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季節の便り

206件の記事があります。

2018年08月15日アベリアとヤマブキの狂い咲き

皇居外苑バックナンバー2018 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 季節の便り

北の丸公園のアベリアの花が見頃を迎えています。

2018.8.10 撮影)

アベリアは別名ハネツクバネウツギと呼ばれ、イタリア共和国で作られた園芸品種(人の手によって交配され作られた植物)です。

園芸品種として様々に品種改良がなされたため、葉や花の色が違うなど様々なバリエーションがあります。

高さは1.5m前後、花は5月から10月くらいまでの非常に長い期間咲き続けます。

暑さ寒さに強く、刈り込んで形を整えることにも耐えるので生け垣としてよく使われます。

(アベリアの花にセセリチョウの一種が来ていました。)

強い生命力と花期が長いことから人にも虫たちにも人気のある植物です。

北の丸公園のアベリアは、ザ・フォレスト北の丸と四阿の間で見ることができます。

他には園内にヤマブキがまばらに花を咲かせているのを見付けました。

(2018.8.10 撮影)

本来ヤマブキは4月から5月に花を咲かせて春を告げる植物ですが、この真夏に狂い咲きをしていました。

最近の台風や猛暑により生理的にバランスを崩し、花を咲かせてしまったのでしょうか。

北の丸公園のヤマブキは、北の丸公園管理事務所とトイレの間にある道路沿いの歩道に生育しています。

まだまだ暑い日が続きますが、ツクツクボウシやコオロギたちの鳴き声も聴こえるようになりました。

まるで秋の足音が聴こえてくるようです。

環境省では暑い夏をCOOLに地球と人に優しくすごすためのホームページを開設しています。

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内

開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。

東京国立近代美術館では企画展・所蔵作品展のほか、「MOMATサマーフェス

7月20日から9月17日が開催されます。

東京国立近代美術工芸館では「こどもとおとなのアツアツこうげいかん」(6月19日 から8月26日)が開催中です。

科学技術館では毎日たくさんのプログラムやイベントが行われています、詳細は科学技術館のサイトをご覧下さい。

国立公文書館では平成30年度 第2回企画展 「平家物語―妖しくも美しき―」が7月21日から9月1日の日程で開催されます。

昭和館では常設の展示のほか、「昭和館で学ぶ『この世界の片隅に』」7月21日から9月9日の日程で開催されます。

しょうけい館では常設の展示・映像資料のほか、『「みくにの華」から「日傷月刊」まで-傷痍軍人会の紆余曲折-』が7月19日から9月9日まで開催されます。

(順不同)

北の丸公園の最寄り駅のご案内

 運行状況や利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。

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2018年08月07日真夏の立秋

皇居外苑いきもの / バックナンバー2018 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り

本日8月7日又は8月7日から8月22日の16日間を二十四節気のひとつ、立秋と呼びます。

大暑から15日数えて立秋となり、秋の気配が感じられ始めるとされる節気です。

自然情報の収集中にキリギリスの一種(ヤブキリと思われる)がサクラの幹を登っていました。

キリギリスは俳句の季語として使われ、初秋を表します。

植物性だけでなく雑食性の種類もおり、他の昆虫を襲って食べたりすることもあるようです。

2018.7.18 撮影)

【2018年の大暑・立秋・処暑】

大暑

立秋

処暑

7/23から8/6

8/7から8/22

8/23

暑中見舞の期間

残暑見舞い期間8/7から8/31

しかし、立秋になっても日本では暑い盛りで実際の気候よりズレていると感じます。

そのズレの原因は、古代中国では太陰暦(たいいんれき)という月の動きを元にした暦が使用されていたことによるものです。。

この太陰暦は実際の季節と暦の上での季節がズレるという問題があり、それを補正する目的で二十四節気が作られました。

しかし、現在の日本では太陽暦(たいようれき)という太陽の動きを元にした暦を使用しているため、二十四節気を当てはめても、太陰暦用に作られた二十四節気はズレが発生することになります。

