国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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季節の便り

206件の記事があります。

2019年06月05日芒種(ぼうしゅ)

皇居外苑バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 季節の便り

6月7二十四節気でいうところの芒種(ぼうしゅ)です。芒(のぎ:穂がある植物)種をまく時期とされており、この頃から梅雨に入るともされています。

それでは、北の丸公園の自然状況をお知らせします。

タイサンボク(2019.6.3吉田茂像周辺にて撮影)

モクレン科に分類されます。

北アメリカ原産の植物で日本には明治時代に渡来し、6月から7月頃に花を咲かせます。

花が大きく豪華なことから人気があり、庭や公園に植えられています。

ドクダミ(2019.6.3芝生地付近の林にて撮影)

ドクダミ科に分類されます。

日本国内では北海道から九州に分布し、6月から7月頃に花を咲かせます。

湿り気のある場所や日陰の場所を好み、コリアンダー(パクチー)のような、独特のにおいがあります。

撮影当日数は少なめでしたが八重咲きのヤエドクダミも一緒に花を咲かせていました。

ヤマボウシ(2019.6.3管理事務所付近にて撮影)

ミズキ科に分類されます。

日本国内では北海道から九州に分布し、5月から7月頃に花を咲かせます。

ハナミズキなどと同じように、白い花びらのように見える場所が総苞片(そうほうへん:花びらの付け根にある葉)です。

本来の花は中心の黄色い部分です、8月から9月頃にかけて実を付けます。

梅雨特有の花が次々と咲き始めています。これらの花の観察とあわせ公園内の散策などいかがでしょうか。

※気温も上がり様々な生き物が活動していますが、十分な熱中症対策・虫刺され対策をしてお越し下さいませ

環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内 

開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。

(順不同)

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2019年05月31日アジサイとシモツケ

皇居外苑バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 季節の便り

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

園内ではアジサイ、シモツケが花を咲かせ始めています。


アジサイ(2019.5.28芝生地周辺にて撮影)

花の色は土の酸性度により変化していきますが、色がまだついていません。


シモツケ(2019.5.28 芝生地付近にて撮影)

バラ科に分類される植物です。

日本国内では、北海道から九州の山地にかけて分布し、5月から7月頃に開花します。

漢字では下野と書かれますが、これは下野国(しもつけのくに:現在の栃木県)で見つけられたことからこの名前となったとされています。

キンシバイ(2019.5.28 ザ・フォレスト北の丸前にて撮影)

オトギリソウ科に分類される植物です。

中国原産の植物で、日本ヘは江戸時代に渡来しました。

古くから観賞用として好まれましたが、現在は生育が旺盛で花や葉が大きいヒドコートという園芸品種が一般的に栽培されています。

ヤセウツボ(2019.5.28 田安門付近にて撮影)

ハマウツボ科に分類される地中海沿岸原産の外来種です、4月から5月頃に花を咲かせます。

牧草とともに日本へ移入し、現在は本州と四国に分布していますが、田畑や路傍のキク科・マメ科・セリ科などの根に寄生する植物でもあります。

花の形が矢を入れる容器の靫('ゆぎ'または'うつぼ'と読みます)に似ており、細い(やせている)ためヤセウツボという名前になったとされています。

今回ご紹介した花の他にも昆虫や野鳥など様々な生き物を見ることができます。

自然豊かな北の丸公園にて、散策やピクニックはいかがでしょうか。

(ご来園の際には、十分な熱中症対策と虫刺され対策をしてお越し下さい)

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2019年05月17日コアジサイとトンボ

皇居外苑いきもの / バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 季節の便り

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

園内は緑があふれ昆虫も多くなりました。とりわけ沢山の花々と緑のコントラストが素晴らしい状況です。

コアジサイ(2019.5.13 モミジ林付近にて撮影)

アジサイ科またはユキノシタ科に分類される植物です。

日本国内では関東地方から九州の山地に分布し、6月頃に開花します。

一般的にアジサイといわれる種類にみられる装飾花(そうしょくか)は無く、決して華美なものではありませんが、控えめながらも美しい花といえます。

アジサイ類の装飾花(黄色い線内2018.6.22撮影)

装飾花(そうしょくか)とは、花の付け根にある"がく"といわれる部位が花のように変化したものを指します。

カルミア(2019.5.13 ザ・フォレスト北の丸前にて撮影)

