第18回 平成27年度環境大臣表彰

集合写真

開催の様子

動画(表彰式及び受賞者フォーラム)

動画(平成27年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰表彰式・受賞者フォーラム)
映像:≪平成27年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰~表彰式・受賞者フォーラム~≫

表彰式及び受賞者フォーラム(全受賞者の発表)をご覧いただけます。

1.趣旨目的

環境省では、平成10年度から、地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年、地球温暖化防止月間である12月に、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績をたたえるため、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を行っています。

平成27年度は、昨年度に引き続き以下の5部門において募集をしました。


2.表彰部門

技術開発・製品化部門
対策技術先進導入部門
対策活動実践・普及部門
環境教育活動部門
国際貢献部門

3.募集対象

各部門における顕著な功績のあった個人又は団体(自治体、企業、NGO、学校等。共同実施も含む。以下同じ。)及び上記の活動において連携や支援を行っている個人又は団体を表彰対象としました。また、表彰対象者は、原則として日本に在住する者又は組織の拠点を日本国内に置く団体に限っています。

※ただし、申請内容と同一の活動あるいは功績により、過去に地球温暖化防止に関する環境大臣表彰を受けているものは表彰の対象としていません。


4.表彰対象

対象部門 表彰の対象とする功績
(1)技術開発・製品化部門 L2(エル)-Tech(テック)(先導的低炭素技術)※、省エネ技術、新エネ技術、省エネ製品、省エネ建築のデザイン等、温室効果ガスの排出を低減する優れた技術の開発によりその製品化を進めたこと(商品化されていないものを含む。)に関する功績

※L2(エル)-Tech(テック)とは、Leading and Low-carbon Technologyとして、平成26年3月に環境大臣が打ち出した概念。特に先導的な低炭素技術であって、今後の導入普及によって社会全体で大幅な省エネ(CO2排出削減)を実施することが見込まれるもの。
(2)対策技術先進導入部門 コージェネレーション、ヒートポンプ、新エネ製品、省エネ製品、省エネ型新交通システム、省エネ建物等、温室効果ガスの排出を低減する技術や製品の大量導入・先導的導入に関する功績
(3)対策活動実践・普及部門 地球温暖化防止に資するライフスタイル実践・普及活動、地域における効果的な節電に関する実践・普及活動、植林活動等、地球温暖化を防止する活動の実践・普及等継続的な取組(過去の実績は短期間でも将来、持続的な発展が期待される活動を含む。)に関する功績
(4)環境教育活動部門 地球温暖化について教育資料の開発、情報の提供、学校や市民、企業内における教育活動や普及・啓発等継続的な取組に関する功績
(5)国際貢献部門 地球温暖化防止に資する技術移転・指導、教育普及活動、国際会議での貢献、海外での植林等、国際的な地球温暖化防止対策活動に関する功績

5.公募と応募状況

平成27年6月15日から8月5日までの間、募集を行いました。
その結果、本年度の応募総数は173件となり、各部門に次のような多数の応募がありました。

部門別応募件数
  技術開発・製品化部門 対策技術先進導入部門 対策活動実践・普及部門 環境教育活動部門 国際貢献部門 割合(%)
自薦 22 8 51 25 7 113 65.3
他薦 3 4 35 17 1 60 34.7
25 12 86 42 8 173 100.0
各部門の割合 (%) 14.5 6.9 49.7 24.3 4.6 100.0
応募件数の推移
  技術開発・製品化部門 対策技術先進導入部門 対策活動実践・普及部門 環境教育活動部門 国際貢献部門
平成22年度 27 22 31 60 2 142
平成23年度 18 32 13 41 1 105
平成24年度 32 18 39 69 2 160
平成25年度 42 23 66 61 12 204
平成26年度 45 14 90 41 7 197
平成27年度 25 12 86 42 8 173

6.審査方法及び受賞者の決定

173件の応募について、平成27年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰選考委員会(委員長:三橋規宏・千葉商科大学名誉教授)で審査を行い、受賞候補者を選定しました。この選定結果を基に、丸川珠代環境大臣が計36件(技術開発・製品化部門8件、対策技術先進導入部門4件、対策活動実践・普及部門17件、環境教育活動部門6件、国際貢献部門1件)を受賞者として決定しました。

受賞件数の推移
年度 技術開発・製品化部門 対策技術先進導入部門 対策活動実践・普及部門 環境教育活動部門 国際貢献部門 応募数 倍率
平成22年度 5 5 7 8 1 26 142 5.46
平成23年度 4 6 3 8 0 21 105 5.00
平成24年度 5 4 11 10 0 30 160 5.33
平成25年度 9 5 18 10 3 45 204 4.53
平成26年度 7 3 20 7 1 38 197 5.18
平成27年度 8 4 17 6 1 36 173 4.81