更に、日本では二十四節気を作った中国との地理的な違いから季節も誤差があり、このように暦と気候のズレが二重に重なり合って、実際の季節と二十四節気のズレを感じさせるものとなってしまいました。

まだまだ暑い日が続きますが、秋の気配を感じられる出来事がありました。

(左 コムラサキ 右 クヌギ 2018.8.3撮影)

実が大きくなり、色が付き始めて、秋を目指す気配が漂い始めているように感じます。

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2018年07月27日七月のナナフシモドキ(七節、竹節虫)

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北の丸公園でナナフシモドキを見付けました。

ナナフシモドキを含むナナフシの漢字名の七節はたくさんの節があるという意味で、7つの節があることではないことと、竹節虫の表記は中国語からきた名前のようです。

英語では Walking Stick(歩く棒)とも呼ばれているようです。

(ナナフシモドキ 2018.7.24撮影)

ナナフシモドキは、夏に成虫が林や草原で見られる昆虫で、主にカシ・コナラ・ケヤキ・エノキ・サクラなどの葉を食べています。

ナナフシモドキを含むナナフシの仲間は枝に擬態することを得意としていて発見が難しい昆虫ですが、今回はシダ植物の上を歩いていたため見付けることができました。

擬態していることが多く目立たないため、あまりいないように思われがちですが、都市部でも自然環境の豊かな場所にいるようです。

よくエダナナフシと間違えられますが、ナナフシモドキとエダナナフシは頭に付いている触角の長さに違いがあり、ナナフシモドキの触角は前足より短く、エダナナフシの触角は前足と同じくらいの長さです。

実はナナフシモドキは単為生殖(一個体だけで殖えること)ができる昆虫で、その影響なのか見掛けるナナフシモドキのほとんどがメスです。

オスは非常に少なくほとんど見られませんが、メスに比べて体が小さくて色が濃く、節々がはっきりとした体型をしていて、腹部に当たる尻尾(腹端部)の最後が膨らんでいるようです。

ナナフシモドキは他の昆虫同様卵で殖えます。卵は3mm前後で乾燥した小さな植物の種のような形をしていて、地面に落ちてしまえば判らなくなってしまうほどです。

(ナナフシモドキの卵の絵図 縦4mm、横3mm程の大きさです。)

また、卵を持ったナナフシモドキが鳥に食べられることにより、ナナフシモドキの卵がフンと一緒に排泄されてそこから孵化することもあるようです。

羽がないためあまり移動できないナナフシモドキが都市の自然の中にいるのは、こういった鳥による卵の運搬が行われているからなのかもしれません。

ナナフシモドキは、敵に襲われたときに逃げるために足が取れやすくなっています。

動きは速くないので見付けた際は触らずにゆっくり観察するようにしてあげてください。

暑さは一段落していますが、これからも暑さは続きます。

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2018年07月23日大暑

皇居外苑いきもの / バックナンバー2018 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 気象観測

723日は二十四節気の大暑(たいしょ)です。

大暑(たいしょ、723日)は本格的な夏の到来を示す日で、立秋の前日(86日)までが大暑と呼ばれることもあります。

また、この小暑(しょうしょ、77日)から立秋の前日までが暑中見舞いのハガキなどを送る期間とされています。

【2018年の小暑・大暑・立秋】

小暑

大暑

立秋

7/7

7/23~8/6

8/7

暑中見舞いの期間

大暑は一年の中で最も暑い期間とされ、今年は梅雨明けも早く、本日は最高気温が37℃になると予想されており、正に大暑と言えそうです。これからも暑さは続きますが日本各地ではお祭りや花火大会が開催される季節でもあります。私たち日本人の「暑い夏を楽しもう!」、「涼しく過ごそう!」という思いは今も昔も変わらないようです。

