生物多様性条約締約国会議
生物多様性条約締約国会議
〇 条約締約状況一覧(English)
生物多様性条約に関する国際的動き
生物多様性条約発効までの流れ
年 | 月 | 流れ |
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1992 | 6 | リオ・デ・ジャネイロ国連環境開発会議(地球サミット)で「気候変動枠組条約」とともに署名開始 |
1993 | 5 | 日本が条約を締結 |
1993 | 12 | 生物多様性条約発効 |
締約国会議と、その他の国際的動き
年 | 開催場所 | 関連資料 | 国際的な動き |
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1994 | 第1回締約国会議(COP1) パナマ・ナッソー |
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1995 | 第2回締約国会議(COP2) インドネシア・ジャカルタ |
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1996 | 第3回締約国会議(COP3) アルゼンチン・ブエノスアイレス |
会議の結果について | |
1998 | 第4回締約国会議(COP4) スロバキア・ブラチスラバ |
会議の結果について | カルタヘナ議定書 |
2000 | 第5回締約国会議(COP5) ケニア・ナイロビ |
会議の結果について | ・エコシステムアプローチの原則 ・外来種:予防、導入、影響緩和のための中間的指針 |
2002 | 第6回締約国会議(COP6) オランダ・ハーグ |
会議の結果について | ・生態系、生息地及び種を脅かす外来種の影響の予防、導入、影響緩和のための指針原則 ・生物多様性条約戦略計画 ・世界植物保全戦略 |
2004 | 第7回締約国会議(COP7) マレーシア・クアラルンプール |
会議の結果について | |
2005 | ミレニアム生態系評価(MA) | ||
2006 | 第8回締約国会議(COP8) ブラジル・クリチバ |
会議の結果について | |
2008 | 第9回締約国会議(COP9) ドイツ・ボン |
会議の結果について | |
2010 | 第10回締約国会議(COP10) 日本・名古屋 |
会議の結果について パンフレット 決定事項詳細 |
・戦略計画2011-2020と愛知目標 ・名古屋議定書 |
2012 | 第11回締約国会議(COP11) インド・ハイデラバード |
会議の結果について | |
2014 | 第12回締約国会議(COP12) 韓国・ピョンチャン |
会議の結果について パンフレット |
・国際的な資金を倍増させる資源動員目標 ・地球規模生物多様性概況4(GBO4) |
2015 | SDGs パリ協定 |
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2016 | 第13回締約国会議(COP13) メキシコ・カンクン |
会議の結果について | |
2018 | 第14回締約国会議(COP14) エジプト(シャルム・エル・シェイク) |
会議の結果について | |
2019 | IPBES生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評価 | ||
2020 | 国連生物多様性サミット(日本のメッセージはこちら) | ||
2021 | 第15回締約国会議(COP15) 中国(昆明) |
会議の結果について | 地球規模生物多様性概況5(GBO5) |
2022 | 第16回締約国会議(COP16) カナダ(モントリオール) |
会議の結果について | 昆明・モントリオール生物多様性枠組 |
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)について
2010年10月18日から29日まで、愛知県名古屋市の名古屋国際会議場で、「いのちの共生を、未来へ(Life in Harmony , into the Future)」をスローガンに開催されました。
我が国の環境大臣が議長をつとめ、世界各地から180の締約国と関係国際機関、NGO等のオブザーバーも含めて、計13,000人以上が参加し、過去最大の締約国会議となりました。
また、会場周辺では地元の愛知県、名古屋市、経済団体からなるCOP10支援実行委員会が主催した「生物多様性交流フェア」が開催され、NGO、企業、自治体などによる200近いブースが設置され、約118,000人の方々が訪れました。
〇 第10回締約国会議の結果について(報道発表)
■ 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)関連の会議、プロジェクト等
【生物多様性国際ユース会議】
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向けて、世界の青年の交流と生物多様性に関する意識の向上等を目標とし、「生物多様性国際ユース会議 in 愛知 2010」が開催されました。
〇 生物多様性国際ユース会議
【神戸生物多様性国際対話】
生物多様性条約第10回締約国会議の1年前、民間企業やNGO、研究者、政府、国際機関を含む様々な関係者間の情報交換や対話、議論、協力を促進するため、「神戸生物多様性国際対話」が開催されました。
〇 神戸生物多様性国際対話
【円卓会議】
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)及びカルタヘナ議定書第5回締約国会議(MOP5)にむけた行政機関、NGO・NPO、企業、研究者及び国際機関等の各部門間の情報の共有、意見交換及び連携を促進し、COP10及びMOP5の円滑かつ効果的な開催に資することを目的とした会議です。
〇 第1回円卓会議(2009年2月3日)
〇 第2回円卓会議(2009年7月13日)
〇 第3回円卓会議(2009年11月24日)
〇 第4回円卓会議(2010年2月17日)
〇 第5回円卓会議(2010年6月1日)
〇 第6回円卓会議(2010年9月28日)
【COP10旧ウェブサイト(更新終了)】
〇 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)
■ COP10の背景
COP10には3つの大きな意義がありました。
(1)COP10は、2002年のCOP6で採択された「生物多様性の損失速度を2010年までに顕著に減少させる」という「2010年目標」の目標年にあたり、空白期間を設けることなく、2011年以降の新たな世界目標となる「ポスト2010年目標(新戦略契約)」を決定することが必要とされていました。
(2)2006年のCOP8で「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)」に関して、COP10までに国際的な枠組みの検討を終えることが採択されており、国際的な枠組みに合意することが求められていました。
(3)国連が定めた「国際生物多様性年」に開催され、世界各地でさまざまなイベントが開催されるなど、かつてないほどに生物多様性の問題への関心が高まっていました。
■ COP10の主な成果
COP10での議論は多岐にわたり、新戦略計画・愛知目標と、名古屋議定書の採択を主な成果として、合計47の決定が採択されました。
〇 戦略計画2011-2020・愛知目標(ポスト2010年目標)
〇 遺伝資源へのアクセスと利益配分「ABS(Access and Benefit Sharing)」に関する名古屋議定書
〇 資源動員戦略 持続可能な利益
〇 世界植物保全戦略 海洋と沿岸の生物多様性
〇 気候変動と生物多様性ビジネスと生物多様性等多様な主体との協力 ほか
今後のCOP議長及びホスト国の参考とするため、生物多様性事務局の要請に応じ、日本政府はCOP10議長国としての活躍を取りまとめ、2014年5月、事務局に報告書を提出しました。
〇 COP10議長及びホスト国日本の活動に関する報告(日本語版)
〇 COP10議長及びホスト国日本の活動に関する報告書(英語版)