全体活動

全体活動

PaSTIは活動を広く発信するとともに低炭素社会の実現に向けた議論を促すため、ワークショップなど様々なイベントを開催しています。これにより国家間や官民の連携の機会を創出し、さらなるパートナーシップの充実と拡大を目指します。

COP28のシンガポールパビリオンにてPaSTI-JAIFプロジェクトのサイドイベントを実施しました。

アラブ首長国連邦・ドバイ/ 2023年12月

Phase3についての情報共有

Phase3についての情報共有

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

2023年12月12日(火)、アラブ首長国連邦・ドバイにて開催された国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)のシンガポールパビリオンにて、PaSTI-JAIFプロジェクトのサイドイベントを開催しました。

伊藤環境大臣とフー・シンガポール持続可能性・環境大臣からの開会挨拶、そしてASEAN事務局のスピーチに続いて、世界銀行及びPaSTI事務局よりASEAN地域のGHG排出削減に係るプロジェクトについての発表がありました。

世界銀行からの発表では、ASEAN加盟国におけるカーボンプライシングに関する協力関係の現状やPaSTI-JAIFプロジェクトとの相乗効果の可能性について言及がありました。
PaSTI事務局からは、2023年7月よりPhase3に突入したPaSTI-JAIFプロジェクトの概要、パイロットプロジェクトの詳細、及び実施状況について紹介がありました。

パネルディスカッションでは始めにASEAN加盟国代表としてラオスからの発表があり、実施段階にある廃棄物セクターでのMRV制度についての報告や、今後のプロジェクト実施計画についての共有がなされました。その後、ラオス、カンボジア、日本国環境省をパネリストとして招き、PaSTI-JAIFプロジェクトのPhase 3パイロットプロジェクト実施にあたっての課題と期待について議論しました。

アジェンダ・録画はこちら:COP28特集 | 一般社団法人海外環境協力センター (oecc.or.jp)

国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)のジャパンパビリオンにてサイドイベントを実施しました。

アラブ首長国連邦・ドバイ/ 2023年12月

ディスカッションの様子

ディスカッションの様子

これまでに取り組んできたGHG排出量報告制度や情報開示制度を今後も進展させていくための取組及び、民間セクターからの積極的な参加を促すための取組に関しての発表や意見交換が行われました。

ディスカッションには、オンライン参加を含め、日本国環境省、金融機関、商工会議所やその他非国家主体の代表者を招聘し、アジア地域のGHG排出量削減のための持続可能で移行可能なファイナンスについての討議を行いました。

タイをはじめとしたPaSTI事業パートナー国での取組や現状の報告を通して、情報開示の重要性が改めて強調され、同時に透明性の必要性をASEAN各国にさらに浸透させていくことや、民間セクターとの協力体制の確立等の課題点が挙げあられました。

EXHIBITION - サステナブルファイナンスの動員による未来への投資促進 ~コ・イノベーションのための透明性パートナーシップ(PaSTI)を通じたアジアのアウトルック~ | COP28 JAPAN PAVILION - 環境省 (env.go.jp)

COP27のサイドイベントを開催しました。

エジプト・シャルム・エル・シェイク/ 2022年10月

COP27のサイドイベントの様子

COP27のサイドイベントの様子

COP27のサイドイベントの様子

ASEAN地域の透明性活動を進めるために、各ステークホルダーの立場から透明性向上のための教訓やノウハウを共有することを目的とし、サイドイベント「アジアのサプライチェーンにおけるGHG排出量に光を -Partnership to Strengthen Transparency for co-Innovation (PaSTI) -」をCOP27のジャパンパビリオンで開催しました。

小野副大臣が開会の挨拶において、民間企業の温室効果ガス排出量の情報開示が、グローバルなサプライチェーンに参加するための必須条件になってきていることを指摘し、その後のプレゼンテーションとパネルディスカッションでは、各分野の専門家がそれぞれの立場から議論を行いました。