北の丸公園の生き物たちも、暑さのなか力強く生きています。

(ニイニイゼミ 2018.7.17撮影)

写真を撮りに園内を巡回していた際、道路上にニイニイゼミを見付けました。

アブラゼミなどより小型のセミ(2cm前後)で、湿気のある環境を好んで生息するセミです。

日中はアブラゼミやミンミンゼミの鳴き声が目立ちますが、早朝や夕方にはこのニイニイゼミの鳴き声(チーーやジーーといった長音の鳴き声)が聞きやすいです。

体の特徴としては小さいこと、背中のオレンジ色の'W'模様、羽の付け根から半分くらいが透明でないことが大まかな特徴になります。

また、湿気を好む性質からなのか、脱皮した抜け殻も泥だらけで、成虫は小さい上に樹木の幹の低いところにいることが多いのでニイニイゼミだと判りやすいです。

北の丸公園内ではほとんどの場所で抜け殻などを見付けることができます。

学校が夏休みに入る時期となりましたが、北の丸公園内の科学技術館では今年27回目を迎えた『青少年のための科学の祭典 2018 全国大会』が開催されます。

全国各地から集まった講師の方や多様な分野の企業や団体による出展・実験・観察・工作があり、子供たちが楽しみながら科学や技術を体験することができます。

祭典のほかにも科学技術館では様々なイベントが開催されます。

詳細、お問い合わせにつきましては下記URLをご覧ください。

(青少年のための科学の祭典)http://www.kagakunosaiten.jp/index.php

(科学技術館公式サイト)http://www.jsf.or.jp/index.php

北の丸公園の近隣施設では施設の特徴を生かした様々なイベントが行われます。各施設へのリンクが下記にありますのでご覧ください。

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2018年07月19日土用と丑の日

皇居外苑バックナンバー2018 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り

真夏の気候が続きますが、日本人には馴染み深い土用丑の日(7月20日と8月1日)があり、夏バテしない食べ物を食べる風習があります。

土用(どよう)と丑(うし)の日はなぜこう呼ばれているかご存じでしょうか。

これには諸説ありますが、古代中国の五行思想(ごぎょうしそう)によると、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素から成り立っていると言われています。

そのため四季には春が木、夏が火、秋が金、冬が水と当てはめられました。

しかし季節は急に変わるわけではなく、変わり目が存在するため、土はそこに当てはめられました。

そしてこれが土用と呼ばれています。

【2018年の季節】

立春

2/4

春の土用


4/17~5/4

立夏

5/5

夏の土用


7/20~8/6

立秋

8/7

秋の土用


10/20~11/6



11/7

冬の土用


1/17~2/3

土用とは二十四節気の中でも変わり目で、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことを指します。

そのため土用は各季節に存在します。

丑は十二支(じゅうにし)と関連して付けられており、カレンダーにも小さく十二支が振られているものがあります。

この十二支(干支)は、古代中国では天文学・時計・方位・年・月など様々な形で使われていたことにより、日にも割り振られていました。

それによって、1日(子) 2日(丑) 3日(虎)...というように十二支が12日ごとに割り振られており、立秋の前の土用、7月20日と8月1日に割り振られた丑で、土用丑の日となります。

土用丑の日にウナギを食べるキャンペーンが行われますが、これには昔、夏の暑い時期に'う'の付く梅干しやうどんといったものを食べると夏バテしないという風習があったとされていて、それにあやかってウナギを食べるキャンペーンをしたことで土用丑の日にウナギと言われるようになったそうです。

連日猛暑が続いています。適切な冷房やこまめな水分補給をしてお過ごしください。

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2018年07月12日夏の木陰とヤブミョウガ

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北の丸公園ではヤブミョウガの花が咲いてきました。

(北の丸公園のヤブミョウガ 2018.7.9撮影)

