
レンゲツツジ群落植生復元事業を実施する湯ノ丸山及び旧鹿沢地区は関東圏で随一とされる60万株をも超えるレンゲツツジ群落が自生しており、シーズン中は多くの利用がある地域です。ここは牧場地でもあり、放牧された牛はレンゲツツジは食べず他の植物を食べていたために群落が維持されていたのですが、放牧の減少によりレンゲツツジ群落が減少する恐れが出てきました。群落を維持するため、高木類の伐採やササ等下草刈り、伐採木の運び出し等を実施しています。
浅間山麓は日本有数の高山域の蝶の生息地域であり、特にミヤマモンキチョウについては、八ヶ岳と浅間山麓周辺に分布が集中しています。しかし、近年高山域の蝶の繁殖地となるクロマメノキ群落の盗掘や実の採取が主因で生息数が減少しているといった指摘がなされています。関係市町村の協力を得て、浅間山麓の地域住民を対象にマナー徹底のための生態写真展及びレクチャーを開催したり、また、高山域の蝶の保護や利用適正のパンフレット作成配布することで、広く普及啓発活動を行います。
![写真:高山域の蝶の保護普及活動[2]](http://www.env.go.jp/park/joshinetsu/effort/imgs/gw_3.jpg)
![写真:高山域の蝶の保護普及活動[2]](http://www.env.go.jp/park/joshinetsu/effort/imgs/gw_2.jpg)
上信越高原国立公園は、平成21年には指定60周年を迎えます。この公園は全国で2番目の広さを誇り、関係する市町村は28にも及んでいますが、一括して公園を紹介するパンフレットはかつてはあったものの現在は存在しません。そこで国民の皆さんにこの公園の魅力と必要性を理解して頂くために、関係市町村との協力の上に、自然関係情報のパンフレット作成事業を展開するものです。この事業を通じ、関係市町村相互の連携が図られ、同時に地域資源としての同公園のPRに役立つことが期待されます。