新宿御苑内の施設のご案内
温室
大木戸門から入ると、まず目にするのは、光り輝くガラスの温室です。2,750平方メートルもの広さの温室内には、様々な植物が展示されています。展示内容は、山岳地帯の熱帯植物や沖縄・小笠原の亜熱帯植物、熱帯低地の熱帯植物など、複数のセクションに分かれています。
また、新宿御苑では、熱帯植物や亜熱帯植物を中心に約2,700種を栽培するほか、日本植物園協会の植物多様性保全拠点園として、絶滅危惧種の生息域外保全にも取り組んでおり、温室内でも絶滅危惧種の植物を鑑賞することができます。
11月には洋らん展を開催し、洋らんの愛好家からの応募作品約200鉢の他、新宿御苑で栽培している洋らんを展示しています。詳細は<行事カレンダー>よりご確認ください。


旧洋館御休所
旧洋館御休所は、天皇陛下や皇族が旧温室で植物を観賞する際の休憩所として1896(明治29)年に建てられました。建物は宮内省匠寮(設計責任者:片山東熊)により設計され、スティックスタイルと呼ばれる建築様式を基調とした木造の洋館です。
1924(大正13)年の改修でほぼ現在の姿になり、大正期には、当時の日本では新しいスポーツだったゴルフやテニスのためのクラブハウスとして、皇太子(後の昭和天皇)をはじめとした皇族の方々に頻繁に利用されていました。
1945(昭和20)年の東京大空襲により多くの建物が焼失した中で、この旧洋館御休所は戦火を免れ、皇族が度々訪れていた時代をしのぶ貴重な遺構であるとともに、新宿御苑内で最も古い建物の一つとなっています。
戦後は長く管理事務所として使用されていましたが、現存修復工事を経て、2001(平成13)年4月29日のみどりの日より一般公開が始まりました。意匠的に優れ、高い価値があること、また、明治大正期の皇室関係の庭園休憩施設として唯一の遺構であることから、同年10月に国の重要文化財に指定されました。
1924(大正13)年の改修でほぼ現在の姿になり、大正期には、当時の日本では新しいスポーツだったゴルフやテニスのためのクラブハウスとして、皇太子(後の昭和天皇)をはじめとした皇族の方々に頻繁に利用されていました。
1945(昭和20)年の東京大空襲により多くの建物が焼失した中で、この旧洋館御休所は戦火を免れ、皇族が度々訪れていた時代をしのぶ貴重な遺構であるとともに、新宿御苑内で最も古い建物の一つとなっています。
戦後は長く管理事務所として使用されていましたが、現存修復工事を経て、2001(平成13)年4月29日のみどりの日より一般公開が始まりました。意匠的に優れ、高い価値があること、また、明治大正期の皇室関係の庭園休憩施設として唯一の遺構であることから、同年10月に国の重要文化財に指定されました。


玉藻池
玉川上水の余水を利用してつくられたこの池は、かつて内藤家の屋敷地内にあった風光明媚な庭園「玉川園」の一部でした。玉藻池の畔には当時、内藤家の屋敷がありました。

旧御凉亭(台湾閣)
裕仁親王(のちの昭和天皇)のご成婚を記念し、1927(昭和2)年に当時の台湾在住の邦人有志が寄贈した建物。清王朝中期以来、台湾で用いられたビン南式の特徴を取り入れた、日本では数少ない本格的中国建築のひとつです。

インフォメーションセンター
新宿御苑を訪れる際は、まずはここに立ち寄るのがおすすめです。新宿御苑の歴史や季節の見どころなどの情報を入手できるほか、全国にある国立公園の魅力について、シアターや体験型デジタルコンテンツ、案内カウンターなどで発信する「National Parks Discovery Center」を併設。また、新宿御苑や国立公園の関連商品が並ぶ物販コーナーや、自然を題材とした写真や絵画などの作品を展示するアートギャラリーもおすすめ。
無料Wi-Fiも利用できます。


新宿御苑ミュージアム
令和4年に開館した施設です。かつての皇室庭園で国内屈指の近代西洋庭園でもある新宿御苑の歴史・文化を、音声や映像を使って詳細にわかりやすく展示しています。


森の家(西休憩所)
母と子の森での自然体験をもっと楽しんでいただくための施設です。休憩所内の展示では、当該エリアで見られる動植物や観察のヒント等をご紹介しています。自然をテーマにした絵本や、触れる展示など、小さなお子様も楽しんでいただける仕掛けがたくさん!母と子の森の散策前にぜひお立ち寄りください。

新宿御苑コワーキングスペース
都心に残された貴重なオアシスである新宿御苑の自然情緒を感じつつ、リモートワークを行う需要を踏まえ、来園者にこれまでになかった新たな仕事環境を提供するために運営するコワーキングスペースです。
窓からは日本庭園の美しい緑を望むことができます。
※予約制となっています。詳細は<こちら>