ヤブミョウガは林の中に生育する草丈1メートル前後の植物で、名前こそミョウガと付いていますがツユクサの仲間です。

なぜミョウガと呼ばれているのでしょう。それは藪(やぶ)に生育すること、見た目がミョウガに似ているためこの名前が付いたようです。

見分けの付きにくい両者ですが、見分ける方法があります。

(ヤブミョウガ)                (ミョウガ)      

左がヤブミョウガで、右がミョウガです。外見は一見すると違いはないように見えますが、近付いて見ると葉が違います。ヤブミョウガはツヤがあり触るとザラザラしていますが、ミョウガはツヤがなく触るとツルツルしています。

また、両者の花の形状や付き方には大きな違いがあり、見分けるポイントになります。

(ヤブミョウガの花)              (ミョウガの花)

※写真は一例です、園内の植物の採取は禁止されています。

ヤブミョウガの花は6月から9月頃に花が咲き、神楽鈴(かぐらすず)のように先端に小さな白い花をたくさん付けて咲きます。

ミョウガの花は7月から10月頃に花が咲きますが、花は根元からタケノコのように生えてきて、白い半透明の花を咲かせるので目立ちません。食用として流通しているのはこの部分になります。

北の丸公園のヤブミョウガは、ザ・フォレスト北の丸の四阿(あずまや)付近から千鳥ヶ淵側の林などにたくさん見ることができます。

暑い最中ではありますが、北の丸公園の木陰に揺れるヤブミョウガを是非ご覧ください。

なお、お越しになる際は熱中症と蚊の対策をしてお出掛けください。

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2018年07月05日小暑と七夕とライトダウン

皇居外苑バックナンバー2018 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り

7月7日は、二十四節気のひとつ小暑(しょうしょ)であり、七夕(たなばた)でもあります。

小暑は夏至(げし)から15日が経って、これから夏に向けて暑さが本格的になっていくということを表す節季です、この15日後には大暑(たいしょ)と言われる節気があります。そして小暑と同じ日に七夕(たなばた)と呼ばれる行事があります。

七夕は五節句(ごせっく)のひとつであり、日本全国でお祭りやイベントが行われる日でもあります。

(北の丸公園の竹林 2018.7.3撮影)

七夕は元々、中国で織女(しょくじょ)と牽牛(けんぎゅう)の出会いと別れの話と、裁縫の上達を願う行事が合わさったもので、遣唐使などから日本へ伝わったと言われています。

日本では豊作祈願であったり、学問の上達を願う儀式であったりしましたが、今では織姫と彦星のお互いの逢いたい願いが叶うことにあやかって、竹を飾り願い事を書いた短冊を吊るすという習わしがあります。

この頃の夜空を見上げると、こと座の一等星ヴェガとわし座の一等星アルタイルが輝いています。

ヴェガは織姫星または織女星、アルタイルは彦星または牽牛星と呼ばれ、2つの星は天の川に隔てられるように川の両岸で光り輝いていますが、年に一度七夕の夜にだけ逢えるのだと言われています。

環境省でも2008年の七夕にG8サミットが開催されたことを受け、七夕のこの日、地球温暖化防止のためクールアース・デー・ライトダウンとして、20時から22時までライトアップ施設や各家庭の消灯を呼びかけるイベントが行われます。

ライトダウンキャンペーンについてのサイトはこちら

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolearthday/

ライトダウンキャンペーンは全国的に行われ、東京では東京駅、東京タワー、東京スカイツリー、レインボーブリッジなど数々の施設、企業が賛同・参加していただいています。

大きな施設だけでなく皆様のご家庭でも賛同・参加していただき、ライトダウンをして夜空の織姫星や彦星を探してみては如何でしょうか?

