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季節の便り

98件の記事があります。

2016年04月04日清明(せいめい)

皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園カエル通信 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 春の花 / 皇居外苑・北の丸公園の桜

本日(4月4日)は、二十四節気のひとつ「清明(せいめい)」です。春の清らかで生き生きとしたようすを表すことばが語源と云われています。この頃になるとそこかしこが春の息吹に包まれ、小さないきものたちも元気いっぱい活動します。

染井吉野満開アップ

<満開の染井吉野(ソメイヨシノ)>

満開の桜に目を奪われてしまいますが、その足元では小さな野の草たちが可憐な花を咲かせています。

タンポポ4

<カントウタンポポ(関東蒲公英)>

関東地方から中部地方東部に分布する日本在来のタンポポです。

ナズナ

<ナズナ(薺)>

春の七草のひとつ。ぺんぺん草、三味線草の名で親しまれる植物です。麦栽培の伝来とともに渡来した史前帰化植物とされています。

オオイヌノフグリ

<オオイヌノフグリ(大犬陰嚢)>

明治時代に渡来したとされる、ヨーロッパ原産の帰化植物です。

<ホトケノザ(仏の座)>

東アジアからヨーロッパ、北アフリカまで広く分布し、日本でも本州から九州まで自生する在来種です。

※春の七草の「ほとけのざ」はキク科のコオニタビラコで、本種とは全くの別種。

キュウリグサ

<キュウリグサ(胡瓜草)>

アジアの温帯に分布し、日本では全国に分布します。葉を揉むときゅうりのような香りがするのが、和名の由来です。

<オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)>

ヨーロッパ原産の植物で、現在では世界中に分布を広げている帰化植物のひとつです。

<ムラサキケマン(紫華鬘)>

日本全土に分布する在来種です。

オタマジャクシ4月4日

<アズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)>

北の丸公園の池に生息するアズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)たち。大きさも形も、前回(春分の日の頃)にご紹介した時とほとんど変化ないように見えますが、体の中では大きな変化(四肢の形成)がはじまっています。

☆北の丸公園では動植物の採取は禁止しております。アズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)を捕まえたり、園外に持ち出したり、園外から持ち込んだりせず、水辺でそっと観察してください。

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2016年03月04日啓蟄(けいちつ)から始める

皇居外苑いきもの / バックナンバー2016 / 北の丸公園カエル通信 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 春の花 / 皇居外苑・北の丸公園の桜

桃の節句を過ぎ、ようやく春めいて参りました。明日(3月5日)は、二十四節気のひとつ「啓蟄(けいちつ)」です。啓蟄は、冬を越したいきものたちが、春の訪れとともに活動を始める頃とされています。北の丸公園では、早春を彩るサンシュユ(山茱萸)やカンヒザクラ(寒緋桜)の花々が見ごろをむかえています。

サンシュユの花のアップ

<サンシュユ(山茱萸)>

黄色い小さな花々を枝いっぱいに咲かせるようすから「春黄金花(はるこがねばな)」という別名で呼ばれ、浅春(せんしゅん)を彩る代表的な花木のひとつとして親しまれています。

カンヒザクラ

<カンヒザクラ(寒緋桜)>

カンヒザクラ(寒緋桜)は、中国南部や台湾島などに分布するサクラの原種(野生種)で、東京地方では名前の由来の通り、まだ寒さが残る早春に緋色の花を咲かせ始めます。

アセビ

<アセビ(馬酔木)>

本州、四国、九州地方に広く分布し、繁栄をあらわす"お祝いの樹"のひとつとして親しまれている地方もあるそうです。

フキノトウ

<ふきのとう(蕗の薹)>

八百屋さんの店先に山菜が並び始めるのもこの頃からで、さまざまな草木が一斉に芽吹き始めます。山菜に代表されるその季節にしかとれない野菜や果物、お魚などの食材を"旬の恵み"として味わう、日本の家庭で育まれてきた伝統的な食習慣は、和食や食育という形で改めて注目されていますが、毎日の暮らしの中で子供たちに受け継ぎたい大切なことのひとつですね。

アズマヒキガエルの卵塊

<アズマヒキガエルの卵塊>

寒い日が続いて少し心配でしたが、卵塊の中ではオタマジャクシになる準備も進んでいるようです。啓蟄を過ぎると少しづつ池の水も温みだし、都会の森で本格的な春が始まります。

