国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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皇居外苑・北の丸公園の桜

121件の記事があります。

2021年01月29日ソシンロウバイ(素芯蝋梅)

皇居外苑お知らせ / お願い / バックナンバー2021 / 季節の便り / 皇居外苑・北の丸公園の桜 / 皇居外苑・北の丸公園の梅

北の丸公園内では早春の花たちが咲いており、ほぼ満開になった植物もあります。

それでは、園内の自然状況をお知らせします。

降雪(2021年1月28日、芝生地付近の林にて撮影)

1月28日には、雪が降りました。

ソシンロウバイ:素芯蝋梅(2021年1月29日、北の丸休憩所付近にて撮影)

ロウバイ科ロウバイ属に分類される植物で、1月から2月頃に花を咲かせます。

中国が原産で、日本では庭や公園に植えられます。

ソシンロウバイの名前の由来ですが、園芸の用語で花びらが芯(内側の中心部)まで同じ色のことを"素芯"と言い、ロウバイの品種であることから、素芯蝋梅となったとされています。

芯まで同じ色のソシンロウバイの花(2021年1月29北の丸休憩所付近にて撮影)

ほぼ満開とみられ、花からは香りが漂っていました。

カンザクラ:寒桜(2021年1月29日、吉田茂銅像付近にて撮影)

カンザクラは全体として8割程度まで開花し、見頃になっています。

近くを通った方々が、撮影や観察をしている姿を見受けました。

紅梅(2021年1月29日、気象観測露場にて撮影)

気象観測露場付近の紅梅が花を咲かせ始めました。

シナマンサク:支那満作(2021年1月29日、清水門付近にて撮影)

中国原産の植物で、1月から3月頃に花を咲かせます。

シナマンサクは8割程度の開花状況に伺えます。

落ち葉や路面凍結で、足下が滑りやすくなっているところもありますので、園内散策の際はご注意下さい。

(園内にゴミ箱はありません、ゴミはお持ち帰り下さい)

※千鳥ヶ淵沿いは現在、太い枝の落下と陥没があるため立ち入り禁止となっています

(出典:厚生労働省HPより)

※首相官邸、新型コロナウィルス感染症に備えて、一人ひとりができる対策を知っておこう

URLhttp://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

※厚生労働省、新型コロナウィルス感染症について

URLhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

※新型コロナウイルス接触確認アプリ COVID-19 Contact-Confirming Applicationがリリースされました。感染防止策の一環としてお役立て下さい。

URL (https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内 

詳しくは各施設へお問い合わせください。

東京国立近代美術館

千鳥ケ淵戦没者墓苑

千鳥ヶ淵緑道

千鳥ヶ淵ボート場

皇居東御苑及び三の丸尚蔵館

科学技術館

国立公文書館

昭和館

しょうけい館(戦傷病者史料館)

日本武道館

千代田区立図書館

日比谷公園

(順不同)

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2021年01月22日大寒(だいかん)

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1月20日は二十四節気でいう、大寒でした。

大寒とは、寒さが絶頂の時期を指し、一年の中で一番寒い頃とされています。

そして、次の二十四節気は春の到来を示す2月3日(節分の翌日)の立春となります。

このように、暦の上での春はもうすぐ近くにまで来ています。

それでは、園内の自然状況をお知らせします。

池(2021年1月21日、池にて撮影)

寒い日の朝には池に氷が張ることがあります。

ツバキ:椿(2021年1月22日、気象観測露場付近にて撮影)

ツバキ科ツバキ属に分類される植物で、11月から12月頃に花を咲かせ本州、四国、九州、沖縄の山沿いや海沿いに生えます。

ツバキの名前の由来ですが、古語に光沢のあることを表す"ツバ"という言葉からツバキに変化したという説や、葉につやがあることから"ツヤハキ"と呼ばれたのを皮切りにこれがツバキに変化していったとされる説など、諸説あります。

また、古くから親しまれ、江戸時代の日本や、19世紀にヨーロッパで起きた園芸ブームの影響で多数の品種が作られてもいます。

元々、里山などの藪に生えていたヤブツバキから枝分かれしていった植物です。

ツバキの花の散り方(2021年1月22日、気象観測露場付近にて撮影)

人の首が落ちるように散ることから縁起の悪い木とされていますが、その反面、神意が現れる神聖な木ともされています。

カンザクラ:寒桜(2021年1月22日、吉田茂銅像付近にて撮影)