脱炭素社会の実現に向けた非国家主体への影響や何を求めているのか、透明性を確保した上で、民間企業へのESG投資などのインセンティブをどのように強化、TCFDにおけるGHG排出量の開示やSBTによる民間企業の目標設定による効果等幅広い議論が行われました。

パネリストは、サプライチェーンを含め、企業が貢献するためには、ESG投資などの金銭的インセンティブが重要であることを改めて強調しました。

国際ワークショップを開催しました

オンライン/ 2022年10月

国際ワークショップの様子

国際ワークショップの様子

2022年10月11日、PaSTI国際ワークショップが開催されました。

本ワークショップでは、GHG排出量報告に関し、異なるレベルでの測定手法に焦点を当て、施設レベルのGHG排出量測定・報告システムの設計についての情報共有が行われました。

活発な議論の後、以下の3点が確認されました。

  • レベルや目的によって異なるMRVがあり、それぞれが重要で、相互に関連しており、パリ協定の下でのNDCの実施に携わっていると思われるが、それらも直接・間接的にMRVに関連していることが強調されました。
  • 施設や企業レベルのMRVシステムは、企業自身のGHG排出量を把握し、そこから削減につなげ、促進させる必要がある。また、一過性のものではなく、より継続的なものにする必要がある。
  • Scope1、2は通常の測定・報告システムに関わるが、企業のカーボンディスクロージャーという意味では、Scope3も含めて考えることが有効である。

COP26 ジャパンパビリオンにて、PaSTIサイドイベントを開催しました。

英国・グラスゴーとオンラインのハイブリッド / 2021年11月

山口大臣とFuシンガポール環境大臣

山口大臣とFuシンガポール環境大臣

COP26サイドイベントの様子

COP26サイドイベントの様子

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

2021年11月12日、環境省と海外環境協力センター(OECC)は、英国グラスゴーで開催されたCOP26ジャパンパビリオンにおいて、サイドイベント「民間企業による気候行動の透明性強化に向けて~アジアにおけるコイノベーションのための透明性パートナーシップ(PaSTI)から~」をオンラインとのハイブリッドのスタイルで開催しました。

オープニングでは、山口壯環境大臣、Grace Fuシンガポール持続可能性・環境大臣、 Ekkaphab Phanthavong ASEAN事務局 ASEAN社会・文化共同体事務局次長が挨拶されました。シンガポールと日本の両大臣は、PaSTI-JAIF プロジェクトの下で ASEAN 地域に共通の温室効果ガス監視・報告ガイドラインを開発し、 ASEAN 地域全体の気候行動の透明性を促進することを目指すと宣言し、ASEAN 事務局から歓迎の挨拶がありました。

続く基調講演では、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)が、アジア太平洋州の透明性向上の必要性を確認し、PaSTIの活動への支持を表明しました。また、PaSTIプロジェクトの実施機関であるOECCは、ASEAN地域全体への協力、二国間協力の詳細や、具体的な活動分野である民間企業の気候行動透明性向上、様々なレベルのMRVの強化と整備などについて紹介しました。

 

さらに本イベントではOECCより、PaSTI-JAIFプロジェクトの下で開発される予定であるガイドラインの骨子案が発表され、イベント参加者から歓迎されました。

基調講演に続き開催されたパネルディスカッションでは、CDP、UNFCCC、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、NR Instant Produce Public Co., Ltd.の国際機関および民間企業のパネリスト4名が、透明性のスケールアップについて議論し、報告義務のあり方やインセンティブ導入のあり方について、それぞれの立場から意見が述べられました。

PaSTI担当官円卓会議にて今後のPaSTIの活動について情報共有を行いました。

オンライン / 2021年3月

PaSTI担当官円卓会議の様子

PaSTI担当官円卓会議の様子

「ヴァーチャル・ジャパン・パビリオン -カーボンニュートラル社会に向けたイノベーション-」 でのPaSTI国際ワークショップ(オープンセッション)終了後、関係者のみ招待されたオンライン会議で各国のPaSTI担当官によるPaSTI国際ワークショップ(クローズドセッション)が引き続き開催されました。