ツツジ科に分類される植物です。

原産は北アメリカですが、キューバにかけて幅広く分布します。つぼみの形が砂糖菓子の金平糖(こんぺいとう)に似るのが特徴です。

収納されているおしべ(写真左側)と飛び出たおしべ(写真右側)を近接。

通常、おしべの先端は花びらのくぼみに収納されていますが、花に飛来した昆虫などから刺激を受けることによって飛び出ます。

ヤンマ:オス(2019.5.10 芝生地付近にて撮影)   ギンヤンマの図(羽や足など省略)

ヤンマ科に分類される昆虫です。

日本全国の平地の水辺に生息し、4月から10月頃まで見られます。名前の由来は腹部下側に銀白色の部分があることからとされています。

オスとメスの判別は腹部の色で判別するのですが、図のようにオスは水色、メスは緑色をしています。

カルミアの付近には、先週紹介したシャクナゲも咲いておりますので、花巡りの散策と共に、芝生地でのピクニックなどもいかがでしょうか。

※蚊などが出る時期になりましたので、十分な虫刺され対策をしてお越し下さいませ。

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2019年05月10日立夏

皇居外苑バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 季節の便り

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

5月5日は二十四節気の立夏(りっか)でした。山や野に新緑が目立ち始め、夏の気配を感じられる始まりとされています。

芝生地付近の林の様子(2019.5.8 撮影)

木々が青々としています。

ハクウンボク(2019.5.7 芝生地、日本武道館側四阿付近にて撮影)

エゴノキ科に分類される植物です。

日本国内では北海道から九州にかけて分布し、5月から6月頃に開花します。

花が連なって咲く様子が白い雲に似ていることから、白雲木(はくうんぼく)という名前になったとされています。

シャクナゲの一種(2019.5.8 ザ・フォレスト北の丸前にて撮影)

ツツジ科に分類される植物です。

庭や公園などに植えられますが、その豪華な花から人気があり、セイヨウシャクナゲ(栽培品種の総称)として1000を超える品種が作り出されました。

ニシキギ(2019.5.8 芝生地付近の林にて撮影)

ニシキギ科に分類される植物です。

日本国内では北海道から九州にかけての里山や低山に分布し、5月から6月頃に花を咲かせます。

紅葉での美しい色合いが、錦に例えられるニシキギですが、花は慎ましい緑色です。

シャクナゲやニシキギなどの他にも、北の丸公園には様々な花が咲いています。

これらの花を探す散策などはいかがでしょうか。

※花にはハチなども訪れていますので、観察の際には刺されないようご注意ください。

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2019年04月25日穀雨

皇居外苑いきもの / バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 春の花

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

4月20日は二十四節気でいうところの穀雨(こくう)でした。雨が降る機会が多くなり、田畑に種まきを行う好機とされています。

池と芝生地(左側:2019.3.21撮影 右側:2019.4.22 管理事務所付近の橋から撮影)

この約一ヶ月で、ケヤキの芽吹きをはじめ植物の緑が明るく、多くなりました。

シャガ(2019.4.22 管理事務所付近にて撮影)

アヤメ科に分類されます。

産地域は中国からミャンマーにかけてで、日本では、人里近くの湿り気のある土地などに見られます。

ササやドクダミのように横に根を広げ、そこから芽を伸ばすので、群生する特徴があります。

ツツジの花 (2019.4.22 モミジ林周辺にて撮影)

ツツジ科に分類されます。

古くから日本で親しまれている植物で、公園、生け垣、盆栽などで幅広く植えられています。

ツツジ・サツキ類の園芸品種は非常に数が多いので、分類がとても難しい植物でもあります。

左側:シロツメクサ 右側:花の蜜を吸うベニシジミ(2019.4.22 北の丸休憩所付近にて撮影)

マメ科に分類されます。

一般的にクローバーと呼ばれている植物がこちらで、江戸時代、オランダからやってくる貿易品の緩衝材として、この植物の枯れ草が詰められていました。

そのことから詰め草(つめくさ)と呼ばれるようになり、また、時を同じくして、日本へ渡来してきたとされています。

ツツジやシロツメクサの他、様々な草花があります。北の丸公園でこれらの花を見る散策などはいかがでしょうか。

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2019年04月19日サクラとハナミズキ

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北の丸公園の自然状況をお知らせします

遅咲きのサクラも葉が目立つようになり、吉田茂像の正面ではハナミズキが開花し始めています。

遅咲きのサクラと吉田茂像(2019.4.18 吉田茂像付近にて撮影)

ハナミズキ(2019.4.18 吉田茂像正面にて撮影)

