マレーシアにおける活動

マレーシアにおける活動

PaSTIは2025年よりマレーシアでの事業者によるGHG排出量算定 報告制度構築に向けた支援について協議を開始しました。政府内での体制構築やGHG 排出量などのデータ収集方法など、日本の知見を共有し、パートナーシップの強化を進めてまいります。

日本・マレーシア環境ウィーク 「企業によるGHG算定・報告」セミナーを開催しました。

マレーシア・クアラルンプール / 2025年10月

フォトセッションの様子

フォトセッションの様子

2025年10月15日~17日に、マレーシア連邦・クアラルンプールにて、日本・マレーシア環境ウィークが開催されました。環境省はPaSTIに基づき本イベントにおいて、施設レベルの温室効果ガス排出報告制度とカーボンプライシング政策に関するセミナー「PaSTI‐企業によるGHG算定・報告‐」を開催しました。日本・マレーシア環境ウィーク全体の詳細は、環境ウィーク特設ホームページ:https://jprsi.go.jp/ew2025my/ja からご覧いただけます。

本セミナーでは、施設レベルの温室効果ガス排出報告制度とカーボンプライシング政策を取り上げ、マレーシア政府から、現在、マレーシアで導入を検討している排出量取引制度や炭素税の概要、日本側から排出量算定・報告・公表制度(SHK制度)の運用経験が紹介されました。また登壇した国際機関からはカーボンプライシングを進めるためには温室効果ガスの排出量の算定報告が重要であること、民間企業からは各社の取組が共有されました。特にマレーシアを含むASEAN地域の企業にGHG算定報告制度を定着させるためのアプローチが議論され、いち早く算定を自発的に行った企業では既に排出削減の努力が実を結んでいる一方、さらなる削減を経済合理的に進めるためにはカーボンプライシング制度の導入が不可欠であるという現状などが共有されました。

また、PaSTIの新たな協力関係を構築するための会合を開催し、日本国環境省とマレーシア天然資源環境持続可能性省との間で今後の協力内容について双方で確認しました。これに則り、マレーシアで検討中の事業者報告制度およびカーボンプライシング政策について、日本の経験を共有する勉強会も実施しました。

マレーシア天然資源環境サステナビリティ省(NRES)から職員が来日しました。

日本・東京 / 2025年5月

視察先での記念撮影

視察先での記念撮影

2025年5月、マレーシア天然資源環境サステナビリティ省(NRES)からHidayatullah局次長など3名の職員が来日しました。
本訪日では、GHG排出量報告制度、CO2の回収・貯留・有効利用(CCUS)、廃棄物発電、排出権取引スキーム(ETS)など、気候変動にかかる分野にかかる会議や意見交換、関連施設等の視察が実施されました。

初日は、日本CCS調査株式会社、東京二十三区清掃一部事務組合の光が丘清掃工場、太平洋セメント株式会社の熊谷工場の3か所を訪れ、各社の事業概要の紹介を通してCCSを活用した事例紹介、ごみ焼却施設、及び炭素循環型セメント製造プロセス技術の見学が行われました。
続く2日目は、株式会社セックを訪れ、日本のGHG排出量算定報告のオンラインシステムであるEEGSについて知見の共有を行いました。また、小川環境省特別国際交渉官とHidayatullah局次長で日本とマレーシアのPaSTIを含む気候変動協力に関する意見交換を行うとともに、日本における温対法に基づく算定報告制度にかかる法令の実施状況や環境省主導のイニシアティブの紹介等がなされました。PaSTIもGHG排出量の算定報告制度の構築支援に係る2国間協力の一例として取り上げられました。

PaSTIにおけるマレーシアとの2国間協力に向けて動き出したばかりですが、日本の知見を共有し、マレーシア政府内での体制構築やGHG排出量などのデータ収集や排出量算定方法など技術的な協力を通して、パートナーシップの強化を進めてまいります。