは何ですか?

東芝のスタッフの方々や、一緒に参加できたメンバーたち、また事務局の方々等、多くの人たちと出会え、また多少触れあうことができたことです。他にもいくつかありますが、東芝のインターンシップに参加できたこと自体、企業が環境において行っていることのなぞが多少解けたこと、生まれて初めて九州に行け、ホーバーにも乗れたこと、大分工場に見学に行けたこと、特に通常なかなか入れてもらえないという半導体を製造しているお部屋に直接入れていただけたこと、そして、環境対策に希望が持てたこと、などです。

特に印象に残ったことは何ですか?

東芝セミコンダクター社のスタッフの方々は、自分たちに厳しく、現状に満足せず、目標が高く、常に上を目指し、向上心が高いということです。その厳しさで、東芝の大分工場のリサイクル率は99%、つまり排出物1%にまで導いていると知り、また、水や空気は取り入れて使用した後、浄化して元よりもキレイな状態にしてから自然に帰していると聞き、感激いたしました。東芝の、日本の技術はすごいと改めて思いました。

企業側から
● 明るく積極的な性質を活かし、学生メンバー、ならびに企業従業員とも楽しく良好なコミュニケーションをとられていました。
● 挨拶をきちんとされるなど礼儀正しく、感心しました。
●高い知的好奇心をもたれており、様々な学生としての公私における活動を通して体験したことをお話された際は周囲をひきつける力をもたれていました。また質問も大変活発でした。
● 自宅から遠い学校に通われていることから、努力家の一面をもたれていると思われましたが、実際に積極的に実習プログラムに参加いただきました。
● 学生時代の貴重な体験を通し、幅広い知見を社会でも活かしていただければと考えています。

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