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北の丸公園ブログ

521件の記事があります。

2019年11月08日立冬(りっとう)

皇居外苑バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 皇居外苑・北の丸公園の紅葉 / 秋の花

11月8日は二十四節気でいう立冬です。立冬とは、冬の気配を感じ始める頃を指しています。

公園内では紅葉する葉の数が増え、ツワブキやサザンカが咲き始めました。

それでは、北の丸公園の自然状況をお知らせします。

ツワブキ(2019.11.7管理事務所付近にて撮影)

キク科に分類され、日本では福島県・石川県の以西から四国・九州にかけての海岸や崖の上に生えます。

花は10月頃から12月頃に咲きます。

名前の由来は、津(つ:海辺などのこと)に生え、葉に艶(つや)があることから、津葉(つは)・艶葉(つやは)などと呼ばれ、葉がフキに似ていることから"ツワブキ"と呼ばれるようになりました。

サザンカ(2019.11.7芝生地付近の林にて撮影)

ツバキ科に分類され、日本では山口県から四国・九州・沖縄にかけての林の内部や縁に生えます。

花は10月頃から12月頃に咲きます。

名前はツバキの漢字名である山茶(さんさ)から由来し、最初の頃は山茶花(さんざか)と呼ばれていましたが、江戸時代あたりから"サザンカ"と呼ばれるようになりました。

植物の紅葉や実の状況(2019.11.7芝生地周辺にて撮影)

日々、葉が紅葉する割合が多くなっているように見受けられます。

※北の丸公園の紅葉時期は、例年11月下旬から12月上旬頃です

天気の良い日に屋外で過ごすには良い季節となりました。この機会に、北の丸公園で花と紅葉探しの散策や芝生地などでのピクニックはいかがでしょうか。

※沢山の落ち葉やドングリなどが落ちている季節ですので、ご来園の際は転倒しないよう足下にご注意ください

環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内 

開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。

(順不同)

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2019年10月31日吉祥草(きちじょうそう)

皇居外苑バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 皇居外苑・北の丸公園の紅葉 / 秋の花

公園内では紅葉している植物たちの色が徐々に変化し、秋に色付く実も目立つようになりました。そんな中、ふと足下に目をやると花が咲いていました。

それでは、北の丸公園の花と自然状況をお知らせします。

キチジョウソウ(2019.10.30管理事務所付近にて撮影)

クサスギカズラ科に分類され、日本では関東から九州にかけての野山や林に生えます。

花は8月頃から10月頃に咲きます。

名前の由来は、この植物を植えた家に「吉祥(めでたい兆し)があると花が咲く」という言い伝えから付いたとされています。

タイワンホトトギス(2019.10.30芝生地付近の林にて撮影)

台湾原産の植物で、ユリ科に分類されています。

独特な模様の花が9月頃から10月頃に咲きます。

名前にあるホトトギスとは鳥類のホトトギスのことで、その腹や尾の羽根の模様が、この花の模様に似ていることが由来とされています。

タイワンホトトギスと鳥類のホトトギスの比較図

園内の紅葉状況(2019.10.30芝生地周辺にて撮影)

本格的な紅葉はまだ先ですが、日々、葉の色が変化しているように見受けられました。

※北の丸公園の紅葉時期は、例年11月下旬から12月上旬頃です

天気の良い日に屋外で過ごすには良い季節となりました。この機会に、北の丸公園で花と紅葉探しの散策や芝生地などでのピクニックはいかがでしょうか。

※沢山の落ち葉やドングリなどが落ちている季節ですので、ご来園の際は転倒しないよう足下にご注意ください

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2019年10月25日霜降(そうこう)

皇居外苑バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 皇居外苑・北の丸公園の紅葉

10月24日は二十四節気でいう霜降でした。霜降とは、秋も深まり霜(しも)が降り始める頃を指しています。

公園内ではハナミズキが紅葉し、秋に色付く実も鮮やかになりました。

それでは、北の丸公園の自然状況をお知らせします。

ハナミズキの紅葉(2019.10.23吉田茂像付近にて撮影)

