みどころ紹介(川湯地域)
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川湯温泉
硫黄山を源とする温泉が湧き出す川湯温泉。温泉宿やおみやげ屋が建ち並び、町の中を「湯の川」が流れます。その周りには、ミズナラやシラカバ、アカエゾマツ等の緑の森が広がっています。野鳥のさえずりが響き渡り、新緑、紅葉、霧氷と季節毎に変化する散策路をぶらりと散歩してみてください。川湯の自然を満喫した後は、湯の川にある足湯につかってのんびりするのがお勧めです。

[アカエゾマツの森]

[足湯]
硫黄山(アトサヌプリ)
アトサヌプリとはアイヌ語で「裸の山」という意味があり、その名のとおり赤茶けた山肌をあらわにしています。かつては硫黄の採掘が行われていた場所で、硫黄山には噴火口の数が大小合わせて1,500以上あります。成分は噴気孔により異なりますが、水蒸気や、火山性ガス(硫化水素や二酸化硫黄など)の噴気を、常時白い噴煙として噴出しています。
また、硫黄山周辺では低地にも関わらず、高山帯の植物であるハイマツやガンコウラン等の植物や、イソツツジの群落が見られます。また硫黄山の隣に並ぶ「かぶと山」(マクワンチサップ)では、硫黄山側と反対側とで植生が異なっているのが見られ、改めて硫黄山がこの地に与えている影響のすごさを感じることができます。
硫黄山麓のレストハウス内では、硫黄山の歴史や硫黄山周辺の自然についても紹介していますので、是非お立ち寄りください。

[噴気孔]

[硫黄山全景]
つつじヶ原

イソツツジ、ハイマツ、ガンコウラン、コケモモ、シラタマノキなど、一般に高山で見られる植物が140m〜170m程度の標高で生育しているのが大きな特徴です。低地でこのような植物が見られるのは、硫黄山からの噴気と堆積した火山灰による影響ではないかと考えられています。
硫黄山から川湯にかけて「ハイマツ帯」「イソツツジ帯」「森林帯」に移っていきます。特に約100ヘクタールに及ぶイソツツジの大群落は、川湯だけにみられるもので、6月下旬〜7月上旬にかけて白いお花畑が一面に広がります。
川湯温泉街から硫黄山にかけて2.5km程度の散策路があり、つつじヶ原の自然の移り変わりを直接肌で感じながら歩くことができます。
摩周湖
深いブルーの湖面に映し出される摩周岳とカムイシュ島。鏡のように湖面に映し出される景色には、もう一つの世界があるのではないかという錯覚をいだかされます。光の加減で変化する色、霧の合間から見える摩周岳、全てを氷で閉ざす冬、一年を通じて摩周湖はその姿を変えていきます。摩周湖は第一展望台、第三展望台、裏摩周展望台、西別岳から眺めることができますが、それぞれ違った景色を見せてくれます。自分のお気に入りの摩周湖を見つけてみるのもお勧めです。

[裏摩周展望台からみた景色]

[第三展望台から見た景色]

[第一展望台から見た景色]
屈斜路湖
森に囲まれた世界有数のカルデラ湖。湖畔には仁伏(にぶし)、砂湯、池の湯、コタン、和琴等の露天風呂が点在しています。砂湯は湖畔の砂を掘ると温泉が湧き出てくるため、多くの観光客で賑わう人気の場所です。観光遊覧船(池の湯)、レストハウス(砂湯)、キャンプ場等の施設もあり、湖水レジャーのスポットになっています。
また、地熱の影響で冬でも暖かいことから、ハクチョウも数多く飛来します。このような火山活動は、コオロギの仲間「マダラスズ」が生息する環境をつくりだしています。
2月くらいになると氷結した湖面に現れる大規模な御神渡りも見どころの一つとなっています。
美幌峠

美幌峠は屈斜路湖を見渡す好展望地です。「道の駅」の横に展望台があります。映画の舞台としてご存じの方も多いでしょう。
屈斜路カルデラの地形や、硫黄山、和琴半島、晴れた日には知床連山もみることができます。
藻琴山
藻琴山(もことやま)は屈斜路カルデラが形成される以前に活動していた火山です。カルデラ形成後まもなく起こった陥没によって、山頂を含む南側の半分がカルデラ内に崩落し、残ったのが今の藻琴山です。このあたりで一番高い山であり、標高は1,000m程になるため、頂上からは眼下に屈斜路湖が広がり、天気が良ければ、知床連山や大雪山までも眺めることができます。登山道の途中には、「屏風岩(びょうぶいわ)」と呼ばれる大きな岩がそびえています。また、藻琴山にはサクラの木が多く生育しており、開花の時期が遅いため、サクラを見に藻琴山へ登ってみるのもお勧めです。往復2時間程度の登りやすい山です。
小清水側の登山口には駐車場(無料)、レストハウス、トイレ、散策路があります。散策路から見る屈斜路湖もお勧めです。静かに待っているとシマリスに出会えるかもしれません。

[屈斜路湖]

[屏風岩]
和琴半島
和琴(わこと)半島(はんとう)は屈斜路カルデラができた後の火山で、今でも全体的に地熱が高く、冬でも多くの場所が凍結しないことで多くの生物の生存を可能にしています。例えば、北海道の寒冷化により南下していった「ミンミンゼミ」は和琴半島では地熱によって幼虫が越冬できたため、生息の北限地となり、国の天然記念物に指定されました。アイヌ語の「オヤコツモシリ」(尻が陸地にくっついている島)の語源からつけられたとされる「オヤコツ地獄」は、現在でも噴気をあげており、その周辺の小さな噴気孔にはコオロギの仲間である「マダラスズ」が1年を通して生息し、ジージーという鳴き声を耳にすることができます。また半島の湖岸周辺では、温泉成分の反射によって湖が緑色に見えるところや、火山性ガスが泡となり水面に出てくるところが観察できます。和琴半島にはキャンプ場と一周約2.5kmの自然探勝路があります。さまざまな植物や、季節を問わず多くの鳥類の鳴き声や姿を見ることができるので散策や観察に来てみてはいかがでしょうか。

[オヤコツ地獄]

[和琴半島から見る屈斜路湖]
西別岳

西別岳は摩周湖の東に位置する標高799.8mの山です。摩周岳、摩周湖を望み、高山植物の豊かな山として親しまれています。比較的簡単に登れます。
登山口には駐車場、トイレがあります。