国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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夏の花

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2009年05月18日北の丸公園の夏2009(卯の花)

皇居外苑バックナンバー2009 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 春の花

 童謡「夏は来ぬ」の歌い出し(卯の花の匂う垣根にホトトギス早も来鳴きて)でおなじみ、卯の花が咲いています。「ウツギ」と言われる低木の花です。初夏の花ですね。

沢山の蝶が蜜を吸いに来ていました(武道館南側の林)。

「ウツギ」の花のアップ

○○ウツギといわれるものはいくつかあります。これは「タニウツギ」。「ウツギ」はユキノシタ科ですが、これはスイカズラ科。千鳥ケ淵側丘のモミジ林近く。

「ハコネウツギ」(スイカズラ科)。武道館南側の林。

「ベニウツギ」(スイカズラ科)。中央の休憩所南東の林。

**武道館南側にある「北の丸休憩所」は、空調設備改修等工事のため、7月初旬まで閉鎖します。併設トイレ・自動販売機も使えません。皆様にはご不便をおかけしますが、ご協力をお願いします。

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2008年07月04日北の丸公園夏模様(都会の「避暑地」)

皇居外苑バックナンバー2008 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

 7月に入り梅雨の晴れ間の日差しは真夏の強い日差しとなってきました。
 北の丸公園は中央に池と芝生を配した「森林公園」というコンセプトで整備されています。この緑の効果か昨年の環境省の発表によれば、北の丸公園の8月の気温は周辺市街地と比べ2℃近く低いことが報告されています(*1)。
 今回は夏の森林公園=避暑地というイメージで、シャッターを押しました。

 *1 環境省報道発表資料平成19年10月4日「皇居におけるクールアイランド 効果の観測結果について」

http://www.env.go.jp/press/8870.html


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2008年06月24日北の丸公園夏模様(久しぶりの晴天)

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 このところ雨続きでしたが、久しぶりの強い日差しです。
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芝生では子供たちの楽しげな声。


「ナツツバキ」です。ツバキ科の落葉高木。5cm程度の花で朝に開花し、夕方には落下する一日花です。


吉田茂像裏にあるナツツバキの根本。


「ムクゲ」の花が2,3輪ですが咲き始めました。アオイ科の落葉低木です。これも朝、花が咲き夕方にはしぼんでしまう一日花ですが、花が次々に咲き、花期が長いのが特長です。吉田茂像の近く。


「クチナシ」の花。アカネ科の常緑低木。これは八重で園芸品種ですね。中央の休憩所の前。


以前紹介した「ハクウンボク」に実がついていました。9月頃、果皮が裂けて種子が落下します。

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2008年06月10日北の丸公園夏模様(梅雨の晴れ間)

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 今日(6月10日)はひさしぶりに朝から晴天です。夏らしい日差しがやってきました。梅雨の合間の晴天といったところですが、今日は暦をみると雑節(節分や八十八夜、土用など二十四節気以外の気候の変わり目)でいうところの「入梅」だそうです。立春から数えて135日目に当たる日をさすとか。そういえば梅雨の花の代表格が見頃になってきました。

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「アジサイ」の花。園内各所。

「ガクアジサイ」の花。こちらのほうが日本原産で、ガクアジサイを改良したものが一般的に植えられている球状のもの。園内各所。

ふと見るとガクアジサイの花でバッタが休憩中。まだ幼虫ですね。

「キンシバイ」の花。オトギリソウ科の半落葉低木。管理事務所前。

「ヒドコート」の花。キンシバイを園芸用に改良したものです。花を大きく花数も多くしました。といっても写真ではわかりませんね。中央の休憩所前。 

同じくオトギリソウ科の半落葉低木である「ビョウヤナギ」の花。

「ビョウヤナギ」の花のアップ。長い雄しべが特徴的ですね。別名「金糸桃」というのも納得。中央の休憩所横の橋のたもと。

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2008年05月26日北の丸公園夏模様("本格的な"夏、近し)

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 本日、東京は朝から快晴です。最高気温が28℃まであがるとの予報です。園内にはシオカラトンボが舞い始め、6月の花も咲き始めました。いつの間にか"本格的な"夏がすぐそこに来ているようです。
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「タイサンボク」の花が咲き始めました。10m以上の高い木の梢に上向きに10cm以上の大きな花が咲いています。モクレン科の常緑高木。北アメリカ原産で明治の始め頃、日本に入り、新宿御苑に植栽されたとか。木の下に行くといい香りがしますが、香水で使われるマグノリアの香りがこれです。吉田茂像周辺。

「タチアオイ」の花。アオイ科の多年草で6~7月にかけて紅やピンク、紫など多彩な花が次々と咲いていきます。草丈は1~3mで茎は直立しています。田安門外の靖国通り側。

