国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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バックナンバー2008

34件の記事があります。

2008年10月15日北の丸公園の秋(その4)

皇居外苑バックナンバー2008 / 北の丸公園ブログ / 秋の花

 明け方まで降っていた雨もあがり、午後からは爽やかな青空になりました。
 今年の秋の深まりは昨年と比べ、早いように感じられます。晩秋を感じさせる木々の装いがちらほらと見かけられます。

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「サザンカ(ツバキ科の常緑樹)」の花が千鳥ケ淵側の丘で何輪か咲き出しました。

赤い果実を続けてご紹介しましょう。いずれも晩秋に1cmに満たない大きさで赤くなるもの。まずは「サンシュユ(ミズキ科)」の実。背景は田安門です。

「ピラカンサ(バラ科)」の実。池西側道路沿い。

「クロガネモチ(モチノキ科常緑高木)の実。園内のあちこちで見かけられます。

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2008年10月10日北の丸公園の秋(その3)

皇居外苑バックナンバー2008 / 北の丸公園ブログ / 皇居外苑・北の丸公園の紅葉 / 秋の花

 今日は久しぶりに朝から気持ちのいい秋晴れの日です。ここのところ、朝方寒い日が続いていたせいかめっきり秋めいてきたように感じます。公園内の木々にも秋が感じられます。

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あれ、これって紅葉しているんじゃあ!?。昨年も紹介したニシキギ(ニシキギ科の落葉低木)です。車道沿いの、日が当たり風通しのいい場所にある2本が紅葉しています。園内のものはまだ全然なんですが--。


5月13日のこのブログでも花を紹介したエゴノキの実が鈴なりになっています。園路に落ちだしました。中央樹林帯。

ユズリハ(ユズリハ科の常緑高木)の実です。正月飾りの縁起物として、シダのウラジロと一緒の葉がこのユズリハです。科学技術館近傍。

ウメモドキ(モチノキ科の落葉小高木)の実です。赤く熟した5mmほどの小さな実。初夏咲く花は小さく、花よりも実を鑑賞するため植えられることが多いそうです。

タチバナの実が色づいてきました。やっぱりミカンの仲間ですね。中央樹林帯。

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2008年09月24日北の丸公園の秋(その2)

皇居外苑バックナンバー2008 / 北の丸公園ブログ / 秋の花

 今日は、木々の緑と空の青さのコントラストが見事な秋晴れの一日です。秋分の日が過ぎ、園内でみられる秋の訪れを拾ってみました。

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ヒガンバナが満開です(清水門上の土手あたり)。

ヤマボウシ(ミズキ科の落葉高木。6月頃、白い花が咲く。)に直径1~3cm位の実がたくさんついています(中央の樹林帯)。もう少し赤く熟します。

ハナミズキ(ミズキ科の落葉高木)の赤い実。5mm程度の大きさです(吉田茂銅像の前あたり)。

クヌギ(ブナ科)の実、ドングリですね。

イチョウ並木の下にはギンナン。

サルビア・レウカンサの花。シソ科の多年草です。11月頃まで楽しめます。中央のレストハウス前。

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2008年09月22日北の丸公園の秋(その1)

皇居外苑バックナンバー2008 / 北の丸公園ブログ / 秋の花

 今日は朝から冷たい雨が降っています。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、秋分の日を明日に控え、北の丸公園の森も秋色に衣替えしようとしています。雨の合間の秋のスナップです。

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清水門上の土手で「ヒガンバナ」(ヒガンバナ科)が咲き始めました。アゲハ
が残り少ない日々を惜しむかのように忙しなく蜜を吸っていました。

園内のあちこちに「コムラサキ」(クマツヅラ科の落葉低木)の紫色の果実がみられます。6月頃、淡い紫色の小さな花を咲かせ、秋に果実を実らせます。同じ姿の「ムラサキシキブ」とは別種で、「コムラサキ」の方が果実が多く、こちらの方を植えていることが多いようです。