ミズキ科に分類されます。

大正時代にアメリカから日本へ渡ってきましたが、その頃から公園や民家などの庭まで、実に幅広く植えられています。

ピンク色に見える部分は総苞片(そうほうへん)と呼ばれる葉が変化したもので、花びらではありません。

その中心に花があります。

ハナミズキの花と総苞の画像(2019.4.18

黄色い円の内部がハナミズキの花です。

オドリコソウ(2019.4.18 気象観測露場付近にて撮影)

オドリコソウの花(2019.4.18 気象観測露場付近にて撮影)

シソ科に分類されます。北海道から九州の山あいから平地にかけた半日陰の環境に生えます。

花が笠をかぶった踊り子のように見えることから、この名前となったとされます。

カラタチ(2019.4.18 北の丸休憩所付近にて撮影)

カラタチの花(2019.4.18 北の丸休憩所付近にて撮影)

ミカン科に分類される中国原産の植物です。古くには民家などで防犯を目的とした生け垣にされていました。

現在も生け垣として植えられるほか、ミカンなどの植物同士を接着する接ぎ木(つぎき)の土台として使われることもあります。

※カラタチには鋭いトゲがあります。観察の際は、お身体などに刺さらないよう注意して下さい。

吉田茂像周辺にあるサクラやハナミズキを見た後は、園内の散策などはいかがでしょうか。

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11月1日よりウォームビズが始まっています。

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2019年04月12日遅咲きのサクラ

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北の丸公園の自然状況をお知らせします。

ソメイヨシノはほとんどが花を散らせてしまいましたが、現在満開を迎えているサクラがいくつかあります。

イチヨウ:一葉(2019.4.11 吉田茂像付近にて撮影)

サトザクラ系園芸品種の一種です。

江戸時代後期に関東を中心に広まりました。ほとんどの場合、めしべが葉のように変化する特徴(画像3枚目)があり、このサクラの名前の由来となっています。

※サトザクラは、オオシマザクラの特徴を持つ園芸品種の総称であり、人里で栽培されています。

ハタザクラ:旗桜(2019.4.11 吉田茂像付近にて撮影)

サトザクラ系園芸品種の一種です。

通常、5枚の花びらの他、おしべの一部が花びらのように変化した旗弁(きべん)があることが特徴(画像3枚目)です。

このことがハタザクラの名前の由来となっており、まるで旗を立てたかのような形になります。


ウコン:鬱金(2019.4.11 日本武道館付近にて撮影)

サトザクラ系園芸品種の一種です。

既に江戸時代からあったという記録が残っており、花が散る前には、花びらの中心部が赤く染まる特徴(画像3枚目)があります。

ショウガ科のウコンから作る染料の色「鬱金(うこん)」に似た黄緑色の花を咲かせることからこの名前となったとされています。

ギョイコウ:御衣黄(2019.4.11 日本武道館付近にて撮影)

サトザクラ系園芸品種の一種です。

ウコンに近い黄緑色の花ですが、こちらの方が緑色が濃く、花びらが反り返る特徴があります。

貴族が着用する御衣(ぎょい)の「萌黄色」に似た色合いをもつ花のため、この名前となったとされています。


ウコン:左側 ギョイコウ:右側 花の比較画像

互いによく似た特徴があり、混同される場合もあります。

次に サクラ以外の花や生き物もご紹介します。

アキグミの花(2019.4.11 管理事務所付近にて撮影)

グミ科に分類される植物です。

北海道南部から九州に分布し、4月から5月にかけて花を咲かせ、秋には赤い実がなります。

イチョウ(2019.4.11 日本武道館前にて撮影)

この11日に東京での発芽が初観測されました。画像の大イチョウは緑が濃くなってきています。

ヤモリとオタマジャクシ(2019.4.11 芝生地周辺にて撮影)

敷地内の建物付近ではヤモリが、また、芝生地付近の池ではオタマジャクシなどの生き物をよく見掛けるようになりました。

※北の丸公園内ではこれら生き物の採取はできませんので観察にとどめてください。

遅咲きのサクラを眺めた後は、新たな生き物を探しに園内の散策などをされてはいかがでしょうか。

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2019年04月05日サクラの開花状況

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45は二十四節気の清明(せいめい)です。草花などが次々と開花し、自然が生き生きとしてくる頃とされています。公園内や周辺のサクラ類が満開を迎え、周辺では様々なイベントも行われています。

北の丸公園の自然状況をお知らせします。


サクラ開花状況12019.4.5 芝生地付近にて撮影)

北の丸公園の中心に位置する芝生地のサクラです。多くの人々がピクニックに訪れています。


サクラの開花状況22019.4.5 日本武道館付近にて撮影)

科学技術館と日本武道館の間にある広場のサクラです。

サクラ開花状況3(2019.4.5 千鳥ヶ淵沿いの歩道にて撮影)