☆北の丸公園では動植物の採取は禁止しております。ふきのとうやアズマヒキガエルの卵塊は、興味本位で採ったりせずに、そっと観察してください。

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2016年02月19日雨水(うすい)の頃に

皇居外苑いきもの / バックナンバー2016 / 北の丸公園カエル通信 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 春の花 / 皇居外苑・北の丸公園の桜 / 皇居外苑・北の丸公園の梅

今日は、二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」です。三寒四温という言葉のとおり、この頃になる春めいた日も少しづつ多くなり、春の気配を感じるような暖かな日も増えてきます。雨水の頃は、雪も雨に替わり、草木の芽が出始める頃とされています。北の丸公園でも早春を彩る花木がだいぶ咲き始めてきました。

サンシュユ

<満作(マンサク)>

清水門のシナマンサクとカンヒザクラ

<シナマンサク> 

赤いマンサク

<赤い花を咲かせるマンサクの園芸品種>

梅林の紅白梅

<ウメ> 

北の丸公園では、ウメの花も見頃を迎え、野趣溢れる梅の木々の間を蜜を求めてメジロなどの野鳥が訪れています。

関東随一の梅の名所として名高い茨城県の水戸市では、1842年(天保13年)に水戸藩第九代藩主であった徳川斉昭によって造営され、金沢の兼六園や岡山の後楽園とともに「日本三名園」のひとつに数えられる庭園として知られる『偕楽園』などで、水戸の梅祭りが催されるそうです。

カワヅザクラ満開

<河津桜(カワヅザクラ)>

みごろを向けたやや濃いめのピンク色をしたカワヅザクラの花は、桃源郷に咲く桃の花を連想させます。雨水の日におひな様を飾りつけると良い縁に恵まれると云えられている地方もあるそうです。子供たちを育む伝統的な行事は、大切に受け継ぎたいことのひとつですね。

カエル

<アズマヒキガエル(雄と雌の成体)>

北の丸公園の池では、数日前からカエル合戦が始まりました。日中も、池縁の浅瀬をよく観察すれば、産卵に集まってきたアズマヒキガエルたちに出会えます。

アズマヒキガエルは一昔前までは、東日本ではどこでも見かけるほどたくさんさん生息していたカエルですが、東京23区部では絶滅も危惧されるほど激減しているいきもののひとつです。かつて身近に息づいていた自然を代表するいきもののひとつとして"となりのトトロ"にもちらりと登場したカエルは多分この種類で、個人や学校ビオトープ等での保全活動が行われている例も多くあります。

一方では、東日本のアズマヒキガエルと西日本のニホンヒキガエルが、本来生息していない地域に人為的に持ち込まれ、元々その地域にいた在来種との雑種になってしまっている例も多数報告されています。減っているいきものを守ろうとした善意の放逐も含め、興味本位や無作為の行動による分布域外へのいきものの移入・放逐が、取り返しのつかない生物多様性の低下をもたらしています。

蛙の卵

<アズマヒキガエルの卵塊>

北の丸公園の森や池は、東京都心に残された貴重な緑地となっている皇居周辺に生息しているアズマヒキガエルたちにとっても、命をつなぐために重要な生息地です。繁殖可能な成熟した大人のカエルになるには三年以上かかるため、無数に思える卵から孵ったたくさんのオタマジャクシも、産卵に戻ってこられるのはそのうちの僅か3%以下といわれています。たくさん生まれるオタマジャクシは、トンボの幼虫であるヤゴの食物としても重要で、アズマヒキガエルなどがいないとトンボもいなくなってしまいます。ようやく大きくなることが出来たカエルたちも、普段暮らしていた森から産卵場所の池に向かう途中に、車道でロードキルに遭ってたくさん命を落としています。

「採らない」こと、「放さない」ことの重要性をみんなが知ることが、野生のいきものを守るはじめの一歩です。北の丸公園の池で卵やオタマジャクシを見つけても、むやみに採ったり、どこかに放したりせず、生まれた場所で生きられるよう、みんなでそっと見守ってあげてください。

雨水の頃、奇跡のように受け継がれてきた小さな森のいきものたちを守るために。

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2016年02月04日立春の候

皇居外苑バックナンバー2016 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 春の花 / 気象観測 / 皇居外苑・北の丸公園の梅

今日は、二十四節気のひとつ「立春(りっしゅん)」です。暦の上では春となりましたが、北の丸公園のウメは、寒咲き品種の数本を除けば、ようやく蕾がほころび始めたところです。