カンザクラは徐々に開花しています。また、全体として5割程度まで開花してきました。

ウメ:梅(2021年1月22日、北の丸休憩所付近にて撮影)

1月18日、気象庁からの開花宣言が出ました。

カワヅザクラ:河津桜(2021年1月22日、吉田茂銅像付近にて撮影)

1輪ではありますがカワヅザクラの花が開き始めました。

落ち葉や路面凍結で、足下が滑りやすくなっているところもありますので、園内散策の際はご注意下さい。

(園内にゴミ箱はありません、ゴミはお持ち帰り下さい)

※千鳥ヶ淵沿いは現在、太い枝の落下と陥没があるため立ち入り禁止となっています

(出典:厚生労働省HPより)

※首相官邸、新型コロナウィルス感染症に備えて、一人ひとりができる対策を知っておこう

URLhttp://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

※厚生労働省、新型コロナウィルス感染症について

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2019年04月19日サクラとハナミズキ

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北の丸公園の自然状況をお知らせします

遅咲きのサクラも葉が目立つようになり、吉田茂像の正面ではハナミズキが開花し始めています。

遅咲きのサクラと吉田茂像(2019.4.18 吉田茂像付近にて撮影)

ハナミズキ(2019.4.18 吉田茂像正面にて撮影)

ミズキ科に分類されます。

大正時代にアメリカから日本へ渡ってきましたが、その頃から公園や民家などの庭まで、実に幅広く植えられています。

ピンク色に見える部分は総苞片(そうほうへん)と呼ばれる葉が変化したもので、花びらではありません。

その中心に花があります。

ハナミズキの花と総苞の画像(2019.4.18

黄色い円の内部がハナミズキの花です。

オドリコソウ(2019.4.18 気象観測露場付近にて撮影)

オドリコソウの花(2019.4.18 気象観測露場付近にて撮影)

シソ科に分類されます。北海道から九州の山あいから平地にかけた半日陰の環境に生えます。

花が笠をかぶった踊り子のように見えることから、この名前となったとされます。

カラタチ(2019.4.18 北の丸休憩所付近にて撮影)

カラタチの花(2019.4.18 北の丸休憩所付近にて撮影)

ミカン科に分類される中国原産の植物です。古くには民家などで防犯を目的とした生け垣にされていました。

現在も生け垣として植えられるほか、ミカンなどの植物同士を接着する接ぎ木(つぎき)の土台として使われることもあります。

※カラタチには鋭いトゲがあります。観察の際は、お身体などに刺さらないよう注意して下さい。

吉田茂像周辺にあるサクラやハナミズキを見た後は、園内の散策などはいかがでしょうか。

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11月1日よりウォームビズが始まっています。

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開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。

(順不同)

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2019年04月12日遅咲きのサクラ

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北の丸公園の自然状況をお知らせします。

ソメイヨシノはほとんどが花を散らせてしまいましたが、現在満開を迎えているサクラがいくつかあります。

イチヨウ:一葉(2019.4.11 吉田茂像付近にて撮影)

サトザクラ系園芸品種の一種です。

江戸時代後期に関東を中心に広まりました。ほとんどの場合、めしべが葉のように変化する特徴(画像3枚目)があり、このサクラの名前の由来となっています。

※サトザクラは、オオシマザクラの特徴を持つ園芸品種の総称であり、人里で栽培されています。

ハタザクラ:旗桜(2019.4.11 吉田茂像付近にて撮影)

サトザクラ系園芸品種の一種です。

通常、5枚の花びらの他、おしべの一部が花びらのように変化した旗弁(きべん)があることが特徴(画像3枚目)です。

このことがハタザクラの名前の由来となっており、まるで旗を立てたかのような形になります。


ウコン:鬱金(2019.4.11 日本武道館付近にて撮影)

サトザクラ系園芸品種の一種です。

既に江戸時代からあったという記録が残っており、花が散る前には、花びらの中心部が赤く染まる特徴(画像3枚目)があります。

ショウガ科のウコンから作る染料の色「鬱金(うこん)」に似た黄緑色の花を咲かせることからこの名前となったとされています。

ギョイコウ:御衣黄(2019.4.11 日本武道館付近にて撮影)

