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みどころ紹介

奥秩父主稜の山々

 金峰山、甲武信ヶ岳を経て雲取山に至る奥秩父主稜の山々は、まさにこの国立公園の核にあたり、非常に変化に富んだ姿を見せてくれます。1座1座登ったり縦走したりと、体力や技術にあわせて様々な楽しみ方ができます。
 まず山梨と長野との県境に位置する金峰山は、奥秩父山塊の盟主です。一面ハイマツの群落が広がる姿は、針葉樹林に覆われることの多い奥秩父のなかでは特徴的な雰囲気を醸し出しています。
 金峰山をあとにし、本公園の最高峰である北奥千丈岳(2601m)を横目に東に進むと、次にそびえるのは深い原生林に包まれた甲武信ヶ岳です。千曲川(信濃川)、笛吹川(富士川)、荒川の源流域である甲武信ヶ岳。甲斐、武蔵、信濃の三国にまたがることからその名が付けられたと言われています。
 さて、歴史深い雁坂峠を過ぎて更に東に目を移すと、多摩川の源流を擁する笠取山が姿を現します。比較的短い登山コースで多摩川の最初の1滴にふれることができ、また展望にも優れていることから、多くの登山客が訪れる山です。
 そして、やがて奥秩父縦走の最後に現れる雲取山は、開けた防火帯と原生林の全く違った表情を楽しめる、東京都の最高峰です。都心からのアクセスの良さもあり、非常に人気があります。

写真:奥秩父主稜の山々[3]

写真:奥秩父主稜の山々[2]

写真:奥秩父主稜の山々[1]


埼玉県

写真:埼玉県

 主な見どころとしては、栃本関所跡、中津峡があります。
 栃本は、雁坂峠を越えて甲州に抜ける秩父往還と、十文字峠を越えて信州に抜ける信州往還との分岐にあたっていました。現在は静かな山間の集落ですが、栃本関所跡は、往来が多かった時代の姿を偲ばせてくれます。登山をされる方は、実際に信州往還・秩父往還に挑戦してみるのもよいでしょう。
 中津峡は、荒川の支流である中津川が刻んだ、およそ10kmにわたる渓谷です。春にはツツジが、夏には青葉が美しく渓谷を彩りますが、特に紅葉の季節(11月頃)には赤や黄色が水面に映え、多くの観光客が当地を訪れます。


東京都

写真:東京都

 主な見どころとしては、御岳山、三頭山があります。
 御岳山は、秩父多摩甲斐国立公園の東の玄関口に位置しています。今ではケーブルカーで簡単に登ることができますが、古くから山岳信仰の霊山として栄えてきた山です。歴史あり、清流あり、美しい草花あり。家族連れでゆったり楽しむことができます。
 三頭山は、都内としてはめずらしく、まとまったブナ林が生育しています。周辺一帯が都民の森として整備されており、散策から登山まで幅広く楽しむことができるほか、木工や炭焼き体験もできます。


山梨県

 主な見どころとしては、大菩薩峠、御岳昇仙峡、西沢渓谷があります。
 大菩薩峠は、中里介山の未完の小説「大菩薩峠」で有名な峠です。稜線はヤナギランなどが見られる草原と素晴らしい展望が広がります。上日川峠まで車道がのびているので、比較的楽に登ることができ、多くのハイカーが訪れます。
 御岳昇仙峡は、日本を代表する美しい渓谷として広く知られています。夏には松の青が、秋には紅葉の赤や黄色が岩肌の白を鮮やかに引き立たせ、その姿は多くの観光客を惹きつけてやみません。観光馬車も運行されています。
 西沢渓谷は、原生林を流れる清流によってつくりあげられた、迫力のある渓谷です。魚止の滝、竜神の滝、七ツ釜五段の滝など様々な滝をハイキングコースから楽しむことができ、特にシャクナゲ(5月頃)や紅葉(10月頃)には多くのハイカーが訪れます。

写真:山梨県[2]

写真:山梨県[1]


長野県

写真:長野県

 主な見どころとしては、千曲川源流コースがあります。
 千曲川源流をたどることができる、毛木場から甲武信ヶ岳への登山道は人気のコースです。毛木場はシャクナゲが咲き誇る十文字峠への登山口でもあることから、6月頃には大変にぎわいます。