3.政令市・中核市・特別区の取組状況
以下の調査項目4については、調査対象86件(政令市・中核市・特別区)のうち、レジ袋削減に対して何らかの取組を行っていると回答のあった71件を対象に集計した。
4.政令市・特別区・中核市の取組方針
[政令市・特別区・中核市の取組方針の要旨]
- 基本的な取組方針として、「有料化・非有料化を問わず、レジ袋削減の取組そのものを推進する」が最多となっている。
- 条例の制定については、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」の自治体が殆どである。
- 協定の締結によるレジ袋有料化ついては、4割強が実施済みとなっている。二者協定と三者協定の別では、三者協定を締結する自治体が多い。
- 他の具体的な取組としては、「事業者への協力要請」、「優れた事業者への認定制度」、「組織体制の整備」及び「事業者の活動支援」が5割弱~6割程度の実施・継続率となっている。「近隣市町村・特別区との連携」は2割弱と、他の取組に比べて低い実施・継続率となっている。
- 関連調査については、「消費者の認知度・意向調査」、「レジ袋削減効果調査」が約3割、「事業者への影響調査」が約2割の実施・継続率となっている。
- PR・普及活動について「実施済みで、将来も実施の見込み」の割合は、「環境学習、環境教育を通じたPR」が8割弱、「チラシ、ポスター、リーフレット等の作成・配布」が約7割、「テレビ、ラジオ、新聞、広報紙等への取組掲載」が65%、「マイバッグの無料配布、コンテストの開催と展示」は約5割となっている。また「市民独自の普及啓発活動の支援」は3割強となっている。
(1) |
基本的な取組方針について
■今年度の特徴
「政令市・中核市・特別区独自の施策により有料化・非有料化を問わず、レジ袋削減の取組そのものを推進する」が最も多く、次いで「都道府県の施策を尊重する方針」が続いている。
■トレンド
全体的に大きな変化はなく、「有料化・非有料化を問わず、レジ袋削減の取組そのものを推進する」が最多となっている。
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(2) |
条例の制定について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」、「未実施だが、将来は実施の見込み」がそれぞれ1件となっており、その他の多くの自治体は、「未実施で、将来も実施検討の予定なし」となっている。
■トレンド
ほとんどの自治体が「未実施で、将来も実施検討の予定なし」の状況に変化はない。
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(3) |
協定の締結によるレジ袋の有料化について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が、二者協定では1割弱、三者協定では39%となっている。4割強の政令市・中核市・特別区が二者協定・三者協定のいずれか又は両方の協定締結を実施している。
■トレンド
約半数程度の実施率で、ほぼ横ばいで推移している。
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(4) |
事業者への協力要請について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が6割弱となっている。
■トレンド
「実施済みで、将来も実施の見込み」はほぼ横ばいで推移している。
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(5) |
優れた事業者への認定制度について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が45%となっている。一方で、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」と「過去実施(現在は未実施)で、将来も実施予定なし」を合わせると4割強が予定なしとなっている。
■トレンド
「実施済みで、将来も実施の見込み」は5割弱でほぼ横ばいに推移している。
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(6) |
組織体制の整備について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が4割強となっている。一方で、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」と「過去実施(現在は未実施)で、将来も実施予定なし」を合わせると約5割が実施予定なしとなっている。
■トレンド
「実施済みで、将来も実施の見込み」は減少傾向にある。
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(7) |
事業者の活動支援について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が5割強となっている。一方で、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」と「過去実施(現在は未実施)で、将来も実施予定なし」を合わせると4割が実施予定なしとなっている。
■トレンド
一貫して5割から6割程度の実施率を保ち、ほぼ横ばいで推移している。
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(8) |
近隣市町村・特別区との連携等について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が15%、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」が7割強となっている。
■トレンド
「実施済みで、将来も実施の見込み」が約2割程度で、ほぼ横ばいで推移している。
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(9) |
消費者の認知度・意向調査について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が3割弱となっている。一方で「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」が約5割となっている。
■トレンド
実施率はやや減少傾向にある。
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(10) |
レジ袋削減効果調査について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が約3割となっている。一方で、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」が約5割となっている。
■トレンド
「実施済みで、将来も実施の見込み」は近年3割前後で推移している。
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(11) |
レジ袋有料化による事業者への影響調査について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が2割弱となっている。一方で、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」が7割強となっている。
■トレンド
2割弱の実施率で、ほぼ横ばいで推移している。
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(12) |
マイバッグの無料配布、コンテストの開催と展示について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が約5割となっている。一方で、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」と「過去実施(現在は未実施)で、将来も実施予定なし」を合わせると4割強が実施予定なしとなっている。
■トレンド
実施済みの合計は6割弱を維持している。
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(13) |
テレビ、ラジオ、新聞、広報紙等への取組掲載について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が65%となっている。
■トレンド
実施済みが6割強と高い水準にあるが、やや減少傾向にある。
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(14) |
チラシ、ポスター、リーフレット等の作成・配布について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が約7割となっている。
■トレンド
実施済みの合計が7割と高い水準で推移している。
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(15) |
市民独自の普及啓発活動の支援について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が3割強となっている。一方で、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」が約5割となっている。
■トレンド
「実施済みで、将来も実施の見込み」は、平成22年度以降減少傾向にある。
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(16) |
環境学習、環境教育を通じたPRについて
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が8割弱を占めている。
■トレンド
実施済みは8割弱と高い水準で推移している。
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(17) |
レジ袋の全廃、有料化の実施に係る間接的関与について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が1割となっている。一方で、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」が7割強を占めている。
■トレンド
実施済みは、1割前後の低い水準で推移している。
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(18) |
その他の取組について
■今年度の特徴
「実施済みで、将来も実施の見込み」が約1割にとどまっている。一方で、「未実施で、将来も実施・検討の予定なし」が4割強となっている。
■トレンド
「実施済みで、将来も実施の見込み」はほぼ横ばいで推移している。
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