露場近くの白梅アップ

<ウメ>

梅香る季節にはまだ早いようですが、枝先には丸い蕾が準備万端。日を追うごとにポツリポツリと花開いていきますので、今年のウメは長い期間楽しめるかもしれません。

<寒紅梅(かんこうばい)>

北の丸公園の一角に設けられている東京都心の気象観測点・北の丸公園露場(ろじょう)の傍らにぽつんと1本植えられている寒咲きの桃色のウメは、寒紅梅(かんこうばい)でしょうか。日だまりの中、咲き進んでいる寒紅梅を眺めていると、ひととき春爛漫の風情に包まれます。

ソメイヨシノ蕾

<ソメイヨシノの冬芽>

日本気象協会や気象会社各社から今年の桜開花予想(第一回目)が発表されており、東京地方は今のところ概ね例年並み(3月26日前後頃)の開花という予想が多いようです。北の丸公園のソメイヨシノは、しっかりと冬芽に包まれ、万全の寒さ対策をしています。

立春を過ぎると日差しは日に日に強さを増し、早春の花々が少しづつ順繰りと咲き始めていきますが、まだまだ春とは名ばかりで、しばらくは厳しい余寒の日々が続きます。北の丸公園や皇居外苑へ春を探しにお越しの際は、暖かい服装でお出掛けください。

皇居外苑(皇居前広場)の最寄り駅

運行状況や利用案内は、最寄りの各駅(二重橋前駅(東京メトロ千代田線、東京駅(東京メトロ丸ノ内線JR)、日比谷駅(都営地下鉄三田線東京メトロ日比谷線・千代田線)、大手町駅(都営地下鉄三田線東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線)、有楽町駅(東京メトロ有楽町線JR)、霞ヶ関駅(東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線)、桜田門駅(東京メトロ有楽町線)(順不同))へお問い合わせください。

北の丸公園の最寄り駅

運行状況や利用案内は、最寄りの各駅(九段下駅(都営地下鉄新宿線東京メトロ東西線・半蔵門線)、竹橋駅(東京メトロ東西線)、神保町駅(都営地下鉄三田線都営地下鉄新宿線)、東京メトロ半蔵門線)順不同)へお問い合わせください。

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内

近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(国立公文書館科学技術館、日本武道館、千代田図書館千鳥ヶ淵緑道千鳥ケ淵戦没者墓苑しょうけい館(戦傷病者史料館)昭和館東京国立近代美術館及び工芸館皇居東御苑三の丸尚蔵館千鳥ヶ淵ボート場順不同))へお問い合わせください。

なお、2月7日(土)は、東京国立近代美術館と工芸館が無料観覧日です。

☆環境省では、冬、"寒いときには着る、過度に暖房機器に頼らない"という原点に立ち返り、暖房時の室温が20℃でも快適なスタイル"WARM BIZ"(ウォームビズ)"を呼びかけております。

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2016年02月03日節分

皇居外苑いきもの / バックナンバー2016 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 春の花

今日は節分、暦の上では明日から春の幕開けです。

北の丸公園では、明日の立春を待ちきれないように、春の足音を感じさせる花々が着々と開き始めています。

カワヅザクラ一輪

<河津桜(カワヅザクラ)>

静岡県河津町で発見された自然交雑由来の園芸品種と云われる寒咲きのサクラです。

北の丸公園では、吉田茂像の付近に1本植えられています。

河津町では、原木とされる木も大切に守られており、毎年2月から3月にかけて、河津川沿い約3.5㎞に渡って植えられた河津桜の並木を中心とした地域一帯で催される「河津桜まつり」には、国内外から多くの観光客が訪れ、大変な賑わいを見せることでも知られています。

河津桜が生まれた伊豆半島は、海岸沿いの大半や天城山麓一帯等が富士箱根伊豆国立公園に指定されており、昭和11年2月1日に国立公園地域に指定されてから、今年でちょうど80周年を迎えました。この3月には富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念式典の開催も予定されています。

<シナマンサク>

中国原産のマンサクの仲間で、枯れ葉をすべて落としきらずに花を咲かせ始めることがマンサクと見分ける特徴と云われています。早春に「まんずさく(まず咲く)」ことが、マンサク(満作/万作)という和名の由来の一つと云われています。

