地域循環共生圏づくりへさらに前進!
株式会社キミカ
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キミカは、「アルギン酸」を製造する日本唯一のメーカーです。アルギン酸とは、昆布やワカメなどから抽出される天然食物繊維で、食品・医薬・化粧品などに利用される大変身近な素材となっています。 海外企業が「生きた海藻」を刈り取って原料として利用するなか、キミカは浜辺に打ち上げられた「漂着海藻」を原料に「アルギン酸」を80年間生産してきました。
電力・熱源・化学薬品を極力必要としない製造方法を編み出して、環境負荷を抑えると同時に、継続的かつ安定的にチリの漁民から海藻を買い取り続けることで、海藻の乱獲を抑制し、漁民の貧困の解消にもつながっています。 昨年1年間だけでも、他に使い道のない漂着海藻を12万トン(約20億円相当)買い取っており、日本のものづくりが1万人を超えると言われるチリの海藻収集漁民の生活を支えています。 事業活動を通じて、社会課題解決を実践し、環境価値と経済価値を両立できることを実証していることをアピールしました。
自然の摂理にあった形での事業を長年展開され、世界からも評価を得ている企業理念が素晴らしいと思います。環太平洋といったグローバルな規模での「森里川海のつながりが生み出す自然の恵み」は、大いに参考になりました。(中井 徳太郎 実行委員)
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