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2018年07月03日北の丸公園の梅雨明け

皇居外苑バックナンバー2018 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 気象観測

629日、関東甲信地方で梅雨明けが発表されました。今年は観測史上で最も早い梅雨明けとなったようです。

北の丸公園内には露場(ろじょう)と呼ばれる場所があります、この場所には気象庁の観測施設(アメダス)が設置されていて、東京の気象(天気)はここで観測されています。

(左:露場「気象観測施設」 右:気象情報を表示するボード 201872日撮影)

露場の傍らには現在の気象情報を表示するボードがあり、観測データを見ることができます。

露場付近にはツバキ、フジ、コブシなどの木が植えられており、開花期にはこれらの花を見ることができます。

更にその周囲にはシイの木の仲間が数多く生育しているため、秋にはドングリ拾いを楽しむことができます。

(上段左:フジ 上段右:コブシ 下段:ツバキ 201872日撮影)

春に比べると花の少ない時期ですが、木々は実をたくさん着け始めています。アジサイの花などとともに木々の実を観察してみては如何でしょうか?

連日最高気温が30度を超える日々が続いています。北の丸公園にお越しになる際は、暑さ対策を忘れずにお出掛けください。

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2018年06月21日夏至(げし)

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6月21日は二十四節気で夏至(げし)と言われる日で、夏至は北半球では一年のうちで日の出から日没までの時間が一番長い日になります。北の丸公園では梅雨の最中、アジサイだけではない花たちも咲いています。

クチナシの花の写真

写真はザ・フォレスト北の丸前に咲くクチナシ(2018年6月20日撮影)の園芸品種で、6月から7月が花の時期になり、この香りから種名はjasminoides(ジャスミンのよう)と名付けられ、園芸品種や漢方薬として人々に親しまれる植物です。

夏至の反対で日の出から日没までの時間が一番短い冬至(とうじ)があり、このときにはカボチャやコンニャクを食べるなどしますが、実は夏至でもタコや小麦餅を食べるなどの風習がある地域があり、いずれも豊作祈願が由来するようです。

園内では随所にアジサイやキョウチクトウなどの花を見ることができます。

温度や湿度による熱中症に注意してお過ごしください。

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2017年12月21日ふくふくと、つぼみ膨らむ

皇居外苑お知らせ / バックナンバー2017 / 冬の花 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 皇居外苑ブログ

北の丸公園の東側に広がる花木園地区の片隅で、"ふくふく"と愛らしいつぼみを膨らませ、寒木瓜(カンボケ)が咲き始めていました。

江戸時代以降、花を観賞するための庭木や鉢植えとして広く栽培されるようになり、赤や白、ピンクの花を咲かせる品種や、一本の木に複数の色の花が咲き分ける品種、絞り咲きの品種など、様々な園芸品種が作られました。

3月から4月にかけて咲く代表的な春の花木のひとつとして知られていますが、冬から咲きはじめる品種群も古くから栽培されており、総称として"寒木瓜(かんぼけ)"と呼ばれています。

瓜(ウリ)のような実を付ける木というのが、"木瓜(ボケ)"という和名の由来と云われています。

日本へは平安時代に薬用植物として渡来したと伝えられ、カリンの実を小さくしたような実は、堅くて渋いため生食には向きませんが香りが良いため、カリンと同じように果実酒の材料として利用され、滋養強壮や不老長寿(元気で長生き)をもたらす縁起の良いお酒として珍重されることもあるそうです。

明日(12月22日)は、二十四節気の「冬至(とうじ)」です。暦の上でも冬本番を迎えるこの時期は、寒暖の差が大きい場合があります。屋外での活動を予定されている方は、寒いときにもう一枚羽織れるものを用意するなど、状況に応じて暖かさを調整できるような服装でお出かけ下さい。

-この先の記事は、平成29年12月23日の天皇誕生日一般参賀に関するものです-

ご協力いただき、ありがとうございました。

お知らせ(天皇誕生日一般参賀のご案内)