北の丸公園では、清水門脇の展望広場や、吉田茂像の付近などに植えられています。

<カンザクラ(寒桜)>

吉田茂像の傍らで見頃を向かえたカンザクラには、ときおり、たくさんのメジロが蜜を求めにやって来ては、賑やかなさえずりを響かせていました。

神田明神で行われた節分祭の様子を写した写真です

<神田明神>

<日枝神社>

地域の鎮守さまでは「豆まき」や「神楽」など、それぞれ特色ある節分祭が執り行われ、国内外から訪れた多くの参拝客でたいへん賑わっていました。

全国的に寒い日が続いています。春の足音を探しのお散歩にお越しの際は、暖かい服装でお出掛けください。

☆環境省では、冬、"寒いときには着る、過度に暖房機器に頼らない"という原点に立ち返り、暖房時の室温が20℃でも快適なスタイル"WARM BIZ"(ウォームビズ)"を呼びかけております。

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2016年01月21日トップ長めでキメてます(カシラダカ)

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今日は大寒。暦の上では一年で一番寒い頃とされています。先日(1月18日)降り積もった残雪がわずかに残る北の丸公園内で、愛らしい冬の使者達に出会いました。

集団で雪上を歩く小鳥

遠目からはスズメのように見える小鳥の群れが、解け残りの雪の上に舞い降りてきて、草の実をついばんでいます。

小鳥のアップ

慎重に近づいてみると、どの鳥もトップ長めのソフトモヒカンスタイルで髪型をばっちりキメた少年みたいに、頭の羽がツンツン立ち上がっています。

ちょっとやんちゃな髪型をしたスズメの団体さん達でしょうか?

体全体の色あいがスズメと似たような印象なので、この鳥が身近にいても気がつかないかもしれませんが、よく観察すれば顔や体の模様もスズメとは異なります。

アップ2

この野鳥は、「カシラダカ(頭高)」という名前の渡り鳥で、ユーラシア大陸の亜寒帯で繁殖し、日本には積雪の少ない地方に冬鳥として渡ってきて、群れをつくって越冬します。おなかからおしりにかけて白いこともこの鳥の特徴で、見た目がよく似たホオジロという野鳥はこの部分が茶色なので、ポイントを知っていると直ぐに見分けがつくそうです。

樹上に止まっているところ

人が近づいてくると直ぐに木の上に逃げていきますが、少し静かしているとまた元の地面に戻って来て、草の実をついばみ始めます。

カシラダカは、丘陵地の谷戸田のような、隠れ家となる林と河原や農耕地などの開けた草地が接するような環境を好む野鳥として知られています。お濠沿いの堤塘(草土手)や常緑樹と落葉樹がパッチ上に入り交じった樹林、林床の草地や芝生などで構成される北の丸公園の植生は、里山のような環境を好むこのような生き物にとって、うってつけの越冬場所なのかもしれませんね。

冬はバードウォッチングに最適な季節です。北の丸公園内では、スズメとカシラダカが混ざっている群れも見かけましたので、小さなお子さんと一緒にスズメとカシラダカを見比べてみたりして、都心の真ん中にある身近な大自然を体感してみてはいかがでしょうか。

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2016年01月07日寒咲きの花木が咲きはじめています

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暦の上では小寒も過ぎ、いわゆる"寒の入り"の頃となりましたが、暖かい日が続いているこの冬、全国各地から早く咲き始めた春の花がニュースとして伝えられています。

冬枯れの景色が広がる北の丸公園でも、早春の訪れを告げる木の花々が、いつもよりも早く開花しはじめていました。

写真:マンサク(満作)

<マンサク(満作)>

「まず咲く」が名前の由来と云われ、里山に春を告げる花の代表的な木として知られています。北の丸公園では、花木園でいくつかの蕾がほころび始めていました。

写真:ウグイスカグラの小さな花

<ウグイスカグラ(鴬葛)>

春告げ鳥の代表であるウグイスが鳴く頃に咲くことが、この花の名前の由来の一つとも云われています。北の丸公園では、池の西側の園路(通称西大通り)から一つ山側に入った園路の傍らに植えられている木が、日だまりの中ぽつりぽつりと開花しています。

写真:アセビの早咲きの花

<アセビ(馬酔木)>

「この木を食べた馬がまるでに酔ったようにふらふらになった」という逸話から、"馬酔木"という名前でこの木が有毒であることを伝えているというのが、この木の和名の由来とされています。北の丸公園では、工芸館にほど近い下の橋のそばで、スズランの様な可愛らしい花を咲かせていました。