サトザクラ系園芸品種の一種です。

ウコンに近い黄緑色の花ですが、こちらの方が緑色が濃く、花びらが反り返る特徴があります。

貴族が着用する御衣(ぎょい)の「萌黄色」に似た色合いをもつ花のため、この名前となったとされています。


ウコン:左側 ギョイコウ:右側 花の比較画像

互いによく似た特徴があり、混同される場合もあります。

次に サクラ以外の花や生き物もご紹介します。

アキグミの花(2019.4.11 管理事務所付近にて撮影)

グミ科に分類される植物です。

北海道南部から九州に分布し、4月から5月にかけて花を咲かせ、秋には赤い実がなります。

イチョウ(2019.4.11 日本武道館前にて撮影)

この11日に東京での発芽が初観測されました。画像の大イチョウは緑が濃くなってきています。

ヤモリとオタマジャクシ(2019.4.11 芝生地周辺にて撮影)

敷地内の建物付近ではヤモリが、また、芝生地付近の池ではオタマジャクシなどの生き物をよく見掛けるようになりました。

※北の丸公園内ではこれら生き物の採取はできませんので観察にとどめてください。

遅咲きのサクラを眺めた後は、新たな生き物を探しに園内の散策などをされてはいかがでしょうか。

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2019年04月05日サクラの開花状況

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45は二十四節気の清明(せいめい)です。草花などが次々と開花し、自然が生き生きとしてくる頃とされています。公園内や周辺のサクラ類が満開を迎え、周辺では様々なイベントも行われています。

北の丸公園の自然状況をお知らせします。


サクラ開花状況12019.4.5 芝生地付近にて撮影)

北の丸公園の中心に位置する芝生地のサクラです。多くの人々がピクニックに訪れています。


サクラの開花状況22019.4.5 日本武道館付近にて撮影)

科学技術館と日本武道館の間にある広場のサクラです。

サクラ開花状況3(2019.4.5 千鳥ヶ淵沿いの歩道にて撮影)

千鳥ヶ淵沿いのサクラです。お濠の水面に花びらが漂っています。

サクラ開花状況42019.4.5 田安門付近にて撮影)

北の丸公園の外側となる田安門も、多くの人で賑わっています。

サクラ以外にも、様々な花が咲いています。

クロモジの樹皮と花(2019.4.3 芝生地周辺にて撮影)

クスノキ科に分類され、北海道から九州北部に分布しています。

名前の由来は、樹皮の黒い模様が文字のように見えることからついたとされています。

和菓子の楊枝(ようじ)に加工される植物でもあります。

カワヅザクラの実(2019.4.3 日本武道館周辺にて撮影)

早咲きのサクラは花が終わってしまいましたが、実ができています。

ハナミズキのつぼみ(2019.4.3 科学技術館付近にて撮影)

つぼみが開き始めていました。

これらの花を探しに、園内を巡る散策はいかがでしょうか。


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2019年03月28日サクラ

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321日は春分の日でした。同日に東京でサクラの開花宣言がされ、園内では次々と開花しています。

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

ソメイヨシノ(2019.3.27 日本武道館付近にて撮影)

江戸時代後期にエドヒガンというサクラの一種と、オオシマザクラが交配して生まれた栽培品種で、花着きの良さと生育の早さが特徴です。染井(現在の豊島区駒込)の植木屋が売り出し、当時はまだ「吉野桜」と呼ばれていました。

諸説ありますが、奈良県吉野山の"ヤマザクラ"が「吉野桜」と呼ばれており、そのことから混同を避けるため、現在の「染井吉野」と名前を変えたという説があります。菊と共に日本を象徴する花になっています。

千鳥ヶ淵のサクラ(2019.3.27 田安門付近にて撮影)

北の丸公園の外側となる田安門付近はほぼ満開になっています。

ヤマザクラ(2019.3.25 第二近衛歩兵連隊碑付近にて撮影) 

日本では東北南部から九州まで分布しています。庭木から街路樹まで広く栽培され、花と同時に赤褐色の葉が出ます。明治時代に「染井吉野」が広がるまでは、サクラと言えばこのヤマザクラでした。

シダレザクラ(2019.3.27 芝生地付近にて撮影)

エドヒガンという自然に分布するサクラの一種から作り出された園芸品種です。

下に垂れる枝が特徴で、平安時代から栽培されてきたという記録があるほど古い品種です。

花が紅色の品種はベニシダレとも呼ばれます。

オオシマザクラ(2019.3.27)