10月の中旬頃から紅葉していたハナミズキですが、そろそろ落葉が目立つようになってきました。

日本武道館前イチョウ並木とモミジ林のモミジ(2019.10.23日本武道館前と芝生地付近にて撮影)

イチョウ並木は木によって色の変化がまばらですが、モミジは枝先の葉色が僅かに変わり始めています。

ピラカンサ・モッコク・クロガネモチ・サンシュユの実(2019.10.23芝生地周辺にて撮影)

これらの植物は園内の様々な場所に植えられており、いずれも赤い実を付けています。

「暑さ寒さも彼岸まで」と称されるよう、外出しやすい季節となりました。この機会に、北の丸公園で秋探しの散策や芝生地などでのピクニックはいかがでしょうか。

※沢山の落ち葉やドングリなどが落ちている季節ですので、ご来園の際は転倒しないよう足下にご注意ください

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2019年10月18日花の香り

皇居外苑バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 季節の便り / 秋の花

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

公園内ではキンモクセイやアベリアが開花し、周辺に香りが漂っています。

キンモクセイ(2019.10.16管理事務所付近にて撮影)

モクセイ科に分類される中国原産の植物で、庭・公園・街路樹などに幅広く植えられます。

花は9月頃から10月頃に咲き、甘い香りが特徴です。

キンモクセイは、同じモクセイ科に属する「ギンモクセイ」と呼ばれる植物の"変種"とされています。

キンモクセイの樹皮(2019.10.15管理事務所付近にて撮影)

名前の由来は、樹皮がサイの皮膚に似ていることからと付けられたとされています。

 ※木犀(もくせい):犀の文字が動物の"サイ"のことを指しています

なお、キンモクセイが日本に渡来した当時、花付きが良かった雄株(オス)のみが好まれたこと、また、挿し木という手法で簡単に増やせたことから、現在の日本で見かけるキンモクセイは、ほとんどが雄株(オス)とされています。

アベリア(2019.10.16北の丸休憩所付近にて撮影)

スイカズラ科に分類される植物で、イタリアで作り出された園芸品種です。

公園や街路に植えられ、花は5月頃から10月頃までの長い期間咲き、香りも持っています。

アベリアはウツギに似た姿と、花が散った後も残る萼(がく)が正月で遊ぶ「羽根突きの羽根」に似ていることから、ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)とも呼ばれています。

キンエノコロ(2019.10.16吉田茂像付近にて撮影)

イネ科に分類される植物で、日本全土の道ばたや荒れ地などに生え、穂は8月頃から11月頃に見られます。

エノコログサの一種で、穂が成熟してくると金色に見えることからキンエノコロという名が付けられたとされています。

エノコログサは漢字で狗尾草と書きます。

狗(えのこ)とは"子犬"のことを指し、また、尾(お)の発音がなまって"ろ"になったため、エノコロと呼ばれたとされています。

キンエノコロ、エノコログサともネコジャラシという別名を持っていますが、それは、ヒトがこれらの穂を使って猫をじゃらして遊ぶ様を言語化したものとされています。

気温もだいぶ涼しくなり、歩きやすい時期となってきました。

今回ご紹介した花以外にも、スイフヨウやタイワンホトトギスが開花・葉の色が変わりはじめ、実も赤くなりつつあります。

これらの植物巡りの散策を北の丸公園でいかがでしょうか。

※暑い時期は過ぎたようですが、念のための熱中症対策・虫刺され対策は十分にお願いします

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2019年10月11日寒露(かんろ)

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10月8日は二十四節気でいう寒露でした。寒露とは、晩夏から初秋にかけて草木に付く冷たい露のことを指します。