写真:甘い香りが漂うソシンロウバイの花

<ソシンロウバイ(素心蝋梅)>

北の丸公園では、北の丸休憩所(フォレスト北の丸)の前の植え込みに植えられています。黄葉した葉が落ちきらず、まだ枝にたくさん残っていますが、辺り一面には甘い香りが漂っていました。葉の間からのぞき込むと、まんまるの愛らしい蕾がたくさん膨らんでいて、ロウのように透き通った花もだいぶ咲き進んでいました。

カンボケの花の写真

<カンボケ(寒木瓜)>

ボケ(木瓜)の木は、平安時代に中国から渡来したと伝えられ、古くから広く庭木や花鉢として親しまれている代表的な花木の一つです。瓜のような実がなることが名前の由来です。多くの園芸品種が作出されていますが、特に早咲き(寒咲き)の品種群をカンボケ(寒木瓜)として区別します。北の丸公園では、花木園や落葉樹林地などでぽつりぽつりと咲き続けています。

写真:カンザクラ(寒桜)

<カンザクラ(寒桜)>

もともと寒咲きの桜としてよく知られる品種ですが、カンザクラも例年よりだいぶ早く咲き始めています。北の丸公園では、吉田茂像の近くに植えられています。花の蜜を求めて、メジロなどの野鳥たちが大喜びで集まっています。

北の丸公園で、ちょっと気の早い春の花々を探してみてはいかがでしょうか。

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2015年12月22日鈴成の橘(たちばな)

皇居外苑お知らせ / バックナンバー2015 / 冬の花 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り

北の丸公園で、タチバナの実が鈴成に実っていました。

写真:タチバナの実、直径2.5㎝

タチバナは、和歌山県から九州地方の海岸に近い山地に自生する日本固有のミカン科の植物で、環境省のレッドデーターブックで絶滅危惧種Ⅱ類(VU)にも指定されており、近縁種と区別するためヤマトタチバナ、ニッポンタチバナという別名で呼ばれることもあるそうです。常緑樹でよく実を成らせるのタチバナは、寒暖の別なく常に生い茂り栄える様子から「長寿瑞祥(長生きのシンボル)」のおめでたい樹の一つとして古来から伝えられており、紫宸殿(京都御所)に植えられている「右近の橘」としても広く知られた植物です。

写真:近衛歩兵第二聯隊碑の中ノ橘の樹の様子

今日(12月22日)は、暦の上では二十四節気の一つの冬至。北半球では一年で最も昼(日の出から日没まで)の時間が短い日です。今日を境に夏至までの間、日一日と昼の時間が長くなります。

冬至と言えば"ゆず湯"に入って"かぼちゃ"を食べるというのがすっかり定番になっていますね。ユズも古来から長寿の樹として知られ、寒さが厳しくなる冬至の頃、ゆず湯に入って無病息災を祈る風習が生まれたと伝えられています。現代では、古来から各地に伝わってきたいろいろな風習が、季節のイベントとしてアレンジされて全国的に広く定着するような事も増えています。楽しい季節のイベントが、元々の由来を調べたり、地元ならではの伝統的なお祭りなどに目を向けるきっかけになるといいですね。

北の丸公園のタチバナは、公園の真ん中辺り(近衛歩兵第二連隊の碑)などに植えられており、毎日野鳥たちが集まり賑やかです。

-この先の記事は、平成27年度の天皇誕生日一般参賀に関するものです-

ご協力いただき、ありがとうございました。

お知らせ(天皇誕生日一般参賀のご案内)

皇居(宮内庁)において催される下記行事に伴い、皇居周辺の道路や皇居外苑及び北の丸公園内の駐車場等が一時的に混雑することが予想されます。皇居外苑及び北の丸公園、周辺文化施設を訪れることを予定されている一般の皆様方におかれましては、大変ご迷惑をおかけいたしますが、皆様方におかれましても、出来る限り公共交通機関をご利用くださいますよう、お願い申し上げます。

開催日
平成27年12月23日(水)
行事名
天皇誕生日一般参賀」 
天皇誕生日一般参賀、皇居東御苑三の丸尚蔵館に関する問い合わせ

 宮内庁へお問い合わせください。 

  •  ※テレホンサービス( 03-3211-1475 

参入口の最寄り駅について
◎午前の参賀

【皇居正門(二重橋)】

(午前9時30分から午前11時20分まで)