ここでは、各国の施設レベルのGHG排出量MRVの準備状況について情報交換を行い、今後の協力についてのアイデアを共有しました。PaSTI二国間協力活動のパートナーであるフィリピン環境天然資源省のAlbert Magalang氏とベトナム天然資源環境省のHuy Luong Quang氏が、プロジェクトの一環として各国で行われた活動を報告し、得られた教訓を担当官全員で共有しました。

また、ワークショップにて、PaSTI担当官円卓会議を開催し、各国の担当官は民間企業の関与による透明性向上のためのアプローチについて議論し、自国の状況に応じた透明性向上のための、実際的なアプローチについて活発な意見交換を行いました。今回の円卓会議では、NDC目標達成に向けた民間セクターの関与の重要性が強調され、PaSTIとの継続的な協力関係が確認されました。

オンライン環境展示会「ヴァーチャル・ジャパン・パビリオン」で、PaSTI国際ワークショップを開催しました。

ヴァーチャル・ジャパン・パビリオン/ 2021年3月

ヴァーチャル・ジャパン・パビリオンの様子

ヴァーチャル・ジャパン・パビリオンの様子

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

2021年3月10日、日本の環境技術力や環境への取り組みを国内外に発信するオンライン環境展示会「ヴァーチャル・ジャパン・パビリオン -カーボンニュートラル社会に向けたイノベーション-」のオープンセミナーとして、PaSTI国際ワークショップを開催しました。  

本ワークショップは、ASEAN地域における温室効果ガスの透明性向上に向けた取り組みの中でのPaSTIの役割に着目しながら、気候変動の透明性向上に向けた民間企業の参画促進の重要性について理解を深めることを目的として開催され、ASEAN地域における気候変動の透明性に関する活動の紹介とフィリピンの持続可能な開発のためのビジネス、シンガポール国家気候変動事務局(NCCS)、UNFCCC地域協力センター(RCC)、UNDPの4つのキープレーヤーとなる企業・機関から代表者を招き、2030年に向けた地域の気候変動の透明性に関する活動の将来像と課題についてパネルディスカッションを行いました。

アバターとなった参加者はメインスクリーンを通して活発に意見交換を行いました。 

ヴァーチャル・ジャパン・パビリオンでPaSTI国際ワークショップを開催いたします。

オンライン環境展示会 / 2021年3月

PaSTI国際ワークショップ

PaSTI国際ワークショップ

2021年3月10日に環境省主催のオンライン環境展示会「ヴァーチャル・ジャパン・パビリオン-カーボンニュートラル社会に向けたイノベーション-」において、PaSTI国際ワークショップを開催いたします。

日時:2021年3月10日(水)11:00-12:55(日本時間)

場所:ヴァーチャル・ジャパン・パビリオン内

アジェンダ:

Session 1: Overview of current climate transparency related activities in the ASEAN Region

Session 2: Climate transparency related activities towards 2030 in the ASEAN Region

※詳細はこちらをご覧ください。

プレゼンター及びパネリスト

環境省(日本)、National Environment Agency (シンガポール)、Global Support Programme Coordinator、UNDP、 Climate Change Secretariat (シンガポール)、RCC UNFCCC、Business for Sustainable Development (フィリピン)

※ヴァーチャル・ジャパン・パビリオンの詳細はヴァーチャル・ジャパン・パビリオンの公式サイト及び公式フライヤーをご覧ください。

※PaSTI国際ワークショップの模様はPaSTI Official Channelでも配信を予定しております。

COP25にてサイドイベント「ASEANにおける透明性パートナーシップ」を開催しました。

スペイン・マドリード / 2019年12月

COP25サイドイベントの様子

COP25サイドイベントの様子

2019年12月12日、スペイン・マドリードで行われたCOP25 ジャパンパビリオンにて、日本国環境省、世界資源研究所(WRI)、一般社団法人海外環境協力センター(OECC)の主催の下、PaSTIサイドイベント「ASEANにおける透明性パートナーシップ~企業価値を高めるための気候変動行動」が開催されました。