吉田茂銅像の裏手で「スイフヨウ」(アオイ科)の花が咲いています。初秋の花です。朝は白い花、午後にはピンク、夕方から夜にかけ赤くなるのが、酒飲みの顔がだんだん赤くなっていくのになぞらえ「酔(う)芙蓉」。

「カラタチ」の実もだんだん大きくなってきました。

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2008年07月04日北の丸公園夏模様(都会の「避暑地」)

皇居外苑バックナンバー2008 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

 7月に入り梅雨の晴れ間の日差しは真夏の強い日差しとなってきました。
 北の丸公園は中央に池と芝生を配した「森林公園」というコンセプトで整備されています。この緑の効果か昨年の環境省の発表によれば、北の丸公園の8月の気温は周辺市街地と比べ2℃近く低いことが報告されています(*1)。
 今回は夏の森林公園=避暑地というイメージで、シャッターを押しました。

 *1 環境省報道発表資料平成19年10月4日「皇居におけるクールアイランド 効果の観測結果について」

http://www.env.go.jp/press/8870.html


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2008年06月24日北の丸公園夏模様(久しぶりの晴天)

皇居外苑バックナンバー2008 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

 このところ雨続きでしたが、久しぶりの強い日差しです。
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芝生では子供たちの楽しげな声。


「ナツツバキ」です。ツバキ科の落葉高木。5cm程度の花で朝に開花し、夕方には落下する一日花です。


吉田茂像裏にあるナツツバキの根本。


「ムクゲ」の花が2,3輪ですが咲き始めました。アオイ科の落葉低木です。これも朝、花が咲き夕方にはしぼんでしまう一日花ですが、花が次々に咲き、花期が長いのが特長です。吉田茂像の近く。


「クチナシ」の花。アカネ科の常緑低木。これは八重で園芸品種ですね。中央の休憩所の前。


以前紹介した「ハクウンボク」に実がついていました。9月頃、果皮が裂けて種子が落下します。

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2008年06月10日北の丸公園夏模様(梅雨の晴れ間)

皇居外苑バックナンバー2008 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

 今日(6月10日)はひさしぶりに朝から晴天です。夏らしい日差しがやってきました。梅雨の合間の晴天といったところですが、今日は暦をみると雑節(節分や八十八夜、土用など二十四節気以外の気候の変わり目)でいうところの「入梅」だそうです。立春から数えて135日目に当たる日をさすとか。そういえば梅雨の花の代表格が見頃になってきました。

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「アジサイ」の花。園内各所。

「ガクアジサイ」の花。こちらのほうが日本原産で、ガクアジサイを改良したものが一般的に植えられている球状のもの。園内各所。

ふと見るとガクアジサイの花でバッタが休憩中。まだ幼虫ですね。

「キンシバイ」の花。オトギリソウ科の半落葉低木。管理事務所前。

「ヒドコート」の花。キンシバイを園芸用に改良したものです。花を大きく花数も多くしました。といっても写真ではわかりませんね。中央の休憩所前。 

同じくオトギリソウ科の半落葉低木である「ビョウヤナギ」の花。

「ビョウヤナギ」の花のアップ。長い雄しべが特徴的ですね。別名「金糸桃」というのも納得。中央の休憩所横の橋のたもと。

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2008年05月26日北の丸公園夏模様("本格的な"夏、近し)

皇居外苑いきもの / バックナンバー2008 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 春の花

 本日、東京は朝から快晴です。最高気温が28℃まであがるとの予報です。園内にはシオカラトンボが舞い始め、6月の花も咲き始めました。いつの間にか"本格的な"夏がすぐそこに来ているようです。
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「タイサンボク」の花が咲き始めました。10m以上の高い木の梢に上向きに10cm以上の大きな花が咲いています。モクレン科の常緑高木。北アメリカ原産で明治の始め頃、日本に入り、新宿御苑に植栽されたとか。木の下に行くといい香りがしますが、香水で使われるマグノリアの香りがこれです。吉田茂像周辺。

