マレーシア天然資源環境サステナビリティ省(NRES)から職員が来日しました。
日本・東京 / 2026年4月
会議の様子
2026年4月、マレーシア天然資源環境サステナビリティ省(NRES: Ministry of Natural Resources and Environmental Sustainability)及びマレーシア・グリーン・テクノロジー&気候変動公社(MGTC: Malaysian Green Tech & Climate Change Corporation)等から約10名の職員が来日しました。
本訪日は、現在法制化が進められているマレーシアの気候変動法案における事業所の排出量報告制度に関する理解を深めることを目的として実施されました。訪日期間中は、日本の制度や企業の取組に関する視察及び意見交換が行われました。
初日は、環境省、日本とマレーシアの協力を基盤として、二国間クレジット制度(JCM: Joint Crediting Mechanism)や排出量取引制度(GX-ETS: Green Transformation-Emissions Trading System)、算定報告公表制度、グローバル・ストックテイク(GST: Global Stocktake)の協力、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT: Greenhouse gases Observing Satellite)を活用した排出量把握、フロン類冷媒の回収やe-waste処理、さらに気候変動への適応に関する取組について具体的な議論が行われました。午後には、ダイキン ソリューションプラザ「フーハ東京」を訪れ、省エネルギー性能に優れた最新の空調機器の展示を見学するとともに、マレーシアにおける企業の取組みについても意見交換をおこないました。
2日目は、日本の算定・報告・公表制度の下で運用されている「省エネ法・温対法・フロン法電子報告システム(EEGS: Energy Efficiency and Global Warming Countermeasures online reporting System)」の運営支援を行う株式会社セック、及び「排出量取引制度(GX-ETS)」の実務を担うGX推進機構から、それぞれの制度運用に関する経験や課題が共有されました。午後には、炭素クレジット市場を開設している東京証券取引所へ、炭素クレジット等の取引に関する制度運用について技術的な議論をおこないました。
3日目は、出光興産においてマレーシアにおける同社の脱炭素化に向けた取組やGX-ETSへの企業としての対応について説明を受けるとともに、港清掃工場を訪れて廃棄物発電施設を視察しました。
最終日には、GX-ETSの運用において重要な役割を担う第三者検証機関である日本品質保証機構などと面談しました。さらに、本訪日の成果を踏まえ、今後の日本・マレーシア間の協力について議論を行いました。

