国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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バックナンバー2013

74件の記事があります。

2013年06月14日北の丸公園自然情報

皇居外苑いきもの / バックナンバー2013 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

昨日、カイツブリの雛が2羽誕生しました。残りの卵は2つです。
6月14日(金)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ムクゲ
吉田茂像の側に、八重咲きのムクゲが咲き始めました。アオイ科フヨウ属の落葉低木で、原産はインド、中国(中近東にも自生)です。日本には奈良時代に中国から渡来しました。


コムラサキシキブ
コマツヅラ科ムラサキシキブ属です。以前紹介した「ムラサキシキブ」はまばらに花がつきますが、コムラサキシキブはまとまってつきます。

秋になるとムラサキシキブ同様、3mmほどの紫色の実をつけます。

カイツブリの雛
昨日生まれた雛ですが、すぐ泳ぐことができます。さっそく、親鳥を一生懸命追いかけていました。親鳥に追いつけず、「ピ」とか細い声で鳴く雛に、「ピピピ!」と喝をいれるように鋭く鳴く親鳥。これからカイツブリ夫婦の子育てを応援しましょう。(エサは与えずに、引き続き静かに見守りましょう。)

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2013年06月13日北の丸公園の自然

皇居外苑バックナンバー2013 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

梅雨入りが発表されて約2週間が経過しました。園内ではこの季節を代表する花のひとつ、アジサイが見頃を迎えています。
6月13日(木)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ネムノキ
ネムノキ科ネムノキ属の落葉高木です。木を植えてから花がつくまで10年程かかるため、観賞用にするには時間がかかります。

そんなネムノキに、今年も花が咲き始めました。夜になると左右の小葉が合わさって垂れ下がります。その様子が「木が眠っているように見える」というので、この名がつけられました。


ナンテン
メギ科ナンテン属の常緑低木です。米粒のような花が少しずつ咲きはじめました。ナンテンは「難を転じる」ということで、縁起ものとして重宝されています。


アジサイ(セイヨウアジサイ)
以前紹介したセイヨウアジサイが見頃を迎えています。園内の至る所でご覧になれますので、梅雨の散策を楽しまれてはいかがでしょうか?

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2013年06月11日北の丸公園の自然

皇居外苑バックナンバー2013 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

本日は天気が不安定で、傘が手放せない一日となりました。園内では傘をさしながら散策するお客様の姿が多く見られ、雨ならではの静かな雰囲気を楽しまれていました。
6月11日(水)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ユウゲショウ
アカバナ科マツヨイグサ属です。もとは観賞用として栽培されていましたが、野生化しました。暖地には特に多いようです。和名は「夕化粧」ですが、昼に開花した花を見られます。

ハナズオウ
ハナズオウは、マメ科ハナズオウ属の落葉低木です。春は鮮やかな紫色の花をつけ楽しませてくれました。花が終わった後の実(み)の形はまるで小豆色のサヤエンドウのようです。

ヤマモモの実
ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹です。生で食べられる他、ジャムや果実酒にします。

フジの実
気象観測露場側にあるフジに、実がつきました。大きさは最大で20㎝ほどになります。多くの花をつけても実がなるのはわずか。この機会に是非ご覧になって下さい。

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2013年06月07日北の丸公園の自然

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先日より夏日が続いていましたが、今日は雲が広がり、久しぶりに涼しい気候となりました。
6月7日(金)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ナツツバキ
別名シャラノキ(沙羅の木)といいます。
ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木です。

朝に開花し、夕方には落花する一日花で、涼しげな装いの花です。吉田茂像の背面に植栽されているので、是非ご覧下さい。

ツユクサ
ツユクサ科ツユクサ属で、花期は梅雨頃です。別名、蛍草(ほたるぐさ)、帽子花(ぼうしばな)、青花(あおばな)、鴨跖草(おうせきそう)。日本全土で見られる、朝に咲き午後にはしぼんでしまう一日花です。

ムラサキシキブ
クマツヅラ科ムラサキシキブ属です。秋になると実が紫色になり、駄菓子のガム?のようになります。花言葉は、「愛され上手」、「上品」、「聡明」です。

モノサシトンボ
モノサシトンボ科モノサシトンボ属です。比較的おとなしく、近づいてもあまり逃げません。池や沼、日陰を好むトンボで、名前の通り腹部に目盛りのような模様があります。5月末頃から9月中旬頃まで見ることができます。

イチョウノキ(顔に見える幹)
ふと視線を感じて幹を見てみると・・・顔がありました!随分驚いているようですが、こちらの方が驚きました。

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2013年06月05日北の丸公園の自然

皇居外苑バックナンバー2013 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

本日も快晴です。園内の芝生広場では、暑さに負けない元気なお子様達の声が響き渡っています。
6月5日(水)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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キョウチクトウ
キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木、もしくは常緑小低木です。鮮やかなピンクが美しい花ですが、毒をもっています。人や家畜などが体内に取り入れた場合、中毒や死に至る事がある為注意が必要な植物です。


ヘメロカリス
ユリ科ヘメロカリス属です。性質は丈夫なので育てやすく、大きさや花色が非常に多様です。

属名はギリシア語hemera(一日の意)とkallos(美の意)に由来し、花が一日でしぼむことにちなんでいます。園内のヘメロカリスはまだ蕾がたくさんあるので、しばらくの間お楽しみいただけます。