それでは、北の丸公園の自然状況をお知らせします。

公園内では、ハゼノキやニシキギなどの葉の色が変わり始めました。また、ツルボやミズヒキなどが開花しています。

葉の色が変わり始めた植物(2019.10.5芝生地周辺にて撮影)

ハゼノキやニシキギは秋の紅葉が美しい植物ですが、イチョウやムクロジなどはまだ色が変わっていません。

ツルボ(2019.10.8吉田茂像付近にて撮影)

キジカクシ科またはユリ科に分類され、日本全国の山野、土手、道端などに幅広く生える植物です。

花は8月頃から9月頃に咲きます。

名前の由来は、細い茎を"つる"にたとえ、その先に穂を付けることから"蔓穂:つるぼ"という説と、穂が"連なるように"立って咲くことから"連穂:つるぼ"という2つの説があります。

別名サンダイガサとも呼ばれておりますが、これは花が集まった穂の形状が、宮中や朝廷に出仕する公家が従者に持たせていた参内傘(さんだいがさ)に似ていることから付けられたとされています。

ミズヒキ(2019.10.9千鳥ヶ淵沿いの歩道にて撮影)

タデ科に分類され、日本全土の山野や草地に分布する植物で、花は8月頃から10月頃に咲きます。

名前の由来は咲いている花の上が赤色、下が白色になることから、紅白の水引に例えたとされる説と、花が終わった後の種がついた穂の形から水引に例えたとされる2つの説があります。

まれに白単色の花が咲くものがあり、そちらはギンミズヒキと呼ばれています。

※水引(みずひき)とは祝儀などの贈答品に掛けられる帯紐のことを指します

気温もだいぶ涼しくなり、歩きやすい時期となってきました。

公園内では、今回ご紹介した植物以外も花が咲いていますので、それらの花の観察や秋探しの散策などに、北の丸公園を訪れてみてはいかがでしょうか。

※暑い時期は過ぎつつありますが熱中症対策・虫刺され対策は十分にお願いします

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2019年10月04日紅白

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北の丸公園の自然状況をお知らせします。

公園内では植物が紅葉し始めました。また、タマスダレやヒガンバナなどの花を見ることができるようにもなりました。

ハナミズキの紅葉(2019.10.2吉田茂像対面にて撮影)

ミズキ科に分類される北アメリカ原産の植物で、公園や街路樹、庭木などに幅広く植えられます。

花は4月頃から5月頃に咲きます。

明治45年(1912年)に東京市がアメリカに送ったサクラの返礼として、大正4年(1915)に日本へ渡って来ました。

タマスダレ(2019.10.2第一駐車場付近にて撮影)

ヒガンバナ科に分類されるアメリカ原産の植物です。

花は9月頃から10月頃まで咲きます。

名前の由来は、白い花を"玉"に見立てた時、その周りに細い葉が集まる姿を"すだれ"に例えたことからとされています。

別名ゼフィランサスとも呼ばれています。

ヒガンバナ(2019.10.2芝生地付近にて撮影)

ヒガンバナ科に分類され、古代中国から日本へ渡来してきた植物です。

日本全国の人里近くに生え、花は9月頃に咲き、花が終わると葉が出てきます。

名前の由来は、秋の彼岸前後に花が咲くことからとされていますが、別名の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は古代インドの言語だった梵語(ぼんご)で、赤い花という意味をもっています。

朝晩は涼しく感じるようになり、また、ハナミズキの紅葉などからも秋を感じます。

そんな北の丸公園で、秋の花探しの散策などをお楽しみいただければと思います。

※暑い日がまだあるようですので、熱中症対策・十分な虫刺され対策をなさってお越し下さいませ

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2019年09月13日花と実

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北の丸公園の自然状況をお知らせします。

先日の台風の影響で公園内でも多くの葉や枝が落ち、開花していた花が散ってしまった植物もありました。

今回は、それに代わるように咲き始めたり、強風に耐えながらも実を付けている植物たちをご紹介します。

※樹木に折れ枝が掛かっていたり、草むらに枝が落ちている場合があります

 順次撤去作業を進めていますが、公園内を散策の際は頭上や足下に十分ご注意ください

サルスベリ(2019.9.13日本武道館付近にて撮影)