日本では伊豆大島を中心に分布しており、この名前となりました。

花の開花と同時に緑色の葉を広げます。大きな花を着ける特徴から多数の園芸品種の元になりました。

また、桜餅には塩漬けにしたこのサクラの葉が使われます。

花と昆虫たち(2019.3.27 池周辺にて撮影)

植物が次々と花を咲かせ、冬には見掛けなかった昆虫類を多く見るようになり、春を迎えたことを強く感じます。


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2019年03月07日啓蟄

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36は二十四節気の3番目、啓蟄(けいちつ)です。

冬眠していた生き物たちが目覚め、土から出てくる頃とされます。北の丸公園の自然状況をお知らせします。

サンシュユの遠景と花(2019.3.5 北の丸休憩所前にて撮影)

中国、朝鮮半島などに分布します。暑さに強いこと、花や実を楽しめることから、公園や庭に植えられます。

3月から4月頃、黄色い花を咲かせます。その美しさから、ハルコガネバナとも呼ばれます。

サンシュユの実(2018.12.27 北の丸休憩所前にて撮影)※現在、実はありません。

サクランボの実を縦に細くしたようなツヤのある実です。10月頃に実が着き、しばらく枝に残り続けます。

ハクモクレンの花(2019.3.6 日本武道館付近にて撮影)

3月から4月頃に花を咲かせます。開花が始まりました。

トサミズキの花(2019.3.6 芝生地付近の林にて撮影)

土佐の名のとおり、高知県内に多く分布する植物です。吊り下がった花が特徴です。

河津桜とメジロ(2019.3.5 日本武道館付近にて撮影)

日本では全国的に見ることのできる野鳥です。

山地から平地に幅広く生息します。雑食で昆虫、クモのほか、花の蜜や果実などを食べます。

その名のとおり、眼のまわりが白いことが特徴です。全体的にオリーブ色ですが、胸から腹にかけては灰色です。

また、オスとメスは同色のため、性別を見分けることは難しい野鳥です。

北の丸公園では、サクラやウメの花の蜜を吸いに来る姿を見掛けます。

「チーチー、チュイチュイ、チョチョ」などと囀ります。

メジロの目白押しのイメージ図

目白押しという言葉は、メジロが密着して並んで止まる行動に由来するとされます。

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2019年02月28日カンヒザクラ

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カンヒザクラなど、春の花が続々と開花しています。北の丸公園の自然状況をお知らせします。

カンヒザクラの遠景と花(2019.2.27 清水門付近の広場にて撮影)

中国南部、台湾、ベトナムなどに分布します。日本では沖縄県石垣島にカンヒザクラの自生地があります。

早咲きのサクラで、一重の濃いピンク色の花を咲かせます。画像のように下を向き、あまり開かない花が特徴です。沖縄などのソメイヨシノの育成が難しい場所では、カンヒザクラが観賞用に植えられることもあります。

アカバナミツマタの花(2019.2.27 芝生地付近の林にて撮影)

中国原産のミツマタの園芸品種です。枝が3つに分かれることからミツマタの名前が付いています。日陰でも育つため、公園や庭など幅広く植えられます。

桃色のウメ花(2019.2.27 気象観測露場付近にて撮影)

白梅や紅梅の他、桃色のウメも咲き始めました。

アセビの花(2019.2.26 日本武道館付近にて撮影)

日本では本州、四国、九州の山地に分布します。壺のような形の花が連なって咲きます。

馬酔木と漢字で書き、馬が食べると酔ったようにふらつくことからこの名前となりました。

ジョウビタキ オス:左側(2019.2.25 田安門周辺にて撮影)メス:右側(2019.2.19 吉田茂像周辺にて撮影)

主に、越冬するために日本へ渡来する野鳥です。市街地から低山地帯の明るい林に生息します。

雑食で昆虫、ミミズ、クモのほか、ピラカンサやムラサキシキブの実などを食べます。

お辞儀の動きをしたあと、尾を震わせる独特の動作をします。

「ヒッ、ヒッ、カッ、カッ、」などと囀ります。

全体の比較写真。オス:左側、メス:右側。

オスは灰色、黒色、オレンジ色と分かれています。

メスは全体的に褐色ですが、腰から尾にかけてオレンジ色をしています。

オス、メス共に羽に白い模様がありますが、オスに比べてメスは白い模様が小さいようです。

以上により、ジョウビタキのオスとメスとを見分けます。

※幼鳥(ようちょう:雛と成鳥との間の成長段階)とメスの成鳥は色が似ている場合があります。

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2019年02月21日雨水と河津桜

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2月19日は二十四節気の雨水(うすい)でした。降った雪や氷が解けて水となり、草木の芽吹きの兆しがある季節とされています。