 皇居(宮内庁)において催される下記行事に伴い、皇居周辺の道路や皇居外苑及び北の丸公園内の駐車場等が一時的に混雑することが予想されます。皇居外苑及び北の丸公園、周辺文化施設を訪れることを予定されている一般の皆様方におかれましては、大変ご迷惑をおかけいたしますが、皆様方におかれましても、出来る限り公共交通機関をご利用くださいますよう、お願い申し上げます。

開催日 平成29年12月23日(土)
行事名 「天皇誕生日一般参賀」 
天皇誕生日一般参賀に関する問い合わせ

  宮内庁へお問い合わせください。※テレホンサービス( 03-3211-1475 

なお、12月23日(土)は、皇居東御苑三の丸尚蔵館ともお休み(休園・休館日)です。

参入口の最寄り駅について
◎午前の参賀

【皇居正門(二重橋)】

(午前9時30分から午前11時20分まで)

 皇居正門(二重橋)の最寄り駅の利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。

(順不同)
◎午後の参賀(記帳のみ)

 参入口【皇居坂下門】

(午後0時30分から午後3時30分まで)

 皇居坂下門及び宮内庁庁舎前特設記帳所の最寄り駅の利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。

(順不同)

☆皇居外苑(一般参賀の参集場所付近を除く)及び園内の楠公休憩所(楠公レストハウス)、楠公像前売店くすのきは、通常通りご利用いただけます。

☆皇居外苑管理事務所では、12月23日(土)から1月7日(日)の午後5時から午後9時までの時間帯において、桜田門(国指定重要文化財「旧江戸城外桜田門」)のライトアップを実施します。同期間には、皇居二重橋等のライトアップが宮内庁によって実施される予定です。

退出口の最寄り駅について
【皇居桔梗門】
※皇居桔梗門から退出できる時間は午後4時までです。

 皇居桔梗門の最寄り駅の利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。

(順不同)

皇居外苑和田倉噴水公園及び無料休憩所は、通常通りご利用いただけます。

【皇居東御苑(大手門)】

※皇居東御苑(大手門)から退出できる時間は午後4時までです。

 皇居東御苑(大手門)の最寄り駅の利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。

(順不同)

【皇居東御苑(北桔橋門、平川門)】
※皇居東御苑(北桔橋門、平川門)から退出できる時間は午後4時までです。

 皇居東御苑(北桔橋門、平川門)の最寄り駅利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。

(順不同)

北の丸公園(田安門口)の最寄り駅について

 北の丸公園(田安門口)の最寄り駅利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。

(順不同)

☆北の丸公園及び北の丸休憩所(ザ・フォレスト北の丸)は、通常通りご利用いただけます。

皇居東御苑(北桔橋門)及び北の丸公園周辺の文化施設の利用案内

 開館・開園状況等については、各施設へお問い合わせください。

国立公文書館は、12月23日(土/祝)休館です。

千鳥ヶ淵ボート場は、12月1日から翌年2月28日までお休みです。

(順不同)

皇居外苑駐車場及び北の丸公園駐車場の利用規制について

 楠公駐車場(観光バス等専用)及び北の丸駐車場については、周辺道路の著しい渋滞や混雑等が発生した場合、所轄警察署の指導により公園構内への車両の進入をお断りする等の利用制限を行う場合があります。

※皇居(皇居外苑及び北の丸公園)の周辺道路は、法令により駐停車が禁止されているため観光バス等の路上乗降はできません。行事参加者(とりわけ一般参賀を目的とした観光バス等の運行事業者)の皆様におかれては、当該行事の本旨を踏まえ、参加者等の車列による周辺道路の渋滞や園路・駐車場の混雑等に起因する一般利用者への迷惑や社会的な支障を生じさせないように、周辺地域においてバス駐車場(乗降場所、待機場所)を確保し、皇居付近の最寄り駅まで公共交通機関を利用するなどの対応をご検討いただくなど、十分な配慮がなされますよう重ねてお願いします。

-この記事は、平成29年12月23日の天皇誕生日一般参賀に関するものです-

ご協力いただき、ありがとうございました。

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