ミソハギ科に分類される中国原産の植物です。

日本では庭や公園に幅広く植えられ、花は7月頃から10月頃まで見ることができます。

撮影前に開花していたピンク色の花は台風の影響で落ちてしまいましたが、それに代わるよう赤い花のサルスベリが咲き始めました。

クサギ(2019.9.10田安門付近にて撮影)

シソ科に分類され、北海道から沖縄にかけての山野に生えます。

花は7月頃から8月頃、実は9月頃から11月頃まで見ることができます。

クサギの花と実

芳香のある白い花と濃い色彩をもつ実とで、二度楽しむことができます。

チカラシバ(2019.9.10日本武道館付近にて撮影)

イネ科に分類され、北海道から沖縄にかけての野原や道端に生える植物で、刈りこみや踏みつけなどにも耐える強さをもっています。

穂は9月頃から翌年の1月頃まで見ることができ、コップを洗うブラシのような大きさとなります。

漢字では力芝(チカラシバ)と書きますが、これは引き抜くときに力が必要なことから付けられたとされています。

エノコログサ類とチカラシバのを比較 

同じイネ科に分類されるエノコログサ類の穂と比較すると、チカラシバの穂は2倍程度大きいです。

公園内ではセミとコオロギの鳴き声が同時に聞こえるようになり、また、秋にむけての植物たちが伸びてきていますので正に、季節の合間にあると言えましょう。

そんな北の丸公園で、一足早い秋探しの散策などをお楽しみいただければと思います。

※しばらくの間は暑い日が続くようですので、熱中症対策・十分な虫刺され対策をなさってお越し下さいませ

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2019年09月06日白露(はくろ)

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9月8日は二十四節気でいう白露にあたります。秋らしい気候となり、草木に朝露が付く頃とされています。

それでは、北の丸公園の自然状況をお知らせします。

公園内は今も夏の緑が真っ盛りですが、ススキが穂を出し始め、キノコも数多く生えています。

ススキ(2019.8.19池周辺にて撮影)

イネ科に分類され、東アジアに広く分布する植物で、花は9月頃から10月頃に咲きます。

日本では全国の山地から土手にかけて幅広く生えますが、ヒトの生活環境に身近で、ヒトに多く利用される植物だったため園芸用の品種もあります。

別名茅/萱(かや)とも呼ばれ、かつては茅葺き屋根、炭俵、草履などの材料として多く利用されていました。

なお、イチイ科の榧(カヤ)も同じ読み方をしますが、そちらは全く別の植物です。

葉の縁にある鋸歯といわれる部分が鋭いため、皮膚が切れてしまう場合があります。観察の際は十分ご注意ください。

イチイ科の榧/カヤ(2019.9.2気象観測露場付近にて撮影)

こちらが、樹木の榧です。ススキと同様、葉に鋭い部分があるため、観察の際はご注意ください。

様々なキノコ類(2019.9.2芝生地付近の林にて撮影)

まだまだ、キノコのシーズンは続きます。

※キノコは分類が難しい生きものです

無毒のキノコに似た有毒なキノコも数多くあり、中には触れるだけで危険なものもありますから、見つけた際は観察のみにとどめるようお願いいたします

また、いわゆるキノコ部分(子実体)が一日程度で胞子の散布を終えて、しおれてしまう種類もありますので、これらのキノコを必ず見られるということではありません

続々と落ち始めたドングリの実(2019.9.2園内各所にて撮影)