「タチアオイ」の花。アオイ科の多年草で6~7月にかけて紅やピンク、紫など多彩な花が次々と咲いていきます。草丈は1~3mで茎は直立しています。田安門外の靖国通り側。

「ブラシノキ」の花。フトモモ科のオーストラリア原産の常緑小高木。試験管ブラシの毛にみえるのは雄しべの花糸です。この紅色で虫をひきつけるのですが、受粉させればいいのだから花びらでなくてもいいということなのですね。吉田茂像裏手。

カルガモが池の縁をのんびりとお散歩していました。近寄っても逃げません。

ふと見ると池の周りの「アジサイ」が咲き始めています。園内の散策路はまだ蕾ですが、もうすぐ咲き出しますね。

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2008年05月21日北の丸公園夏模様(小満)

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 今日(21日)は二十四節気のひとつ「小満」。すべてのものが次第に成長し、天地に満ち始める頃、草木が生い茂る頃をいい、本来は麦の穂が少し満ちてくる頃ということで「小満」だそうです。
 北の丸公園もますます緑が濃くなっています。昨日の大雨と打って変わって朝から快晴、芝生には親子連れの姿が目につきます。

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前回紹介した「エゴノキ」もあちこちで満開です。

「エゴノキ」の花びら。

中央樹林帯にある「タチバナ」の木にも花が咲いていました。ミカン科の常緑小高木。日本固有のカンキツで、京都御所紫宸殿の「右近の橘、左近の桜」が有名ですね。

「タチバナ」の花。文化勲章の形どおり。

「ヤマボウシ」の花。6月頃咲く花ですが少し早いですね。ミズキ科の落葉高木。4枚の花びらのようにみえるのは、花ではありません。本当の花は中央の黄色い部分で、小さい花が多数、球状に集合し、その外側に花々の下にあって、つぼみを包んでいたのが、4枚の白色の葉(総包片)です。「山法師」の頭巾のようにみえることからこの名がついたとか。中央樹林帯。

雑草ですが「コバンソウ」が園内のあちこちに。ヨーロッパ原産のイネ科の植物で明治時代に観賞用として持ち込まれたそうです。穂が卵状楕円形(虫がついているのではありません)。はじめは緑色ですが熟すと黄金色(?)。

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2008年05月13日北の丸公園夏模様("寒い"台風)

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 本日9時現在、台風2号が八丈島南東の海上を通過中。東京は風雨ともそれほど影響は受けてないようで、今、"冷たい"小雨が降っています。「冷たい」というのも気温が現在12℃!台風は夏のものですよね。台風がきて冬に逆戻りっていうのもなんともはや。
 初夏に咲く花々も面食らっているのではないでしょうか。
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「エゴノキ」。エゴノキ科の落葉高木。雑木林によくみられる木です。実に有毒物質であるサポニンが含まれており、その味が「えぐい」からエゴノキとか。中央の樹林帯。

「ガマズミ」。スイカズラ科の落葉低木。萌芽再生力が強く二次林によくでるそうです。名前の由来はよくわかりませんでした。園内各所。

「カルミヤ」。ツツジ科の低木で北米原産。アメリカシャクナゲとかハナガサシャクナゲとも。パラソル型の花がきれいですね。休憩所前。

「タニウツギ」。スイカズラ科の落葉低木。幹や枝が中空になること、谷間に自生することから「谷空木」。千鳥ケ淵側丘。

「ピラカンサ」。バラ科の常緑中高木。秋、赤い実を沢山つける姿が印象的ですが、この時期の沢山の白い小さな花も見事です。池西側道路など。

1月から2月にかけて黄色い透き通った花をさかせていた「ロウバイ」の実です。花から想像がつかないユニークな実ですね。休憩所前。

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