報道発表資料

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2022年12月22日
  • 自然環境

生物多様性条約第15回締約国会議第二部、カルタヘナ議定書第10回締約国会合第二部及び名古屋議定書第4回締約国会合第二部の結果概要について

2022年12月7日から同年12月19日にかけて、カナダ・モントリオールにおいて開催された、生物多様性条約第15回締約国会議第二部(COP15第二部)、カルタヘナ議定書第10回締約国会合第二部(CP-MOP10第二部)及び名古屋議定書第4回締約国会合第二部(NP-MOP4第二部)の結果についてお知らせいたします。

■概要

開催期間:2022年12月7日-12月19日
開催場所:カナダ・モントリオール
参加国(人数):189か国9,472人(2022年12月19日時点)

■主な結果

 上記の日時・場所において、生物多様性条約第15回締約国会議第二部(COP15第二部)、カルタヘナ議定書第10回締約国会合第二部(CP-MOP10第二部)及び名古屋議定書第4回締約国会合第二部(NP-MOP4第二部)が開催されました。
 我が国からは、西村環境大臣が日本政府代表として閣僚級会合に出席したほか、外務省、環境省、経済産業省、厚生労働省、農林水産省、文部科学省、国土交通省、金融庁、水産庁の関係者が参加しました。
 西村環境大臣は、日本国代表として、閣僚級会合でのステートメントや3つのサイドイベントでのスピーチ等を通じて、生物多様性日本基金第二期の開始、7億円規模のSATOYAMAイニシアティブに関するプロジェクト(COMDEKS)への支援、2023-2025年における1,170億円の途上国支援などを公表し、我が国の取組や立場について発信しました。また、交渉を進展させるため、15の閣僚や国際機関、NGOと会談を行い、主要議題に関する意見交換等を積極的に行いました。
 交渉の結果、COP15においては、新たな生物多様性に関する世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。また、CP-MOP10及びNP-MOP4では、新枠組の実施状況をモニタリングするための国別報告書の報告様式に関する決定が採択されました。