皇居正門(二重橋)の最寄り駅の利用案内は、各駅(大手町駅(都営地下鉄三田線東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線)、東京駅(東京メトロ丸ノ内線JR)、二重橋前駅(東京メトロ千代田線、日比谷駅(都営地下鉄三田線東京メトロ日比谷線・千代田線)、有楽町駅(東京メトロ有楽町線JR)、霞ヶ関駅(東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線)、桜田門駅(東京メトロ有楽町線)(順不同))へお問い合わせください。


◎午後の参賀(記帳のみ)

 参入口【皇居坂下門】

(午後0時30分から午後3時30分まで)

皇居坂下門及び宮内庁庁舎前特設記帳所の最寄り駅の利用案内は、各駅(東京駅(東京メトロ丸ノ内線JR)、大手町駅(都営地下鉄三田線東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線)、二重橋前駅(東京メトロ千代田線、日比谷駅(都営地下鉄三田線東京メトロ日比谷線・千代田線)、有楽町駅(東京メトロ有楽町線JR)、霞ヶ関駅(東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線)、桜田門駅(東京メトロ有楽町線)(順不同))へお問い合わせください。

☆皇居外苑(一般参賀の参集場所付近を除く)及び園内の楠公休憩所(楠公レストハウス)、楠公像前売店くすのきは、通常通りご利用いただけます。

退出口の最寄り駅について
【皇居桔梗門】

皇居桔梗門の最寄り駅の利用案内は、各駅(大手町駅(都営地下鉄三田線東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線)、東京駅(東京メトロ丸ノ内線JR)、二重橋前駅(東京メトロ千代田線、日比谷駅(都営地下鉄三田線東京メトロ日比谷線・千代田線)、有楽町駅(東京メトロ有楽町線JR)、霞ヶ関駅(東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線)、桜田門駅(東京メトロ有楽町線)(順不同))へお問い合わせください。

☆皇居外苑和田倉噴水公園及び無料休憩所は、通常通りご利用いただけます。


【皇居東御苑大手門】

皇居東御苑大手門の最寄り駅利用案内は、大手町駅(都営地下鉄三田線東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線)、東京駅(東京メトロ丸ノ内線JR)へお問い合わせください。


【皇居東御苑北桔橋門・平川門】

皇居東御苑北桔橋門(きたはねばしもん)及び平川門の最寄り駅利用案内は、竹橋駅(東京メトロ東西線)、神保町駅(都営地下鉄三田線都営地下鉄新宿線東京メトロ半蔵門線(順不同))へお問い合わせください。

北の丸公園(田安門口)の最寄り駅について

北の丸公園(田安門口)の最寄り駅利用案内は、九段下駅(都営地下鉄新宿線東京メトロ東西線・半蔵門線(順不同))へお問い合わせください。

☆北の丸公園及び北の丸休憩所(ザ・フォレスト北の丸)は、通常通りご利用いただけます。

皇居東御苑北桔橋門及び北の丸公園周辺の文化施設の利用案内

近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(東京国立近代美術館及び工芸館科学技術館昭和館しょうけい館(戦傷病者史料館)千鳥ケ淵戦没者墓苑千鳥ヶ淵緑道(順不同))にお問い合わせください。

皇居外苑駐車場及び北の丸公園駐車場の利用規制について

 楠公駐車場(観光バス等専用)及び北の丸駐車場については、周辺道路の著しい渋滞や混雑等が発生した場合、所轄警察署の指導により公園構内への車両の進入をお断りする等の利用制限を行う場合があります。

  • ※皇居(皇居外苑及び北の丸公園)の周辺道路は、法令により駐停車が禁止されているため観光バス等の路上乗降はできません。行事参加者(とりわけ一般参賀を目的とした観光バス等の運行事業者)の皆様におかれては、当該行事の本旨を踏まえ、参加者等の車列による周辺道路の渋滞や園路・駐車場の混雑等に起因する一般利用者への迷惑や社会的な支障を生じさせないように、周辺地域においてバス駐車場(乗降場所、待機場所)を確保し、皇居付近の最寄り駅まで公共交通機関を利用するなどの対応をご検討いただくなど、十分な配慮がなされますよう重ねてお願いします。

-この記事は、平成27年度の天皇誕生日一般参賀に関するものです-

ご協力いただき、ありがとうございました。

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