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里海創生支援モデル事業の紹介 地域連携による環境学習のあり方検討事業(スナメリとともにくらせる大村湾づくり)

このページは、里海創生支援モデル事業における活動内容の紹介を行い、これから里海創生活動に取り組もうとされている方々や、取り組んでいる方々との情報交流を行うことを目的としています。

クリックすると、各里海創生活動を見ることができます。
里海創生支援モデル事業名
地域連携による環境学習のあり方検討事業
(スナメリとともにくらせる大村湾づくり)
事業年度
平成20年度
里海創生支援モデル事業海域の概要

大村湾は、長崎県の本土の中央に位置し、その大きさは、南北25km、東西12kmとやや細長く、面積は約320km2で、滋賀県の琵琶湖の2分の1ほどの大きさである。深さは、最大で54m、平均で15mほどの比較的浅い海である。

大村湾地図
類型区分
流域一体型
活動の目的

大村湾を里海として再生を行うために、地元自治体、住民、NPO団体等の参加のもと、スナメリの観察会をとおして環境体験のあり方の議論を深めつつ、里海として創生を図る。

主な活動内容

(1)環境学習モデル事業「スナメリウオッチング」の実施

(2)地域連携<による環境学習>のあり方検討会の実施

主な成果や課題

【成果】
地域連携のあり方検討会において、里海創生の視点である「ふれあい」を進めるうえで、重要な役割を担う地域指導者(初等教育従事者等)から、環境学習の実施課題や必要な支援についての意見を収集することが出来た。

【課題】
地域連携のあり方検討会において抽出された課題のうち、①連携の必要性、②情報の提供や支援、③事前調査や指導者のスキルアップ、の3つの課題について、以下のとおり、解決へ向けた今後の方向性を示す。

  • 1.連携の必要性
    自然環境学習の推進のために必要な、住民、環境団体、自治体間の連携体制を構築、推進するため、「大村湾環境ネットワーク(H17.4設置)」等の既存の枠組みへの参加を呼びかけるとともに、その積極的な活用により、環境保全活動に携わる人々の底辺を広げる。
  • 2.情報の提供や支援
    地域環境保全活動の基本的な方針を共有し、個々の活動を連携するため、県のホームページ(「大村湾のスナメリ」)や地域情報紙(「スナメリかわら版」)等の活用により、環境学習会や清掃活動等へ参加などの実践活動につなげていく。
  • 3.事前調査や指導者のスキルアップ
    効果的、効率的な環境学習会を実施するため、指導者のスキルアップが必要である。このため、長崎県が作成した大村湾の解説書(「大村湾再発見ガイドブック」)等の紹介や県や教育委員会等が開催する指導者層を対象とした環境学習会等によりスキルアップを図る。
活動団体
長崎県環境政策課(外部リンク) 印は実施主体を示す