PaSTIの目的

① 透明性向上の主流化
GHGの排出は主に企業活動から生じているため、企業活動の中でGHG排出量を算定し、更にはその削減を推進していくことが重要です。すなわち透明性向上を企業活動に組み込むこと(主流化すること)が国際社会全体の脱炭素化の促進の第一歩です。
しかしながら、企業活動は経済活動でもあり、透明性向上がもたらすなんらかのインセンティブがなければ、その主流化は促進されないという点を見逃すことはできません。
本プログラムでは透明性向上の主流化とインセンティブの強化を切り離すことのできない両輪と捉え、一体的に進めます。
② 透明性向上のための制度構築
各パートナー国の公正なMRV制度構築を通じて、国全体としての排出努力の評価の十全性を高めると共に、より確実なパリ協定における世界目標の達成及びNDC達成に貢献します。
③ 透明性向上に向けた人材育成・能力向上
パートナー国と共存共栄をし、コ・イノベーションを生み出すため、知見・経験の共有を通じた共創・協働を加速します。
PaSTIの活動

・ 地方、国、地域の政策における透明性に関する行動の強化を支援します。
・ インセンティブメカニズムによる民間企業等の参画の促進を支援します。
・ 能力開発、組織体制の整備を支援します。