ドクダミ(八重)
以前「ドクダミ」を紹介しましたが、こちらは八重咲のドクダミです。花びらに見える苞(つぼみを包んでいた葉の部分)が八重になっています。本体の花は黄色い部分で、花びらはありません。

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2013年06月03日北の丸公園の自然

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梅雨入りはしましたが、昨日、今日と、晴れ渡った青空が広がっています。サンサンと降り注ぐ太陽の下、園内の芝生広場では日光浴をするお客様の姿も見られました。
6月3日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ビヨウヤナギ
オトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑小低木で、中国原産です。

枝先が少し垂れ下がり、ヤナギの葉に似ているのでこの名がつきましたが、ヤナギの仲間ではありません。


モンシロチョウ
この蝶を知らない人は少ないのではないでしょうか。日本全土に分布しています。成虫になったときの天敵は、鳥類、カマキリ、トンボなどです。


ハナショウブ
アヤメ科アヤメ属の多年草です。以前紹介した「カキツバタ」はハナショウブの隣の浮島に植栽されており、この2種は大変似ています。慣用句で、「いずれがアヤメかカキツバタ」というものがありますが、これは「優劣がつけがたい」「見分けがつきがたい」という意味で用いられます。

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2013年05月31日北の丸公園の自然

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5月も最終日を迎えました。園内では様々な種類のトンボが飛び交い、散策中の人々を楽しませています。
5月31日(金)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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シモツケ
バラ科シモツケ属の落葉低木です。下野の国(栃木県)で見つかったのでシモツケと名付けられました。

園内にはピンク色がほとんどですが、濃紫も植栽されています。

ノピル
ユリ科ネギ属で、食用や民間薬としても用いられてきました。日当たりの良い土手などで見られる多年草です。

キンシバイ
オトギリソウ科オトギリソウ属で、中国原産の半落葉小低木です。花の形が梅に似ており、花色が黄色なのでこの名がつきました。
改良して花びらを大きくしたものが、休憩所前にあるヒペリクム・ヒドコートです。

モグラ塚
園内の樹林地等では、モグラの穴がたくさん見られます。巣である地下トンネルの修復や改修の際、残土を巣の外に排出した為にできたもので、これらは「モグラ塚」と呼ばれています。

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2013年05月29日北の丸公園の自然

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今日から関東甲信地方は梅雨入りをしたようです。園内では、この季節ならではの植物が次々と開花し始めています。
5月29日(水)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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タイサンボク
吉田茂像周辺に、白色の大きな花が咲き始めました。
モクレン科の常緑高木で、北米中南部原産です。日本では公園によく植えられています。

アメリカ合衆国南部を象徴する木とされていて、ミシシッピー州とルイジアナ州の州花に指定されています。

バイカウツギ
アジサイ科バイカウツギ属の落葉低木で、別名はサツマウツギ。名前の由来は梅に似た花を咲かせることから来ています。5月22日(水)に紹介した「ブラシノキ」の側に植栽されています。

シチダンカ
ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木で、ヤマアジサイの一種です。

アオダイショウ
池の近くの生け垣にアオダイショウが現れました。毒はありませんが、個体によって性格が違うので、もし見つけたらそっとしておきましょう。

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2013年05月27日北の丸公園の自然

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5月も残すところわずかとなりました。園内にある中の池では、カイツブリが卵を温めている様子を見ることができます。
5月27日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ビロードモウズイカ
ゴマノハグサ科モウズイカ属です。明治初期に日本に渡来しました。

名前の由来は葉がベルベットのような感触である事からきています。大きくなると高さ2mにも成長します。


ガクアジサイ
アジサイ科アジサイ属で、北の丸公園では沿道や山側で植栽されています。
周囲の花だけが開き、それを額に見立てたことが名前の由来です。
また、土壌のPHの違い(酸性・アルカリ性)により色の発色が異なるようです。


ツマグロヒョウモン
写真はツマグロヒョウモンの雌です。雌は、羽の端の黒色が雄よりも目立ちます。体内に毒を持つマダラチョウの仲間、ガバマダラに擬態していると言われています。


カイツブリ
中の池で、カイツブリが卵を温めています。羽化するのは6月の中旬頃が見込まれます。元気なあかちゃんが生まれるよう、優しく見守りましょう。

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2013年05月24日北の丸公園の自然

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本日も爽やかな晴天となりました。青々とした園内を吹き抜ける風が、心地よい気分にさせてくれます。
5月24日(金)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ヤマボウシ
ミズキ科ミズキ属の落葉高木です。

名前の由来は中央の花穂を頭に、4枚の白い花びらは頭巾に見立てて、延暦寺の山法師になぞらえてつけられたそうです。


アザミ(ノアザミ)
世界には300種以上のアザミがあるそうです。そのうちの3分の1が日本にあります。葉の先端は刺(とげ)がありますのでご注意下さい。花期は5月~8月です。


アジサイ(セイヨウアジサイ)
アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。少しずつブルーに色づいてきています。

場所により、同じ種類でも色が異なりますので、これから梅雨にかけて様々な色のアジサイを楽しむことができます。

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