千鳥ヶ淵沿いのサクラです。お濠の水面に花びらが漂っています。

サクラ開花状況42019.4.5 田安門付近にて撮影)

北の丸公園の外側となる田安門も、多くの人で賑わっています。

サクラ以外にも、様々な花が咲いています。

クロモジの樹皮と花(2019.4.3 芝生地周辺にて撮影)

クスノキ科に分類され、北海道から九州北部に分布しています。

名前の由来は、樹皮の黒い模様が文字のように見えることからついたとされています。

和菓子の楊枝(ようじ)に加工される植物でもあります。

カワヅザクラの実(2019.4.3 日本武道館周辺にて撮影)

早咲きのサクラは花が終わってしまいましたが、実ができています。

ハナミズキのつぼみ(2019.4.3 科学技術館付近にて撮影)

つぼみが開き始めていました。

これらの花を探しに、園内を巡る散策はいかがでしょうか。


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2019年03月28日サクラ

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321日は春分の日でした。同日に東京でサクラの開花宣言がされ、園内では次々と開花しています。

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

ソメイヨシノ(2019.3.27 日本武道館付近にて撮影)

江戸時代後期にエドヒガンというサクラの一種と、オオシマザクラが交配して生まれた栽培品種で、花着きの良さと生育の早さが特徴です。染井(現在の豊島区駒込)の植木屋が売り出し、当時はまだ「吉野桜」と呼ばれていました。

諸説ありますが、奈良県吉野山の"ヤマザクラ"が「吉野桜」と呼ばれており、そのことから混同を避けるため、現在の「染井吉野」と名前を変えたという説があります。菊と共に日本を象徴する花になっています。

千鳥ヶ淵のサクラ(2019.3.27 田安門付近にて撮影)

北の丸公園の外側となる田安門付近はほぼ満開になっています。

ヤマザクラ(2019.3.25 第二近衛歩兵連隊碑付近にて撮影) 

日本では東北南部から九州まで分布しています。庭木から街路樹まで広く栽培され、花と同時に赤褐色の葉が出ます。明治時代に「染井吉野」が広がるまでは、サクラと言えばこのヤマザクラでした。

シダレザクラ(2019.3.27 芝生地付近にて撮影)

エドヒガンという自然に分布するサクラの一種から作り出された園芸品種です。

下に垂れる枝が特徴で、平安時代から栽培されてきたという記録があるほど古い品種です。

花が紅色の品種はベニシダレとも呼ばれます。

オオシマザクラ(2019.3.27)

日本では伊豆大島を中心に分布しており、この名前となりました。

花の開花と同時に緑色の葉を広げます。大きな花を着ける特徴から多数の園芸品種の元になりました。

また、桜餅には塩漬けにしたこのサクラの葉が使われます。

花と昆虫たち(2019.3.27 池周辺にて撮影)

植物が次々と花を咲かせ、冬には見掛けなかった昆虫類を多く見るようになり、春を迎えたことを強く感じます。


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2019年03月15日ハクモクレン

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園内では次々に春の花が開花しています。

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

ハクモクレンの花(2019.3.14 日本武道館付近にて撮影)

中国原産の植物です。モクレン科に分類され、公園や庭に植えられます。

一般的には紫色の花を咲かせるものをモクレンと呼び、白い花を咲かせるものをハクモクレンと呼びます。

アジサイの新芽(2019.3.14 芝生地付近にて撮影)

青々とした新芽が開き始めました。

ユキヤナギの花(2019.3.14 管理事務所付近にて撮影) 

3月から4月頃に花を咲かせます。開花が始まりました。

ヒイラギナンテンの花(2019.3.14 北の丸休憩所付近にて撮影)

中国原産の植物です。ナンテンと同じメギ科で、葉の鋸歯(きょし・葉の縁にあるノコギリのような凹凸)が鋭く、ヒイラギのようになっていることからこの名前になりました。

※観察の際はトゲにご注意ください。

比較写真(左:ヒイラギ、右:ヒイラギナンテン)

コゲラ(2019.3.14 気象観測露場付近にて撮影)

日本では全国的に見ることができ、国内では最小のキツツキです。公園の緑地や雑木林に生息します。

雑食性で、樹皮の下にいる昆虫やクモのほか、ヤマウルシやマユミの実などを食べます。

下から樹木を登り、上り詰めると次の樹木に移動する習性があります。

オス、メスの区別は羽の色がほとんど同じであるため困難ですが、頭部にごく小さな赤い羽があるものがオスです。

「ギィーギィー、キッキッ」などと囀ります。

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