このページは、里海創生支援モデル事業における活動内容の紹介を行い、これから里海創生活動に取り組もうとされている方々や、取り組んでいる方々との情報交流を行うことを目的としています。
クリックすると、各里海創生活動を見ることができます。- 里海創生支援モデル事業名
- 七尾湾里海創生プロジェクト
- 事業年度
- 平成20年度、平成21年度
- 里海創生支援モデル事業海域の概要
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七尾湾は、能登半島の基部の東側にあり、七尾市、穴水町により囲まれている湾である。湾内には、能登半島に抱かれるように能登島があり、七尾湾を3水域(北湾、西湾、南湾)に分けている。風光明媚であり、大部分が能登半島国定公園に含まれている。日本海内湾の大規模アマモ場であり希少種が多いとして、環境省の「日本の重要湿地500」に選定されている。
- 類型区分
- 体験型、漁村型
- 活動の目的
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七尾湾とその周辺海域において、地域住民の里海に対する意識の向上を図り、七尾湾を持続的に利用していくためのネットワークの構築をめざして、必要となる現地調査及びワークショップや体験学習プログラムなどのモデル事業を実施する。
- 主な活動内容
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【平成20年度】
- (1)七尾湾里海創生プロジェクト運営委員会の設置
- (2)既存情報の集積、整理
- (3)現地調査(水質・底質)
- (4)里海創生モデル事業
- 1.七尾湾に関する住民の意識調査
- 2. 体験活動
- 3. ワークショップ・学習会の開催
【平成21年度】
- (1)七尾湾里海創生プロジェクト運営委員会の設置・運営
- (2)既存情報の集積・整理
- (3)現地調査(海岸の改変状況)
- (4)里海創生モデル事業
- 1. ワークショップ
- 2. 体験学習プログラム
- (5) 里海づくりマニュアル(素案)の改善事項等の提案
- 主な成果や課題
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【成果】
行政、大学、研究機関、地元事業者や漁業者が参画する運営委員会を設置し、事業を実施することで、七尾湾に関わる多様な主体が対話するきっかけとなった。ワークショップにより七尾湾に関する情報を共有するために、写真展の実施、『七尾湾里海マップ』の作成が行われ、里海創生活動の議論が深められた。さらに、住民意識調査の結果から里海の利用・管理体制の必要性について示唆された。
「里海シンポジウムin七尾湾」や体験学習会などにより、県民の間で「里海」に対する認知度は高まっていると思われる。
なお、里海創生支援モデル事業の他にも、参加団体において里海に関連する活動が行われている。七尾湾里海マップ(おもてPDF:3,958KB(リンク:石川県))
七尾湾里海マップ(うらPDF:4,380KB(リンク:石川県))
【課題】
海への理解向上のためには、今後も活動の継続が必要であり、また、里海と里山との連環についてなど、調査や研究も必要である。これからの里海創生活動を検討する際には、現時点での課題を再確認し、それに応じた活動が求められる。 - 活動団体
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石川県(外部リンク)
- ・七尾市(外部リンク)
- ・穴水町(外部リンク)
- ・金沢大学能登里山マイスター養成プログラム(外部リンク)
- ・金沢大学能登半島里山里海自然学校(外部リンク)
- ・国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(外部リンク)
- ・のと海洋ふれあいセンター(外部リンク)
- ・能登島ダイビングリゾート(外部リンク)
- ・株式会社御祓川(外部リンク)
- ・地元漁業者