クヌギ、コナラ、マテバシイなどの木の下にはドングリが落ちています。

ススキの穂、ドングリ、キノコといった生きものたちを見ると、日に日に秋が増していることを感じます。

そんな北の丸公園にて、一足早い秋探しの散策などはいかがでしょうか。

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2019年08月30日色変わり

皇居外苑バックナンバー2019 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 季節の便り

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

公園内は夏の緑が最盛期を向かえており、美しい花と実を見ることができます。

スイフヨウ(2019.8.19日本武道館付近の草地にて撮影)

アオイ科に分類される、中国原産の植物です。

写真はアオイ科フヨウの八重咲き品種のもので、花を観賞する庭木として植えられ、8月頃から10月頃に花を咲かせます。

漢字では酔芙蓉と書きますが、これは最初に白い花を咲かせ、その後ピンク色になってしぼむという色変わりの特徴を、お酒に酔うと顔が赤くなるヒトに例えて付けられたとされています。

開花したスイフヨウの色を比較(2018.10.5日本武道館付近にて撮影)

コムラサキ(2019.8.28芝生地付近の林にて撮影)

シソ科(旧クマツヅラ科)に分類され、本州から九州にかけての里山に生えます。

また、その美しい紫色の実を鑑賞するために庭木としても植えられ、10月頃に実が色付きます。

親戚とされる近い種類のシソ科ムラサキシキブと比較すると、コムラサキの実は写真のように密集するので見分けることができます。

ムラサキシキブ(2019.8.28芝生地付近の林にて撮影)

ムラサキシキブも実をつけていますが、まだ色は緑色です。なお、先に申し上げたよう、コムラサキとは違って実は密集しません。

フユサンゴ(2019.8.28大イチョウの根元にて撮影)

ナス科に分類され、アジア・アフリカ地域が原産です。

実を鑑賞するための植物で、黄色からオレンジ色といった順に色を変えながら熟していきます。

主に鉢植えにされ、8月頃から12月頃までの間、実を付け続ける特徴があります。

落ち始めたマテバシイの実(2019.8.28気象観測露場付近にて撮影)

緑色から茶色に変わったドングリが、歩道上に落ちていました。

コムラサキの実の色変化を見かけたり、マテバシイの木がドングリを落としはじめると、季節の移ろいを肌で感じるようになります。

また、この時期ならではのイベントを実施する施設もありますので、そちらへの参加と共に北の丸公園での自然観察もいかがでしょうか。

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2019年08月22日処暑(しょしょ)

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8月23日は二十四節気でいう処暑にあたります。暑さがおさまり、木の実を含む穀物類が実り始める頃とされています。

公園内の樹木でもドングリが大きくなり、草地ではバッタたちの姿を見かけるようになりました。

それでは、北の丸公園の自然状況をお知らせします。

マテバシイ(2019.8.21 芝生地にて撮影)

ブナ科に分類され、九州から沖縄の沿岸に生えます。

公園樹や街路樹として幅広く植えられており、9月頃から10月頃に実が熟し、樹木の下に縦長のドングリを落とします。

クヌギ(2019.8.21日本武道館付近にて撮影)

ブナ科に分類され、本州から九州の里山に生えます。

植林されて栽培されることもある樹木で、10月頃に実が熟し、樹木の下に丸いドングリを落とします。

コブシとツバキの青い実(2019.8.21気象観測露場付近にて撮影)

モクレン科のコブシとツバキ科のツバキが青い実をつけています。また、この他にも公園内では様々な植物が実をつけています。

様々なバッタ(2019.8.20日本武道館付近の草地にて撮影)

日本武道館と吉田茂像の間の草地帯を歩くと、大きなバッタたちが足元から飛び出すようになりました。

まだ暑い日が続き、セミも盛んに鳴いていますが、木々の実りやバッタたちを見かけるようになると秋が近いことを感じます。

また、この時期ならではのイベントを実施する施設もありますので、イベントの参加と共に北の丸公園での自然観察はいかがでしょうか。

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