園内では河津桜が開花しました。北の丸公園の自然状況をお知らせします。

河津桜の遠景と花(2019.2.20 日本武道館付近緑地にて撮影)

オオシマザクラとカンヒザクラの交雑品種と言われています。

伊豆半島で見つかった原木が静岡県河津町の民家に植えられ、河津桜(カワヅザクラ)となりました。

早咲きで一重の花が咲きます。

カンザクラの花とミツバチ(2019.2.21 吉田茂像裏にて撮影)

早咲きのカンザクラは今が見頃です。頻繁にミツバチが訪花し、周辺には散った花びらが広がっています。

マンサクの花(2019.2.20 日本武道館付近の林にて撮影)

日本原産の植物です。北海道南部から九州にかけて分布します。

丈夫で寒さに強く栽培が簡単なため、公園や庭によく植えられます。

サンシュユの蕾(2019.2.20 清水門付近の広場にて撮影)

中国原産の植物です。開花期は3月から4月頃です。蕾が割れつつあり、開花間近となっています。

モズ オス:左側(2019.1.8 芝生地周辺にて撮影)メス:右側(2019.2.20 日本武道館周辺にて撮影)

日本では、全国の平地から山地に留鳥や漂鳥として生息します。北の地方や山地に生息するモズは、冬に暖かい地域に移動します。昆虫、ミミズ、カエル、小鳥、ネズミなどを捕食します。

捕らえた獲物を有刺鉄線や樹木の枝先に刺して保存する、いわゆる「モズのはやにえ」をするのが特徴です。

「キィーキィキィ、キュウキュウ、」などと囀りますが、ほかの鳥類の囀りをまねることもあります。

全体と風切羽(かざきりばね)の白点の有無の比較写真。オス:左側、メス:右側。

オスは褐色、灰色、黒色とに分かれ、風切羽に白い点があります。

メスは全体的に褐色が強く、胸から腹にかけてウロコ模様があり、風切羽に白い点はありません。

頭部の過眼線(かがんせん)の比較写真。オス:左側、メス:右側。

クチバシの根元から眼を中心に前後を通る黒い線を過眼線と言いますが、その濃淡にも差があります。

オスは過眼線の色が濃く、メスは薄いことが特徴です。

以上により、モズのオスとメスとを見分けます。

※幼鳥(ようちょう:雛と成鳥との間の成長段階)とメスの成鳥は色が似ている場合があります。

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2019年02月14日カンザクラ

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園内では、カンザクラが見頃となりました。北の丸公園の自然状況をお知らせします。

カンザクラの遠景と花(2019.2.12 吉田茂像付近にて撮影)

江戸時代末期頃に、カンヒザクラとヤマザクラを掛け合わせて作られた園芸品種と言われています。

フユザクラなどの秋から咲き続ける品種を除いて、最も早く開花する品種です。

花は一重で、2月から3月にかけて満開になります。

カンヒザクラの蕾(2019.2.13 清水門上の広場にて撮影)

吉田茂像付近にある階段を降りた広場には、満開のシナマンサクとともにカンヒザクラが植えられています。

膨らんだ蕾が今にも花を咲かせそうです。

アオキの花芽(2019.2.13 第一駐車場向かいの道路沿いにて撮影)

日陰でもよく育つ植物です。

今は赤い実が目立つアオキですが、開いていく花芽は春の到来が近いことを感じさせます。

ボケの花(2019.2.12 武道館付近の緑地にて撮影)

中国原産の植物です。庭木、生け垣、切り花、盆栽など様々に利用されており、その品種数は200を超えると言われています。

開花期は3月から5月頃ですが、早く咲いた花が園内を彩っています。

アカハラ(2019.2.8 芝生地周辺にて撮影)

本州中部以北の山地の森林で繁殖し、冬は本州中部以南に移動して越冬します。

住宅地などでは主に10月から4月にかけて見られます。

笹などが混じる林や河川敷の藪などに生息します。

雑食性で、クモやミミズなどのほか、カキやピラカンサの実なども食べます。

「キョロン、キョロン、チー、チャッ、チャッ」などと囀ります。

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