7.平成27年度の受賞者一覧

1技術開発・製品化部門(8件)
受賞者 活動の名称
株式会社エコファクトリー 輻射式大空間局所空調システムによる省エネ化の世界展開[pdf:463KB]
株式会社大林組 高効率・低コスト型の分岐管式地中熱利用システムの開発[pdf:678KB]
株式会社コロナ 地中熱+空気熱ハイブリッド温水暖房システム
「GeoSIS HYBRID(ジオシスハイブリッド)」の開発[pdf:445KB]
ダイキン工業株式会社 R32空調機の普及による温室効果ガス削減[pdf:553KB]
株式会社竹中工務店、鹿島建設株式会社、 国立大学法人東京工業大学、日鉄住金高炉 セメント株式会社、株式会社デイ・シイ、太平洋セメント株式会社、日鉄住金セメント 株式会社、竹本油脂株式会社 エネルギー・CO2ミニマム(ECM)セメント・コンクリート システムによる建設構造物の省CO2の実現[pdf:595KB]
株式会社竹中工務店、国立大学法人京都大学 生存圏研究所 教授 五十田 博 CO2固定化を実現する国産木材を活用した魅力的な耐震改修工法の開発と適用[pdf:556KB]
日本郵船株式会社、株式会社MTI SIMSの開発と安全・省エネ運航への適用 ―船舶運航におけるビッグデータの活用―[pdf:476KB]
株式会社ノーリツ 戸建住宅用ハイブリッド給湯・暖房システムへの自然冷媒採用[pdf:401KB]


3対策活動実践・普及部門(17件)
受賞者 活動の名称
エアeショップ21 ISO14001を活用した地球温暖化防止活動 ~自動車整備工場 全国66社の挑戦~[pdf:358KB]
ENEX株式会社 ハウス栽培における地下水熱利用ヒートポンプの普及活動[pdf:551KB]
株式会社エフピコ エフピコ方式の「トレーtoトレー」「ボトルtoトレー」で地球温暖化防止[pdf:731KB]
株式会社大川印刷 石油系溶剤0パーセントインキの普及啓発を通じた地球温暖化防止活動[pdf:611KB]
大崎上島けんこう文化の島づくり協議会 大崎上島アイドリングストップ運動[pdf:693KB]
大森 利夫 理容業の地球温暖化対策―クールビズ・キャンペーン[pdf:620KB]
京セラ株式会社 滋賀野洲工場 エコチャレンジ!! 地域と共に全員参加の地球温暖化防止活動[pdf:544KB]
甲州市塩山上東区 リサイクル活動と区民発電事業[pdf:596KB]
静岡ガス株式会社 地域と地球の環境保全に向けた 静岡ガスの取組み[pdf:665KB]
新関西国際空港株式会社 環境先進空港をめざしたスマート愛ランド推進計画[pdf:6265KB]
セコム株式会社 セコムの地球温暖化防止活動
~エコロジー&エコノミー サステナブルなエコオフィス活動~[pdf:572KB]
日本生命保険相互会社 ニッセイ未来を育む森づくり[pdf:703KB]
ファインモータースクール 自動車教習所が発信するエコドライブ!
~子どもからベテランドライバーまですべての人への普及を目指して~[pdf:621KB]
株式会社メックecoライフ、三菱地所レジデンス株式会社 低炭素社会に向けた新築マンションにおける環境配慮の取組み
[solecoソレッコ]と[マンション家計簿][pdf:488KB]
株式会社山全 建設工事現場発!カーボン・オフセットの実践[pdf:653KB]
株式会社横浜八景島 横浜・八景島シーパラダイスでの“海”を活用した温暖化対策と環境教育[pdf:745KB]
特定非営利活動法人WAKUWAKU西郷 地域の企業、学校、NPOとの協働による環境活動[pdf:858KB]

4 環境教育活動部門(6件)
受賞者 活動の名称
静岡県立富岳館高等学校 富士山の緑を守れ! ~神秘なる「きのこ」パワー~[pdf:672KB]
嶋田 和夫 環境教育・環境学習等による地球温暖化防止活動[pdf:572KB]
特定非営利活動法人センスオブアース・市民による自然共生パンゲア 環境教育・学習の普及[pdf:742KB]
特定非営利活動法人とちぎ生涯学習研究会(代表 柴田 法幸) どんぐりから苗木一本運動[pdf:610KB]
見附市立葛巻小学校 くずまきアースプロジェクト~わたしたちは地球の守り人~[pdf:691KB]
米子工業高等専門学校 B&C研究同好会 生活廃棄物からの未利用機能探索を通した地球温暖化防止活動の実践[pdf:584KB]

5国際貢献部門(1件)
受賞者 活動の名称
株式会社ローソン インドネシアへのCO2 冷媒冷凍機システム導入について[pdf:5350KB]