第19回 平成28年度環境大臣表彰

集合写真

開催の様子

動画(表彰式及び受賞者フォーラム)

動画(平成27年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰表彰式・受賞者フォーラム)
映像:≪平成28年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰~表彰式・受賞者フォーラム~≫

表彰式及び受賞者フォーラム(全受賞者の発表)をご覧いただけます。

1.趣旨目的

環境省では、平成10年度から、地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年、地球温暖化防止月間である12月に、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績をたたえるため、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を行っています。

平成28年度は、昨年度に引き続き以下の5部門において募集をしました。


2.表彰部門

技術開発・製品化部門
対策技術先進導入部門
対策活動実践・普及部門
環境教育活動部門
国際貢献部門

3.募集対象

各部門における顕著な功績のあった個人又は団体(自治体、企業、NGO、学校等。共同実施も含む。以下同じ。)及び上記の活動において連携や支援を行っている個人又は団体を表彰対象としました。また、表彰対象者は、原則として日本に在住する者又は組織の拠点を日本国内に置く団体に限っています。

※ただし、申請内容と同一の活動あるいは功績により、過去にこの環境大臣表彰を受けているものは表彰の対象としていません。


4.表彰対象

対象部門 表彰の対象とする功績
(1)技術開発・製品化部門 L2-Tech(エルツーテック)(先導的低炭素技術)※、省エネ技術、新エネ技術、省エネ製品、省エネ建築のデザイン等、温室効果ガスの排出を低減する優れた技術の開発によりその製品化を進めたこと (商品化されていないものを含む。) に関する功績。

※L2-Tech(エルツーテック)とは、Leading and Low-carbon Technologyとして、平成26年3月に環境大臣が打ち出した概念。特に先導的な低炭素技術であって、今後の導入普及によって社会全体で大幅な省エネ(CO2 排出削減)を実施することが見込まれるもの。

(2)対策技術先進導入部門 コージェネレーション、ヒートポンプ、新エネ製品、省エネ製品、省エネ型新交通システム、省エネ建物等、温室効果ガスの排出を低減する技術や製品の大量導入・先導的導入に関する功績。
(3)対策活動実践・普及部門 地球温暖化防止に資するライフスタイル実践・普及活動、地域における効果的な節電に関する実践・普及活動、植林活動等、地球温暖化を防止する活動の実践・普及等継続的な取組(活動実績が概ね5年以上の継続性を有すること。または、過去の実績は短期間でも将来、持続的な発展が期待される活動であること。)に関する功績。
(4)環境教育活動部門 地球温暖化について教育資料の開発、情報の提供、学校や市民、企業内における教育活動や普及・啓発等継続的な取組(活動実績が概ね5年以上の継続性を有すること。または、過去の実績は短期間でも将来、持続的な発展が期待される活動であること。)に関する功績。
(5)国際貢献部門 地球温暖化防止に資する技術移転・指導、教育普及活動、国際会議での貢献、海外での植林等、国際的な地球温暖化防止対策活動に関する功績。

5.応募状況

平成28年6月13日から8月3日までの間、募集を行いました。
その結果、本年度の応募総数は182件となり、各部門に次のような多数の応募がありました。

部門別応募件数
  技術開発・製品化部門 対策技術先進導入部門 対策活動実践・普及部門 環境教育活動部門 国際貢献部門 割合(%)
自薦 30 14 39 37 4 124 68.1
他薦 0 8 33 16 1 58 31.9
30 22 72 53 5 182 100.0
各部門の割合 (%) 16.5 12.0 39.6 29.1 2.7 100.0
応募件数の推移
  技術開発・製品化部門 対策技術先進導入部門 対策活動実践・普及部門 環境教育活動部門 国際貢献部門
平成23年度 18 32 13 41 1 105
平成24年度 32 18 39 69 2 160
平成25年度 42 23 66 61 12 204
平成26年度 45 14 90 41 7 197
平成27年度 25 12 86 42 8 173
平成28年度 30 22 72 53 5 182

6.審査方法及び受賞者の決定

182件の応募について、平成28年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰選考委員会(委員長:三橋規宏・千葉商科大学名誉教授)で審査を行い、受賞候補者を選定しました。この選定結果を基に、山本公一環境大臣が計39件(技術開発・製品化部門10件、 対策技術先進導入部門9件、 対策活動実践・普及部門11件、環境教育活動部門7件、 国際貢献部門2件)を受賞者として決定しました。

受賞件数の推移
年度 技術開発・製品化部門 対策技術先進導入部門 対策活動実践・普及部門 環境教育活動部門 国際貢献部門 応募数 倍率
平成23年度 4 6 3 8 0 21 105 5.00
平成24年度 5 4 11 10 0 30 160 5.33
平成25年度 9 5 18 10 3 45 204 4.53
平成26年度 7 3 20 7 1 38 197 5.18
平成27年度 8 4 17 6 1 36 173 4.81
平成28年度 10 9 11 7 2 39 182 4.67

7.受賞者一覧

◎:活動主体が複数の場合の代表者

1技術開発・製品化部門(10件)
受賞者 活動の名称
株式会社イノアック住環境 地中熱利用スパイラル型熱交換器の開発[pdf:394KB]
AGCグラスプロダクツ株式会社 現場施工型後付けLow-Eガラス「アトッチ®」の開発[pdf:340KB]
◎大阪ガス株式会社、アイシン精機株式会社、京セラ株式会社、株式会社ノーリツ 家庭用固体酸化物形燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム typeS」の開発[pdf:340KB]
オーム電機株式会社 制御盤用クーラの低GWP化による温室効果ガスの削減[pdf:337KB]
◎株式会社コロナ、株式会社デンソー 自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機「コロナプレミアムエコキュート」の開発[pdf:347KB]
JFEスチール株式会社 焼結点火炉の高効率ジェットバーナの開発[pdf:355KB]
日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 先導的省エネ技術によりCO2排出量を削減!空冷式ビル用マルチエアコン「フレックスマルチ高効率タイプ」の開発[pdf:353KB]
◎株式会社デンソー、株式会社デンソーエアクール 間接外気冷房併用型ハイブリッドクーラの開発[pdf:374KB]
東芝ライテック株式会社 GaN搭載調光対応小形LED電球の開発・商品化と電球形光源のオールLED化[pdf:382KB]
パナソニック株式会社 CO2冷媒採用冷凍機によるCO2排出量の削減[pdf:336KB]



4 環境教育活動部門(7件)
受賞者 活動の名称
アースドクターふなばし 「めざすはストップ地球温暖化」[pdf:350KB]
特定非営利活動法人アースライフネットワーク 子どもは家庭のエコリーダー「アース・キッズチャレンジ」[pdf:359KB]
高知県地球温暖化防止県民会議県民部会 交通エコポイント活用社会還元事業「ですかでゴー」[pdf:354KB]
真田 由美子 うちエコ診断事業の普及拡大等による地球温暖化防止活動[pdf:356KB]
特定非営利活動法人鶴見川流域ネットワーキング 外来植物駆除体験活動から地球温暖化を学ぶ[pdf:359KB]
名古屋産業大学環境教育研究プロジェクト 地域のCO2濃度調査に基づく環境教育プログラムの開発と実践[pdf:367KB]
広島県立油木高等学校ミツバチプロジェクト 広島県立油木高等学校 ミツバチプロジェクト[pdf:353KB]

5国際貢献部門(2件)
受賞者 活動の名称
日本赤十字社 ベトナムにおけるマングローブ植林を通じた災害対策事業[pdf:352KB]
一般財団法人日本品質保証機構 JQA 地球環境世界児童画コンテスト[pdf:353KB]