環境省森下哲地球環境審議官とWRI Helen Mountford副所長による開会挨拶のあと、パネルディスカッションが行われ、インドネシア国家開発計画庁、シンガポール国家環境庁、日本企業、ならびにOECCが登壇しました。この中でインドネシアやASEAN地域を対象とするPaSTIプロジェクトの成果が共有され、また中小企業を含む民間セクターと政府のさらなる連携の必要性や、コ・イノベーションにおいて技術やノウハウが途上国と先進国の間で輸出入される双方向性についての議論が展開されました。

ASEANにおけるPaSTIプロジェクトのパートナー国が集う国際ワークショップを開催しました。

フィリピン・マニラ / 2019年11月

国際ワークショップの参加者集合写真

国際ワークショップの参加者集合写真

2019年11月7日から8日にかけて、フィリピン・マニラにて日本国環境省はフィリピン環境天然資源省との共催で国際ワークショップを開催しました。

本ワークショップはASEANにおいて現在展開しているPaSTIプロジェクトの進捗を共有すること、透明性やMRV(算定・報告・検証)に関して民間セクターや専門家を交えて意見交換すること、また参加者間のネットワークを強化することを目的としています。ASEAN加盟国の政府関係者や、国連気候変動枠組条約事務局をはじめとする国際機関、民間企業、研究機関などから約45名が参加しました。

ワークショップではASEAN地域を対象としたPaSTI-JAIFプロジェクトおよびインドネシア、ベトナム、フィリピンにおける二国間の取組について、各代表者が活動状況と今後の活動計画を発表しました。また専門家からASEAN加盟国におけるMRV開発の状況や民間セクターの気候変動行動の世界的潮流、日本やインドネシアの民間企業からは自社の取組や経験などが共有されました。

グループディスカッションでは民間セクターによる透明性行動を促すインセンティブと政府の施策について活発な議論が行われました。この中で、民間の経済的インセンティブを確保し企業文化の変革を促すとともに、民間の透明性行動を支援するため、政府は政策やガイドラインなどのインフラストラクチャを整備することが重要であるとして、官民のより強固な連携の必要性が強調されました。

PaSTIプロジェクトの始動に向け、第一回目となるASEANを対象としたワークショップを開催しました。

タイ・バンコク / 2019年2月

第一回ワークショップの参加者集合写真

第一回ワークショップの参加者集合写真

2019年2月21日および22日、タイ・バンコクにて、ASEANにおけるPaSTIプロジェクトの関連ワークショップとして、「ASEAN諸国を対象とした事業体レベルでのMRV(算定・報告・検証)構築ワークショップ」を実施しました。

このワークショップは各ASEAN加盟国の代表とプロジェクトの概略を共有するとともに、事業体レベルでのMRV構築の優先セクターに関して各国の意見を聴取することを目的としています。

PaSTIプロジェクトの実施に係るASEAN加盟国からの賛同

第一回ワークショップの様子

第一回ワークショップの様子

ワークショップでは、プロジェクト計画として各国との協議を通じてロードマップを策定した上で、ガイドラインを作成、さらにパイロットプロジェクトを実施することが提案されました。またASEAN加盟国からは、MRVの中でも特に測定および報告(M&R)の強化を重視するとした上で、エネルギー、産業、廃棄物セクターのニーズが高いことが示されました。

今後、対象とするセクターの優先性を考慮して、M&Rのガイドラインの策定を行うことで調整する予定です。ASEAN加盟国によるプロジェクトへの賛同に基づき、プロジェクトの2019年以内の本格開始を目指して準備が進められます。