「ブラシノキ」の花。フトモモ科のオーストラリア原産の常緑小高木。試験管ブラシの毛にみえるのは雄しべの花糸です。この紅色で虫をひきつけるのですが、受粉させればいいのだから花びらでなくてもいいということなのですね。吉田茂像裏手。

カルガモが池の縁をのんびりとお散歩していました。近寄っても逃げません。

ふと見ると池の周りの「アジサイ」が咲き始めています。園内の散策路はまだ蕾ですが、もうすぐ咲き出しますね。

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2008年05月21日北の丸公園夏模様(小満)

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 今日(21日)は二十四節気のひとつ「小満」。すべてのものが次第に成長し、天地に満ち始める頃、草木が生い茂る頃をいい、本来は麦の穂が少し満ちてくる頃ということで「小満」だそうです。
 北の丸公園もますます緑が濃くなっています。昨日の大雨と打って変わって朝から快晴、芝生には親子連れの姿が目につきます。

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前回紹介した「エゴノキ」もあちこちで満開です。

「エゴノキ」の花びら。

中央樹林帯にある「タチバナ」の木にも花が咲いていました。ミカン科の常緑小高木。日本固有のカンキツで、京都御所紫宸殿の「右近の橘、左近の桜」が有名ですね。

「タチバナ」の花。文化勲章の形どおり。

「ヤマボウシ」の花。6月頃咲く花ですが少し早いですね。ミズキ科の落葉高木。4枚の花びらのようにみえるのは、花ではありません。本当の花は中央の黄色い部分で、小さい花が多数、球状に集合し、その外側に花々の下にあって、つぼみを包んでいたのが、4枚の白色の葉(総包片)です。「山法師」の頭巾のようにみえることからこの名がついたとか。中央樹林帯。

雑草ですが「コバンソウ」が園内のあちこちに。ヨーロッパ原産のイネ科の植物で明治時代に観賞用として持ち込まれたそうです。穂が卵状楕円形(虫がついているのではありません)。はじめは緑色ですが熟すと黄金色(?)。

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2008年05月13日北の丸公園夏模様("寒い"台風)

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 本日9時現在、台風2号が八丈島南東の海上を通過中。東京は風雨ともそれほど影響は受けてないようで、今、"冷たい"小雨が降っています。「冷たい」というのも気温が現在12℃!台風は夏のものですよね。台風がきて冬に逆戻りっていうのもなんともはや。
 初夏に咲く花々も面食らっているのではないでしょうか。
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「エゴノキ」。エゴノキ科の落葉高木。雑木林によくみられる木です。実に有毒物質であるサポニンが含まれており、その味が「えぐい」からエゴノキとか。中央の樹林帯。

「ガマズミ」。スイカズラ科の落葉低木。萌芽再生力が強く二次林によくでるそうです。名前の由来はよくわかりませんでした。園内各所。

「カルミヤ」。ツツジ科の低木で北米原産。アメリカシャクナゲとかハナガサシャクナゲとも。パラソル型の花がきれいですね。休憩所前。

「タニウツギ」。スイカズラ科の落葉低木。幹や枝が中空になること、谷間に自生することから「谷空木」。千鳥ケ淵側丘。

「ピラカンサ」。バラ科の常緑中高木。秋、赤い実を沢山つける姿が印象的ですが、この時期の沢山の白い小さな花も見事です。池西側道路など。

1月から2月にかけて黄色い透き通った花をさかせていた「ロウバイ」の実です。花から想像がつかないユニークな実ですね。休憩所前。

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2008年05月07日北の丸公園夏模様(立夏)

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 5月の連休も明け、さわやかな晴天となりました。北の丸公園の木々もますます緑が濃くなっています。
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緑に隠れて見落としがちですが、探せば色々な花をみつけられます。この花は「ハクウンボク」。エゴノキ科の落葉小高木。白い花が房状になり多数垂れ下がることが「白雲木」の由来という説。吉田茂像裏側や千鳥ケ淵側丘などにあります。

「ホオノキ」の花。モクレン科の落葉高木で花は高いところに多いそうです。この葉は日本産広葉樹中最も大きく、古来から食物を盛る葉に用いられ、現在でも「朴葉みそ」や「朴葉ずし」などが有名ですね。武道館南側。

実がなっている木々をいくつか見つけました。これは「カラタチ」の実。カラタチはミカン科の落葉低木で、苦くて食用にならないそうですが、この実を乾燥させたものが漢方薬に配合される生薬となるそうです。中央休憩所南あたり。

「クサイチゴ」の実。クサイチゴはバラ科の落葉小低木で、50cm程度の背丈なため草に間違いやすいのですが「木」です。もう少し赤く熟せばおいしく食べられそう。園内各所に点在しています。

「ウメ」の実です。大きくなってきました。

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